

透明「う~ん、うまい

今日は、朝からお客さんにシュークリームを差し入れしてもらい
ウキウキ


透明「ん~んっ


シュークリーム大好物~

1番の好物を食べ終わり、お茶を飲みながら

次の鑑定は誰か


透明「あれ



今、1時10分、鑑定予約は1時からのはずだが

透明「う~ん、来ない・・・

どうも、鑑定を予約した事を忘れてしまったのか

1時半近くになってもまだ来る様子は無い

「トントン

一瞬、柳田さんが来たのかと思ったが、
どうやら次の人が来てしまったようだ

透明「やれやれ、完全にドタキャンみたいだな~

まあ、次の人も来ているので、気にせずに鑑定を始める私

午後4時

後は夜の数名を残すのみとなった所で、
「バタ バタ バタ



一馬「テンちゃーん


いやいや、居るから開いてるんでしょうが・・・


透明「一馬くん、こんな時間にどうしたの

一馬「あのねー、ドアの前で泣いてる人いるよ

透明「えっ


一馬「うん



テンちゃんに教えてあげようかと思って

透明「ありがとう


一馬「じゃーねー


一馬くんに言われ、扉の外の様子を見てみる

??「グスッ・・・グスッ・・・

透明「あれ


扉の前で泣いていたのは、ドタキャンだと思っていた柳田さんだった

しかし、最近泣かれたり、遅刻されたり多いな~

透明「どうしたの


柳田「先生~どうしよう


先生助けて~・・・グスン

透明「は、はい


柳田さんには、3歳になる娘さんがいます、
いったい何があったんだ

透明「とにかく、中に入って

柳田「すみません・・・

かなり動揺をしている柳田さんをなだめつつ、
鑑定室に入り話しを聞く事にした。
透明「さて、どうしたのか話してくれる

柳田「先生、遅刻までしてしまってゴメンなさい

どうやら、私の所に鑑定に向かっている時に

駅前で知らない女性に声をかけられ
話しを聞かされたらしいのだが

まあよくある話し、占いの勉強をしているから是非無料で
占いをさせてくれと言われたらしく、
まあ暇つぶしに時間もまだあるし付き合ってみようと、
占ってもらったところ

「あなたは、波乱に満ちた人生を送ります

な~んて脅され、その上
「あなたは、私では判断出来ない程の人だから、
今近くに私の先生がいるので、お代は頂かないので
一度みてもらってみませんか

などと、とにかく状況を不安と希望でかき回され
まんまとその先生の所へ連れていかれたらしい

要するに、その先生に娘が9歳まで生きられない
と言われたそうです

ただ、その理由として、名前が悪いから名前を変えれば助かる

と言うものらしく、助かる名前を考えてあげられるから、
「一度事務所にいらっしゃい

と名刺と事務所の占い料金表を渡されたらしい

しかし、凄い金額

古い名前の供養+改名代 ¥200000~
おいおい、どんだけだよ


人の弱い所を突いて不安を煽って・・・ゆるせんな~

でも、信じるなよ~


柳田「先生

本当に9歳まで生きられないんですか

透明「う~ん、そんなことは無いと思うけど・・・

柳田「お願いです


お願いします

透明「そこまで言うなら、ちゃんとみましょうね

まあ、子を想う母の気持ちは、海より深いって言うからな~。
一応しっかりみてみましょうか

木人図にアクセス

柳田さんの木人図より娘さんの木人図へ潜入

娘さんの人生を紐解きます

結果は、次回

続く・・・。