しょう爺あーっと宮古

宮古島ではじめたサードライフ。気が向くまま不定期に面白いことあったら伝えます。

たった一つの崎田川その3

2010-01-29 17:35:00 | かんしがかり
崎田川さかのぼりの旅その3まで引っ張ってきた。

河口から600mまで来ましたがまだまだ水量は豊か。

しかし、だんだんと岸辺の雑草が目立ち川幅もはっきり図れないようになってきた。

          

水深は10センチほど、透明度は良く綺麗そうに見えるが周りはキビ畑、うっかり舐めようなんて考えないことさぁ。

680mで2本目の支流と合流。

          

支流のほうが元気で流れも速く本流のようにみえる。なんで支流とわかるかというとすぐ水源が見つかってしまうから。

          

ここも井戸のようなところから湧き出て水源となってる。

でその上流、河口から700m。

          

ますます水深は浅くなり、すでに弱弱しく情けないくらいのぐったり川になっている。

この脇は公園となっておりキビ刈りのお爺が休息していた。

この川で小さい頃遊んだという中年さんがたくさんいるのだが冬だから水量が少ないのか。

亜熱帯では雨期なのに。

この中年さんたち、すっかり自分の遊んだ場所を忘れていて何を見せてもわからない。

公表900mの最上流まであと200m。旅はまだまだ続くのであった。


ミヤコマモル君情報

2010-01-27 17:21:02 | オブジェ動物編
私の情報源ともなっているサイトでミヤコマモル君の歌が聴けますのでお知らせします。

是非カラオケで歌ってやってください。

ちなみにパニパニjrのパニパニとは「元気いっぱい!」ってことね。

この写真が伊良部島に赴任した形成外科から帰ったマモル君。

となりのおじさんはテニス仲間だけど宮古スポーツ界ではとても偉い人。

とってもお酒が好きで、自転車で畑に突っ込んだり数々のエピソードの持ち主。

とにかく聞いてやってください。

ついでに、地元の歌手 下地 暁 もよろしく

http://akmiyako.ti-da.net/e2714868.html

たった一つの崎田川その2

2010-01-25 17:37:28 | かんしがかり
さて週末はいかがでしたでしょうか。

私は土日たっぷり2時間半づつテニスで汗を流し、来るべき海のシーズンに備えあれば憂いなし状態に入っておりますですよ。

というわけで、崎田川さかのぼり第2弾。

河口から上流へ250m、ここで支流が合流。まっすぐな水路のほうが支流。

          

山もないのにどこが水源と思ってさかのぼること50m、もう見つかりました。

地下水がこんこんと湧き出ているのさ。

          

まあ泉といえば泉だけど....どーでしょう。

本流に戻って450mなかなか豊かな水量じゃありませんか。

          

ここに宮古では最下流の掛け替えた咲田橋から数えて4本目になる(うち2本は使えない)橋(ボックス)がかかっていて、その脇には、環境省のエコ燃料実用化地域システム実証事業である「バイオエタノール生産設備」が工事中なのである。

          

これはサトウキビの糖蜜(もうこれ以上砂糖を取るのはやめて状態の残液)から燃料用バイオエタノールを生産し、ガソリンに3%混入したE3を製造して一般車にも供給しようというもの。

そしてその効果は、E3ガソリンが全面導入された場合、沖縄県で年2.5万トン、全国で250万トン(2010年削減目標の23%)のCO2削減が期待されるのだ。

えーいどーだ   とともに  えーいほんとうか  ともおもう

ここまで河口から500m。たった一つの川の旅はまだまだ続くのである。



キビ刈り真盛り

2010-01-22 17:17:17 | 日記
崎田川の源流を探すお話は先に延ばして

キビ刈りのリーサルウェポン(最終兵器)「ハーベスタ」の実物にお会いした話を。
           

昆虫のような、エイリアンのような、男の機械ロマンを掻き立てるお姿ですな。

後ろのおじさんが飼い主。「欲しいか」と問われたような問われないような。

早口で何か言ったけど理解不能。もらっても使えないし。

で何がすごいかというと、育ったキビを大地に根付かせたままあっという間にこんなに切り刻んでしまうわけ。

           

ここまででもすごさが通じないよなぁ

キビ農家の多くは、育ったキビの頭(穂と葉の部分)を手刈りで剪定した後、根のところから切り倒し、長さをそろえて束ね(ここまではカマ一つの作業)た後、クレーンとトラックがやってきてよいしょと積み込んで製糖工場へ向かうことになるさぁ。

          

これを家族総出で1反を2~3日かけてやっているんだと思う。

稲刈り機のように普及していないし、大型機械が入れない小規模農家にとっては何と過酷な労働であることよ。

黒糖チンスコウを食べるときは黙とうしてから食べようね。

良い週末を からになるように

たった一つの崎田川その1

2010-01-21 14:45:01 | かんしがかり
先日河口の水をなめてみた崎田川。

900mの宮古島唯一の川。河口からさかのぼってみました。

まずは満潮から1時間後の河口。マングローブが沐浴していますね。

          

この上流に先日の平成橋と記録と伝承で数世紀の違いがある池田ばしがありそのまた200m上流へ行くと


          

水を満々と湛えた3面張りではあるが幅5m、深さ1.5m程の水路があるじゃありませんか。

しかし、ちょっとおっかしいぞ。

河口の流量の半分はどう見ても製糖工場の排水、上流との水量の差はなんなんだ。途中で水が消えているか。

そこでキビ畑の中を下流に下ってみると

          

せき止められた池?があったのだ。

この池、製糖工場や灌漑に使われている(使われていた)らしい。

こんな大きな池があるなんて発見発見。宮古人も知らないはず。興味ないから。

ところで池と沼。爺は、池は手が加えられて水がたまったもの、沼は地形から水がたまった状態にあるものと定義してきたけど、このごに及んで分からなくなってしまった。良かったかな。

話がそれたけど、今日は河口から250mの旅であった。

ちなみに2枚目の写真にある白い壁の建物は池から水を吸い上げるポンプ場で今は錆びついた廃墟である。