

きよちゃんは、長い年月ここにいるせいで、
もう古霊になっちゃってるだろうから、
霊力は高いはず・・・その証拠に、
揚羽や六羽と物怖じせずに話している

(まあ、性格もあるのだろうけど・・・
)

そんなきよちゃんが、実態を視て取れない
ということは、普通の取り憑きによる
ものでは無いと考えた方が良いだろう・・・。
ものでは無いと考えた方が良いだろう・・・。
赤い煙・・・まさかとは思うが・・・

一度視にいった方が早いか・・・。
きよ「( ´Д`)=3はぁ ・・・。」
透明「
」

きよ「悩んでいる男って・・・素敵よねぇ~
」

透明「何の話ですか~
」

きよ「いやだ~
透明ちゃん照れてるの~


可愛いわねぇ~
」

まずい、このままペースを渡すと、話がドンドン
ソレて行ってしまいかねない

透明「きよちゃん

その子って、205号室だったよねぇ
」

きよ「そ、そうよ
」

透明「ちょっと、近くまで行ってくる
」

きよ「駄目よ
透明ちゃん
」


透明「えっ
」


きよ「行ってはダメ

私をおいて行かないで~
」

透明「(面倒くさい
)


とにかく、案内してください
」

きよ「は~い
」

身体が重い・
・・私はびっこを引きながら、

下の階にある205号室を目指す・・・

揚羽「ご主人、大丈夫ですか
」

透明「だ、大丈夫だよ
」

揚羽「も、も、もしよければ、私の肩につかまって
ください



倒れそうになった時には、私がむ、胸でキャッチ
しますので
あ、安心して
」
しますので


透明「いい
自分で歩けるから
」


揚羽「・・・・
」

透明「・・・・。」
揚羽「・・・・べ、別に、触って欲しいわけじゃ
ないんだからね
ないんだからね

ちょ、ちょっと、痛そうだったから、
助けてあげようと気を使っただけなんだからね
」


透明「はぁ~
・・・ありがとう


でも、リハビリを兼ねて、少しは自分で
歩かないといけないから
」

揚羽「・・・・
」

透明「・・・・。」
六羽「・・・・にぱっ
」

揚羽「こ、今回は、ゆ、ゆるしてあげる 
」


はぁ~
・・・きよちゃんが強烈すぎて忘れてた


ここにもメンドイのがいたんだった

痛みを我慢し、重い身体を引きずっている時には、
この二人のキャラは、重すぎるんですけど

そんなこんなで、205号室前・・・。
透明「あ、あれっ
ここって、もしかして・・・。


霊安室じゃ・・・
」

きよ「・・・・
」

えっ
どういうこと



その子って、霊ってこと

いやいや、そんなはずはない

救急車で運ばれて、暴れていたのを大人が押さえて
いたって、さっき言っていたし

ハッ
も、もしかして、その後・・・。


手遅れだったということなのか・・・
」

きよ「間違えた
」

「ドテッ
」

一同、大ズッコケ

透明「痛たたたたっ

どうしたら、病室と霊安室を間違えるんだよ~

色々と考えちゃったじゃないか~
」


きよ「だってほら
あたしも、いい歳のおばちゃんだから
」


そんなところで、おばちゃんカマスな~



揚羽「すみません
話していた時に、エレベータのボタン

間違えちゃったみたいです
」

透明「はぁ~
・・・頼むよ・・・
」


どっと、疲れが

気を取り直して、再度205号室前・・・。
透明「・・・・あの~・・・この部屋・・・
」

きよ「そうなのよねぇ~
ここも個室なのよ~
」


透明「と、言うことは
・・・その子に会うには、

部屋に入らないといけないってことだよねぇ
」

きよ「おばちゃんも、どうするのかなぁ~



って、思ってたのよ~
」

先に言ってくれよ~

きよ「そうだ
あんた、超能力者なんだから、

ちゅちょっと、何かできるんじゃないの
」

透明「ち、超能力者じゃないですから、何も
」

きよ「そうなの~
」

透明「はぁ~
」

何とか、ここまで会いに来たのに・・・

私も、よくよく考えれば、子どもと言えど、
暴れてしまうようでは、大部屋には入れられない
のに・・・はぁ~
・・・バカだ・・・。
暴れてしまうようでは、大部屋には入れられない
のに・・・はぁ~

透明「仕方がない
・・・帰ろ
」


その時 

205号室の扉が、スーッと開く 

続く ・・・。







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