伊良部大橋が開通して2週間が経過しました。
今のところ強風による通行禁止や事故もなく順調にその役目を果たしているかに見えます。
その陰で集めた小ネタを披露しましょう。
その1 フェリー会社はどうなる?
フェリーと高速船が1日40便近く運航していた岸壁はさびしく次の活躍の機会を待っています。
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この岸壁は、隣の岸壁の耐震化工事に伴ってしばらくは、再利用される様子です。
その横は、海保の巡視船「のばる」の基地として使われています。
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運航していたフェリー会社2社のうち1社は、船底に海中展望ラウンジを装備した定員300人のクルーズ船を購入し、4月以降の開業を目指しているようです。
もう1社は航路事業から撤退し、社員は別の船会社に移行するやに聞いております。
2月9日に発表された2015年度宮古島市予算案の中に興味深い数字を見つけました。
総額343億3千万円で今年度予算より24億2千万ほど減少する内容となっていますが、その中に渡船廃止見舞金交付事業というのがあり、その予算が1億7千6百万計上されています。
どう使われるのかは不明ですが、見舞金ですからお見舞いに使われるのでしょうね。
お疲れ様でした。
その2 公共交通機関はどーなった?
それぞれの島内で運行していた3つのバス会社。(伊良部島1社、宮古島2社)
そのうち伊良部島のバス会社が橋を渡り県立病院などを経由してフェリー埠頭の前に整備された「バス結節点」と名付けられたターミナルに乗り入れます。
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これが完成した「バス結節点」
ここで宮古島内の2社のバス路線六つと乗り継ぐというわけです。
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前が伊良部島のバス、後ろ3台が宮古島のバスです。伊良部島のバスは午前8時台から午後7時台までほぼ1時間に1台の運行を行っています。
これによって伊良部島との連絡が各段に向上し、途中公共施設にも停車するとあって利用者も結構多いようです。
ただ、宮古島島民にとってはあまり効用はないようです。
その3 タクシー異聞
橋の供用前は、タクシーの営業区域は各島内に限られていましたが、供用後は同じ市内になったので営業区域も広がりました。
そこでこんなことが起きたのです。
那覇から宮古空港へ帰ってきたミャークピトゥ(宮古人)。
タクシーに乗り込み、自宅を告げると「行けない」という返答。(自宅は病院でたいていの人は知っている)
ちなみに爺も「久松のしょう爺」と告げるだけで運んでくれるタクシー会社を1社抱えている。
それではと近くの小学校を告げても「行ったことがない」という返答。
「どこの会社か~」と聞くと「佐良浜」(伊良部島のフェリー乗り場があった地区の名)という。
宮古島で初めて客を乗せるのだという。
「あがーい。道を覚えてから客を乗せるさいが!!」
何事もおおらかな宮古島。タクシーでは島の外に出られませんからご安心ください。
宮古島のドライバー。伊良部に行くと同じことをやるのでしょうね。
まだまだ2週間。これからも小ネタのネタは尽きないようで。