

しばらくして・・・

少し落ち着いた佐喜さんに私から
話を切り出す・・・。
透明「佐喜さん
大丈夫
」


佐喜「は、はい
・・・すみません


あんなに取り乱してしまうとは・・・
」


透明「いや
私ももう少しちゃんと説明してから

調べればよかったよね
御免ね
」



佐喜「い、いいえ
・・・・あの~っ
」


透明「うん
今から説明するね
」


佐喜「何か、わかったのですか
」

透明「全てね
」

佐喜「
」

透明「まずは、この石版のことだけど、
正直、佐喜さんがケースに戻す際に
裏面に書かれている模様を見て
驚いたよ
」

佐喜「この模様ですか
」

透明「うん
この模様は、神事の際に用いられる
法陣なのだけど、こんな珍しい法陣は
私でも見たことが無い
」

法陣なのだけど、こんな珍しい法陣は
私でも見たことが無い

佐喜「法陣て・・・魔法陣とかいうヤツですか
」

透明「うん
まあ、そんな感じ
」


佐喜「・・・・・私・・・。」
あっ
忘れてた




そう言えば、佐喜さんて、大学の准教授だった

大学の准教授をしているのだから、非科学的なモノと
縁遠いのは当たり前なのに、私もいつものペースで
縁遠いのは当たり前なのに、私もいつものペースで
進めすぎてしまったかも

透明「佐喜さん、ごめんね

ちょっと非科学的すぎて、ついて行けない
」

佐喜「私
魔法陣とか凄く興味あります
」


透明「えっ
」


佐喜「私の父は、あまりこう言うようなことは
信じないのですが
私は、魔法とか魔法使いとか
魔法陣とか
科学では解き明かせない目に見えない

魔法陣とか

不思議なモノってあると思うんです



ですから、先生のお噂を聞いて、本当に今日は
ドキドキしていたんです

きっと、今回のこともこの世の不思議な現象が
関係していると思っていたんです
」


透明「そ、そうなんだ
」

ちょっと、ビックリした

さっきとは打って変わって、活き活きしている

でも、これはこれで話が早くて助かるのだけど・・・。
透明「コ、コホン



それじゃ~、続けるね
」

佐喜「はい
」

透明「この法陣は、神事の際に使われる法陣と言ったけど、
少し特殊なものなんだ

通常は、神と人をつなぎ、神様の力をお借りする
為にこの様な法陣式をもちいるのだけど、
為にこの様な法陣式をもちいるのだけど、
この法陣は、人に神を降ろす為のモノと
考えられる
考えられる

さっき、私が石版を調べる時にも、石版を使って
人に神を降ろそうとする儀式がビジョンとして
入ってきたから、間違いないと思うんだ
」

佐喜「人が神様になるということですか
」

透明「形的にはそうなるのだけど・・・。」
佐喜「
」

透明「この儀式は、神様を降ろす際、人間という器だけが
あれば良かったんだ

だから、その人の人格や意識、下手をすれば
魂自体は、空っぽにしなければならない
」

佐喜「それって、生け贄・・・
」

透明「そうなるね

だから、この石版を使った儀式は、人の魂を
消滅させ、残った器に神を降ろすという
儀式の為に使われたモノと考えた方が良いかも
消滅させ、残った器に神を降ろすという
儀式の為に使われたモノと考えた方が良いかも
しれないね
」

佐喜「そ、そんな
・・・そ、それで、儀式は
」


透明「ううん
幸い儀式は失敗だったみたいだよ
」


佐喜「よかった
」


透明「もともと、この法陣式には欠陥があったんだね

でも、そのことでもっと厄介な問題も生じた
みたいだけど・・・。」
佐喜「
」

透明「・・・まあ、この話は置いといて
少し話を戻そうか
」

次回、佐喜さんを襲ったモノの正体が明らかに 

続く ・・・。







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