

バ霊「透明ちゃんの入院の日にね~

それはそれは、先生たちも緊張しちゃって、
救急玄関まで、迎えに行ってたわよぉ~
」

透明「えっ
そうなんですか



(いずな婆さんって・・・どんだけ・・・
)」

バ霊「それでね
その後がまた凄くて


透明ちゃんの来た30分後に、もう一台
救急車が来たんだけど
そこに乗っていたのが、

まだ、5歳の男の子で、凄い暴れようだったの
」

透明「それは、痛みとかで、ですか
」

バ霊「そうじゃないのよ~

何か叫んでいて、大人二人がかりで抑えるのが
やっとって感じよ~
」
やっとって感じよ~

透明「・・・・
」

バ霊「それからは、先生たちもバタバタ

透明ちゃんも重症だし、その子も発狂してるし、
病院全体が、お祭り騒ぎだったのよ~
」

透明「(お祭りって・・・
)」

バ霊「でもね、でもね~

その子、診察室に入った途端、何事もなかった
ように、ピタッと普通に戻っちゃって

その上、その子

あっ
問題です 


その時、その子は、なんて言ったと思う~
」


透明「(うわ~っ
面倒くさい~
)



ここは何処
とか、何でここにいるの


とかですか
」


バ霊「うわっ
凄いじゃな~~~い 




正解~~~ 



あんた、さては超能力者だね
」

透明「・・・・
」

バ霊「そうなのよ~
救急車に乗ったのも、

暴れていたのも、覚えてないって言うんだから、
ビックリよねぇ~

その上、病院の検査では、目立った問題も
見つけられなかったらしいの
」
見つけられなかったらしいの

透明「えっ
でも、入院しているんですよねぇ
」


バ霊「そうなのよ~

これが変な話、退院をする日程を話すと、
またまた、大暴れでね
またまた、大暴れでね

先生たちも、首をかしげてるのよ~

一応、状況が変わらないから、色々と
検査は続けるみたいだけど、
よっぽど、あの子、家に帰りたくないのか

病院が好きなのねぇ~
」

透明「(いやいや、あなたじゃないんだから、
そんなこと、考えないでしょう
)」
そんなこと、考えないでしょう


バ霊「あっ
でも、今度の検査でも何も見つからなければ、


精神病棟へ移す、とか言ってたわよ
」

透明「

・・・おねぇ~さん
さっき、その子に何か

憑いているって言ってましたけど、
何か心当たりがあるんですか
」

バ霊「いやだ~~~~~っ
おねぇ~さんだなんて~

おねぇ~さんだなんて~

こんな、おばさんつかまえて、何も出ないわよ~



アメちゃんでも食べる~
あっ
おばちゃん


霊だからアメちゃん持ってなかったわ~
」


透明「(そ、そこ~
)」


バ霊「おばちゃんなんて、もう100歳近いんだから、
口やかましい、クソババアでもいいのよ~
」

透明「い、いや
」

バ霊「生きていた時なんて、きよこのおばはんの愛称で、
近所の子供達にも呼ばれてたから

きよちゃんとでも、呼んでよ~
」

透明「(すみません・・・心の中で愛称で呼んでました。
しかし・・・きよちゃん・・・ハードルたけ~っ
)
しかし・・・きよちゃん・・・ハードルたけ~っ

じゃ、じゃあ、き、きよちゃん
」

きよ「な・あ・に
透明ちゃん
」


透明「(何なんだ~
この会話
話が先に進まないんですけど~~~
)」


話が先に進まないんですけど~~~

ううっ
・・・脱線しすぎだよ~ 




続く ・・・。







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