しょう爺あーっと宮古

宮古島ではじめたサードライフ。気が向くまま不定期に面白いことあったら伝えます。

民俗学者柳田國男の勇み足

2010-11-29 16:04:28 | しらべもの

 

大相撲九州場所も終わり、結局は白鳳の優勝かいなと相撲界のふがいなさを嘆く月曜日であります。

明治から昭和を生き抜いた民俗学者「柳田國男」という人がいます。「遠野物語」や「海上の道」等の著作が知られています。

この柳田國男先生、「海南小記」という「海上の道」を著わす前に書いた旅行記の中で、宮古島の海際の芝生の中にぽつんと立つ何も書いていない石に関して以下のような内容の解釈を記しているのです。

         

「昔、少年をこの石の傍らに連れてきて背丈を検し、石より高くなっていたら人頭税を課し始めたものなり」と

しかして、近世宮古の税制としては1637年から1658年までの「頭懸制(ずがかりせい)」1659年から1902年までの「定額人頭配賦税制」とが施行されており、これを「人頭税」と称しているわけですね。

この二つの税制は、いずれも「15歳から50歳まで」は納めなければならないもので、身長が低かったら納めなくても良いというものではなったようです。

ちなみに前者は収穫量、身分、年齢、性別等によって変動するもの、後者は島全体で収穫量、人口増減に関係なく一定の税を納めるもので例外なく粟か反物で納める事を強いられていました。265年もの間。

さらにこの税を取り立てるために赴任してきた役人には身の回りの世話をする女性がつき、そのうちやることやっちゃって数々の悲劇を生むわけです。

閑話休題

この史実を知ってか知らずか柳田先生、勇み足で書物にしちゃったものだからこれが今の今まで、信じられているわけですね。実際、私もここに来るまでの10年間はそう信じておりました。

この事実を改めて知らしめてくれた方が我が「歴史・文化ガイドの会会長 砂川玄正先生」なのでありまする。

       

高さ143センチの石(島では ぶばかり石 ともいわれておりますが測量の基準点のような役目ではなかったかと想像されます)のそばで説明する砂川先生であります。

残念ながら後姿だけですが、前面に興味のある方は、5月31日ご当地検定その4を参照ください。

かくしてまたひとつ、賢くなった爺であります。


2回戦第2試合

2010-11-26 11:25:51 | まもる君トーナメント

 

宮古島まもる君19体の全所在が明確となり、1回戦3試合、2回戦8試合のトーナメント表が完成しました。

ここにそれを発表します。(まもる君は省略)

1回戦

空港-夢来人(勝者:空港)  比嘉-JA(勝者:JA)  狩俣-ドイツ村(勝者;狩俣)

2回戦

東平安名崎-下地(勝者:東平安名崎) 

以下今後の対戦

宮国-西辺  大浦-野原  上野-西原  宮国アナガー-空港  警察-JA  新里ー狩俣  伊良部-多良間

そこで本日の対戦は

ドイツ村のある宮国地区の中心で勤務している宮国まもる君(左)と有名な砂山ビーチ近くの集落にある西辺小学校の前に勤務する西辺まもる君(右)

  

宮国まもる君は国税の申告をインターネット上で処理し、電子納税を進めるe-taxのキャンペーンに参加中。どこか若々しく茶髪がはみ出ているようにも見える。

一方、西辺まもる君はどこかおっさんくさく電子納税キャンペーンの参加をしぶったようにも見える。

今回は特別顔のアップで見てみましょうね。

 

やっぱり宮国まもる君の方が若く見える。茶髪っぽくみえるヘルメットの下はきっとの上司のパワハラにあっているんだろうなぁ。「そんな髪の毛だから目の前の容疑者を取り逃がすんだ、明日までに元に戻さんと首だ!ぷりーぷり」なんてね。

ちなみに「ぷりーぷりー」とは「宮古口(みゃーくふつ)」で「チョーばかもん」という意。普通のばかは「ぷりむぬ」です。使ってみましょうね。

というわけで、「税を払わんやつは日本の道を歩くな」という勢いとパワハラに耐える宮国まもる君の勝利!

 


我が家のDV史

2010-11-24 12:09:46 | しらべもの

 

DVといってもお立会、近親者への暴力のDVじゃーないよ。

デジタルビデオカメラのことだーよ。

最近の体力の衰えは水中においても大きなカメラを抱えることが辛くなり、ダウンサイジングが強く求められておりました。

そこで結婚36年目の記念に購入し、最近到着したのがSONYのハイビジョンデジタルビデオカメラなのであります。

      

我が家にある3台のビデオカメラ。

左が1995年に発売されたDCR-VX1000。

高画質3CCDを採用したデジタルビデオカメラの1号機。当時350,000円でございました。

真ん中が1999年に発売されたメモリースティックに静止画を直接記録できるDSR-TRV10。当時225,000円でございました。

右端が今回購入したHDR-HC9。ミニDVテープにハイビジョン録画ができ、これまで2台で撮りためたミニDVテープも見られるのが特徴。ネット最安値94,800円で購入。

この大きさの違いは私の体力の衰えと深い相関があります。

1台目と3台目のカメラを水中で撮影するためのハウジング。水深50メートルの水圧に耐えるためごっついモノですがその大きさは4分の一。

        

水中でも扱いにくいものでしたが陸上ではもっと大変で、筋トレ代わりにもならず周囲に迷惑をかけ、眉をひそめられていたシロモノでございました。

ちなみに、これから活躍が期待される最新バージョンのカメラとハウジングの関係は

       

片手で楽々。

これからはデジカメとは違った水中の景観を、といっても冬はさすがに寒いので暖かくなったらお見せしましょう。

25℃あるというのに、半袖でいるのに、なんとなく寒いこのごろであります。


やったぜグランパス

2010-11-22 11:27:59 | 日記

 

ついについにJ優勝だ名古屋ぜグランパス

近所の皆も祝福の鍋&BBQだい

  

ついでに、どこにでも顔をだすチビもいつになく賢そうな顔でお祝いだ。

         

2001年の豊田スタジアム開場以来、元企(元在籍していた企業のこと)がグランパスホームゲーム開催に関わって9年、定位置7位周辺が大好きだったグラが、ピクシーを監督に迎えて3年目、Jリーグ発足以来初めての優勝。感激なのである。

そういえば2001年豊田スタジアム開場の年にはいろんなイベントがありましたなぁ。

10月6日、ピクシーの引退試合がベオグラードレッドスターを迎えて行われた時には、45,000人収容のスタジアムに確か42,000人が集まり、その後この記録は破られていないはず。

その1ケ月後には、ホセ・カレーラスとサラ・ブライトマンのDream Concertが行われたりして。    そんな時代もあったねと

思い出に浸ってしまったが明日のFC東京戦は、ご祝儀観客がどれくらい集まるのかしらん。

ところで上の写真は、グラの優勝祝いに集まったのではなく、お隣さんが3ヶ月インドに行くことになって、優勝決定前夜に開かれたお留守番の方との顔合わせ会兼夕焼け通り青年部飲み会の時のもの。

一瞬、月が顔を見せたが北東の風が吹きぬける駐車場を車で囲って強行開催。この前も台風接近を押してのBBQだったなぁ

参加者の皆さん、勝手にグランパスのファンにしてしまってごめんなさい。


1回戦第4試合又は2回戦第1試合

2010-11-19 11:19:36 | まもる君トーナメント

 

宮古島まもる君トーナメント  始めてみたものの困ったことが起きた

参加するまもる君のエントリーが遅れて参加者数が決定できていない

一説では宮古島に17体、伊良部島、多良間島に転勤2体の計19体があるという

ところが、殉職やら配置転換やら短期勤務地変更等で現段階の勤務者数がつかめていない

19体ならば1回戦は3試合で2回戦を16体で始めにゃならん

18体ならば1回戦2試合、17体なら........

と今日の試合が1回戦なのか2回戦なのか決定しておりません。

という事でとにかく全島のまもる君に会えるのはまだ先なのでとりあえず進めましょう。

で本日は東西対決。

東は名勝東平安名崎入口を守る「東平安名まもる君」(左)

西は下地幼小中学校前交差点で子供たちを守る「下地まもる君」(右)

 

「下地君」やはりお口が変。逆光なのは撮影者の責任で気の毒ではあるけれどいっそお髭にすればよかったのにというくらいはみ出ちゃってる。一方、「東平安名君」は顔は整っているのに何が不安なのかちょっと悲しげで早く帰りたい気持ち満載。

聡明な皆様はお気づきでしょうがこのまもる君達、正面より少しだけ右を向いて視線も右に向いております。また、ベルトの幅、腕章のデザイン、ヘルメットの付属品等の他、まだお見せしておりませんがブーツ、台座などそれぞれの個性を持っているのであります。

 戦いが進むごとにそれらも含めて総合的判断というやつで勝負しましょうね。

という事で勝負は、おちょぼ口の「東平安名崎まもる君」の勝とします。理由はおちょぼ口が好きだから。

さて、島には実際に何体あるのか現地調査が楽しみですねぇ