しょう爺あーっと宮古

宮古島ではじめたサードライフ。気が向くまま不定期に面白いことあったら伝えます。

エコなおうち

2011-01-31 16:50:37 | 旅先

ちょっと懐かしい「環境モデル都市」宮古島市も選定されていたのですね。

その一環で、環境省エコハウスモデル事業として建設された「エコハウス」が公開されています。

テーマは  すだ~す・うむやすや~(涼しく・安心快適な家)

めざすところは 「強烈な太陽と台風を友として豊かに暮らす家」  

冗談じゃねーぜ。誰が台風と友達になりたいもんかね。

んで、どこがエコハウスかというと

1.内装に杉材を使って湿度コントロールを向上

 2.穴のあいた花ブロックや半戸外空間で戸外の熱を遮断

3.開口部を多く取り、季節ごとの風向きに対応

4.エコ照明で年間4.3トンのCO2を削減(多分市内3棟分)

そこにとある人たちと1泊してきたというわけです。

外観の特徴は、木造本体を鉄筋コンクリートでくるみ、耐台風性を強化するとともに、戸外と住宅の間に半戸外空間を持たせて遮光・遮熱と接客のための空間を確保したこと。伝統的な間取りと合わせて、理想的な農家住宅をめざしたているとのことであります。

通気に考慮してある分とっても寒かった。

で~、参加した人達とは、例によってオトーリを回しながら世の中のつれづれについて鍋を囲みながら、うだうだと語ったというわけです。

当日の最大のエコは、その場で眠れて、二次会の場所も遠いため、オトーリを回しながら次から次へと沈没して、お開きが早く、移動量と酒量が減少したことだったとさ。チャンチャン。

参考までに、伝統的な間取りと風を考慮するとはどんなものかお見せしましょう。

確かに、各部屋はもう少し狭いけどこんな感じの旧家が多いかも。ちなみに離れはオジイ、オバァ用で、本人たちがいなくても勝手に上がり込んで飲み食いできるようになっておった。地域では重要な交流空間なんだね。 


工事はおもしろい

2011-01-28 16:18:42 | たーけの橋

アジアカップの決勝、オーストラリア戦が待ちどおしい金曜日ではありますが、島では「横浜FC」の一次キャンプが始まっています。

そうあの。三浦知良選手が所属しているJ2のチームです。島のサッカー関係者の縁で去年からキャンプを行っていますが、あいにくの天候不順が続き、残念です。日曜日にはFC琉球とのテストマッチが行われる予定です。

さて、あと3年に迫った「たーけーの橋にならないで欲しい橋」の供用。

その修景を検討する会議が開かれました。委員長は池田孝之琉大教授。一緒に活動している会の会長が委員を務めていることもあって、関心が高い会議ですが、その高欄の色が選定されました。

       

これは完成イメージ図ですが、ブラウン・シルバー・ステンカラーの中から選ばれたのがこのシルバー。

「海の色、空の色、雲の色、風の色等様々な色を映し込み周辺になじみやすい」というのが選定理由ですが、照明や高欄デザイン等にも配慮して欲しいものです。

陸上部では、この橋に添架する農業用水管の埋設と水源の地下ダム建設が始まっています。

通勤で朝夕利用する農道の脇では、80cmの鋳鉄管が取り付け道路の下に埋設されていきます。

ちょっと驚いたのは意外とあっさり埋められていたこと。掘って置いて埋めてとしか見えんけど。

もと土木技術者 とも思えん発言だけど、初めて工事を見る子供の気持ちになっちゃったのだ。


キビのあれこれ

2011-01-26 17:31:30 | 日記

今日は雨。

雨の中でもキビ刈りは続きます。

この写真は前日のもの。

        

きれいに穂がたって冬の日差しの中でのどかな光景です。

12月9日の日記にも記しましたが、このキビ、農家の収入は1トン当たり2万1千円ほど。

このトラックがだいたい7トンぐらい積んでいますから、これで14~15万。100トン刈っても210万円。

のどかだけど厳しいですよね。

        

栽培の中心は高齢者。子供達は農業以外に就業して現金所得を得なければならない。高齢化と兼業化は肥培管理の低下を招

き生産量の低下へ。日本の農業全体の問題の縮図がここにもあります。

加えてPTTの逆風が吹き始め、ますます状況は悪化するばかり。

でも、島は生き続けなければならないさぁ。         

トラックの通過した道路上にはキビの落ちこぼれが散乱中。

        

拾う人もなく、踏みつぶされてヒラリとどこかへ飛んで行ってしまいます。


どれだけいるんだ魔物

2011-01-24 17:14:34 | 魔除け

寒気が戻ってきてまたまたセーター姿になりました。

突然ですが、

昨日、集落を出ようとしたら、それまで見たことのないものが道路を横断する形でぶら下がっておりました。

高さは、約3m。なんじゃこらと車を止めてさらに近寄って見ると

 

骨付き生肉がつりさげられているではないですか。

社員の住民に訊ねると「魔除けのおまじないさぁ」とのこと。

村の出入り口や屋敷の入口に、しめ縄を張り(これが結界)牛や豚の骨付き生肉を下げることで悪魔や疫病の侵入を防ぐ儀式だそう。その名は「シマクサラン」。(本来は旧暦2月上旬に行われるとのこと。1ケ月以上早いんですけど)

沖縄には、一体どれだけ魔除けがあるというのでしょう。

悪魔や疫病菌の侵入経路にしたがってそのバリアーをシミュレーションしてみぁしょうね。

ねらいを定めた集落を正面攻撃。まず最初のバリアは上の「シマクサラン」

かるーくいなして道を進むと三叉路が見えてきたけんど急には曲がれない。正面の家に侵入するつもりで進んでいくと石垣には「石敢當」のおまじない。

ならばと得意のジャンプ力で飛び越え、その先の民家の門へ。おっと門の上には「シーサー」が。これには先ほどの生肉を与えて手なずけ、堂々門の中へ。

すると門と母屋の間には「ヒンブン」と呼ばれるついたてが。

これも背面跳びでクリアすると「スイジガイ」に守られた戸口に。

さしもの悪魔も疲れ果て、ついに最後の時を迎えたると思いきや、その家の幼児がよちよちとでてくるではないかいな。

すぐにとりつき侵入成功。この勝負悪魔の勝ちと思いきや、まだまだバリアが待っていた。

この家では、有事に備えて藁(わら)の芯やイトバショウの葉を輪結びにした「サン」または「サンブァーン」と呼ばれるものをお供えしてあり、悪魔に取り付かれた幼児を便所に連れて行き、その「サン」で背中を叩いて悪魔(マムジン)を追い払う事ができたという1件。めでたしめでたし。蛇足ですが「サン」が手元にないい時は便所のスリッパでも十分役に立つとか。

ススキの葉や茅の葉を束ねて先を十字に結んだ「ゲーン」とか「ゲーヌ」と呼ばれるものも使われるそうですが。

以上の話は、魔除けを適当に並べて、本来の趣旨を学ばずに構成したものなので本気にしないで下さいネーネー。

与太話を続けると、悪い気から身を守るための最終兵器としては、いつもティ・リーフを使ったレイを首にかけているといいんでないかいとも思ってみておりますがどーでしょうHULALIさん。


ドームのおうち

2011-01-21 17:26:01 | 旅先

ようやく寒気が遠のいたのかと思っていたら、今夜からまた寒くなるんだって。

今日のおうちは、こんなおうち。

 

プラネタリウムかモスクかと突っ込みたくなるおうちですが、ブロック塀と自販機がとっても日本的です。

農家ではないようですが、付属している風呂場とみられる建物の高さから二階建てではないようで、ドームの部分はロフトとして使われているのかしら。

好奇心がくすぐられます。いつか訪問してみたいものですなぁ。

ここでは、誰かを紹介されると必ずと言っていいほど共通の知人がいることが多いのでびっくりします。そして、必ず「悪いことはできないねぇ」と念を押されます。

1年半でこの状態ですから、このドームのおうちに入り込むことは必ず可能と信じております。

報告をお待ちください。

インフルエンザが流行しているようです。気をつけましょう。良い週末を。