亜魂の華 (あごんのはな)・9
佐喜「あっご、ごめんなさい
慌てていて先生に・・・」
透明「気にしなくて良いよ
それより、水は苦かったって本当」
佐喜「は、はい
もうこの世のモノとは思えないくらい
苦かったです」
透明「そっかそれじゃ~、もう一口飲んでみて」
佐喜「えっ」
透明「念の為だから、本当に少しでいいよ」
佐喜「は、はい・・・」
佐喜さんは、恐る恐るコップに口をつける・・・。
佐喜「」
透明「どう」
佐喜「う、うそあ、甘いです
どうしてさっきはあんなに
わ、私の口、おかしくなっちゃったんでしょうか」
透明「ううんそれで問題ないよ」
佐喜「えっ」
透明「それじゃ~、そろそろ説明しようかな」
佐喜「」
透明「佐喜さんは、最初に塩水を口に含んで、しょっぱい
感覚を味わったよね」
感覚を味わったよね」
佐喜「は、はい」
透明「その次に、砂糖とハチミツを入れる想像をした
この時に、口の中はまだ、塩味が残っていたと
想うんだ
そこに、砂糖とハチミツだから、正直言うと
真逆の味覚を求められる・・・。
この時、佐喜さんは心のどこかで、
塩と砂糖、ハチミツが混ざった味が想像できな
かったんじゃないかな」
かったんじゃないかな」
佐喜「」
透明「そこで、出てきた感情は
不味そう美味しくなさそう
だったと想うんだ」
佐喜「た、確かに、そんなこと感じていました」
透明「その感情は、佐喜さんの本能いわゆる
深層心理に影響を及ぼし、念として塩水に
とけ込んでいった・・・
だから、塩水は佐喜さんの想う不味い水に
変化し、とてつもない苦みをはらんだという
わけなんだ」
佐喜「で、でも、次には甘かったのは・・・」
透明「苦い水を飲んで、パニクった佐喜さんは
本能的に、美味しい水を求めた
本能的に、美味しい水を求めた
それが、苦みを消してくれる甘い水
だから、念はそれに答えて水を変化させた」
佐喜「そ、そんなことって」
透明「実際に、体験しちゃったんだから、あるという
ことだよね」
佐喜「うっ・・・そうですね・・・でも、
これって、私の味覚が変わったんじゃ」
透明「確かに、そう思うこともできるけど、
実際に、今、私がこの水を飲んでも、
きっと甘く感じると想うよ」
佐喜「そ、そうなんですか」
透明「うん」
佐喜「そ、そうなんだ・・・不思議・・・。」
透明「くすくすまあ、もちろん普通の水では
こうは行かないんだけどね」
こうは行かないんだけどね」
佐喜「えっ」
透明「さっき渡した、コップの水は、一度沸騰させ
水蒸気を集めた蒸留水それに、入れた粗塩はミネラルの強い
沖縄の塩なんだ
水蒸気を集めた蒸留水それに、入れた粗塩はミネラルの強い
沖縄の塩なんだ
念が水に浸透するには、条件があるんだ
水は、なるべく不純物の少ないもの
そして、塩は念を吸着させやすいミネラルが
豊富なものじゃないと、ここまでハッキリとした
豊富なものじゃないと、ここまでハッキリとした
変化はでないんだよ
もちろん、実験を行なっている佐喜さんの念も
強くないといけないのだけど、正直、ここまで
強くないといけないのだけど、正直、ここまで
変化の強い念を発しているのは、私としても
驚きなんだけどね」
佐喜「や、やっぱり私が・・・」
透明「まあ、かなり強い念が構成できるというのは
今の変化の度合いでわかったんだけど、今度は
その念が、何処まで外に影響を及ぼすモノなのかを
計ってみようか」
計ってみようか」
次回、念の体現力を計る実験です
続く ・・・。
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