さて、旅程も半ば。
ハワイ島に拠点を移した我々は、HILOに2泊、KONAに4泊して帰国するわけだが、今回リベンジする「マウナケア サンライズツアー」の日程を天候を見ながら現地で予約することにした。
しかし、予報では東海上には台風が発生しており、不安がよぎる。
何しろ前回(1998年)のマウナケア登山は、雨男パワー全開で、めったに出ないという山頂の霧の中、国立天文台ハワイ観測所のすばる望遠鏡をみて触れて、経験したことのない高度4,200m付近で弁当を食ったというだけのしろものだったのだから。
それはともかく、今回のレアツアーの1発目は汽水ジャグジー。
ヒロから約1時間の島南東部に位置するAhalanui Parkにあるプールで海水と温水が入りまじり、30℃ほどの水温になっている。時々越波してくる海水があると急激に水温が下がる。シャワーと四阿と簡易トイレだけの施設だが、監視員が常駐している。
プール内には肌を噛み噛みする魚がおり、いわゆるドクターフィッシュ?なのかな。
爺の肌はよほど角質が硬いのか、しばらく湯につかりふやけるまで魚が寄ってこなかったという衝撃的な事実も発覚した。
翌日は、ヒロからカイルア・コナまでサドルロードを移動。この道路は、最近までレンタカーの保証がきかない道路であったようだ。今もかな。
この道路の最高点は、約2,020m。マウナ・ケア山頂まであと2,120m。それほど高い山に見えないのが不思議だ。
サドルロードとマウナ・ケア登山道の交差点
標高は、2,005m。
カイルア・コナの南アリイ・ドライブ沿いのコンドミニアムに落ち着いた我々は、毎日の好天に感謝しつつもとりあえずのレアビーチへ。
コナ国際空港の北に位置しているKekahakai State Park内にあるKuwa Bay(ManiniOwali Beech)
溶岩むき出しの海岸が多く、砂浜がめったに見られない島の海岸の中で白い砂に恵まれている元秘境。
海の色のグラデーションは宮古島の海にかなわないが、ハワイ島の中では上等さぁ。でも波が高くフィン装着の時には皆に笑われてしまったなあ。
2日も通ってしまった。
島を離れる2日前の午前0時、天候も大丈夫ということで予約も取れてマウナ・ケア サンライズツアーに出発。
毎日宿泊先から見る落日と4,200mから見たご来光。山頂は129%のサンライズ。顔を出す瞬間のシャッターを押し忘れるほどのサプライズ。
離島生活をしていてもこれらの体験は別腹である。
あらためてそれぞれの島をリスペクトすることができ、今回の旅は大成功であったのだ。
この旅を牛耳ってくれたO川夫妻には感謝の言葉もない。特にA子夫人には、夫婦仲まで気にかけていただき面目も無い。
Mahalo!
また来るぞ!コナ国際空港