


透明「は~い
それじゃぁ頑張ってね~
」


やっと風邪が治り
久しぶりの本調子


さくさくと順調に鑑定をこなし、最後のお客さんを
見送った私は、帰り支度を整えていた

「カラ~ン
カラ~ン
」


透明「んっ
誰か来たぞ


・・・鑑定今ので最後だったよな~
」

予約表を確認するが、確かに今のお客さんで
今日は終わりのはずだ・・・。
透明「誰か忘れ物でもしたかな
」

私は、帰り支度を止め扉をあける・・・

そこには、白いコートを着た女性がフードをスッポリとかぶり

こちらに背を向けしゃがみ込んで泣いている



透明「ど、ど、どうしたんですか



何かあったんですか
」

女性「ぐすっ・・・ぐすっ・・・。」
透明「もし良ければ、話してみてください

お力になれるかもしれませんし
」

女性「・・・ぐすっ・・・せ、先生に・・・。」
先生
私のこと
・・・お客さん



女性「透明先生に・・・ぐすっ

もてあそばれた~・・・ぐすっ・・・。」
透明「は、はい~っ
ち、ち、ち、ちょっと


そ、それって
ど、ど、ど、どういうこと
」


女性「ぐすっ・・・くすっ・・・・くすくすっ・・・
あはははははははははっ
」

透明「
・・・・そ、その声
円
」



円「あはははははははっ
お、おかしすぎる~っ


な~に~
その慌てよう~


マジうけだよ~っ
あははははははっ
」


透明「
・・・・・・こ、こ~の~っ
」




円「あはははっ
ゴメンゴメン


あまりにも単純で、こっちが我慢出来なかったよ
」


笑い転げる円を見て、からかわれたことより、
円がここにいる事実の方が気になり、段々嫌な予感が・・・



透明「そ、それじゃ~
円も気をつけて帰ってな~

」




円「お~い
ちょっと待~た~れ~よ~っ
」


何か、嫌な予感と共に



まじかる パフュ~ム~

スタートです

続く・・・。
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