しょう爺あーっと宮古

宮古島ではじめたサードライフ。気が向くまま不定期に面白いことあったら伝えます。

台風2号対策

2023-05-30 16:46:19 | 台風

西へ向かうと思いきや、反転東に向かいつつある台風2号。

当初の905ヘクトパスカルの勢いはなく、950にまで転落し普通の台風になっちまった。

さらに鈍足は続き、時速10㎞ってマラソンランナーに追い抜かれる遅滞ぶり。現在はほとんど動いていない様子。

宮古島最接近は6月1日の15時まで引きのばされる模様。

早く行ってくれよ。

でもでも台風には備えなければならない。

周辺の古民家ではそもそもが木枠の出入り口と窓なのでアルミの雨戸は入れられず、木製の雨戸が使用されます。

 最近の建物にはアルミの雨戸が設置されますが、商業施設やいろいろな事情で雨戸を設置していない建物は、台風時には飛散物から窓ガラスを守るため外側にネットを張ります。

      

 また普段は岸壁に係留されている小型船は陸上へ上げられがんじがらめに縛り付けられます。

      

 陸上に揚げられない船は、水上で頭と足を引っ張られて岸壁と付近の船に接触しないよう港の中央部に固定されます。

      

 時にはどうしようもなく放置されるものもあります。

      

露地栽培のマンゴーです。通常はハウスの中で摘果されて袋を掛けられ、大切に育てられるマンゴーですが、熟す前に台風にやられちゃいそうです。合掌!

 我が家の庭に棲みついて私に戦いを挑んでいるジョロウグモ。

 先週末に駐車場の中で営巣しているのを見つけ撤去したところ、私の手が届かないところで巣を作り営業を始めました。10センチはある大物です。残念ながら撮影技術が追い付かず巣までは写し取ることができていません。

      

 左に上下に走る電線と下のシロバナブッソウゲとの間に巨大な網を張り折から吹き始めた強風にユラリゆらりと楽しそうに罠を張っていますが、この台風にどれだけ持ちこたえることができようか。

 この風で野鳥も姿を隠しているというのに何をねらっているのかねえ。

 午後4時30分現在、降雨はなく風速15ⅿ前後で雲は西へどんどん流れていきます。

 ではまた


台風11号対策 承前

2022-09-06 17:30:04 | 台風

36時間もの間暴風をまき散らした後トランポリン台風は日本海を北上しているようです。

この間観測された最大瞬間風速は40mで当初の70ⅿを大きく下回りましたが、今回は雨が多く降り始めから300mm近い雨量が観測されたところもあったと報道されました。

それでも被害は農作物に標識・看板・街路樹などで土砂災害・水路氾濫はもとより床上浸水、家屋倒壊などはなく、避難所への避難者は全市で20人程度、ケガ人も出ていないようです。

先日我が家で実施した台風対策も功を奏し、処理した庭木も葉を吹き飛ばされた程度でその下で低木はちゃっかり緑を守っています。

        

ただし、処理しなかったプルメリアは枝も吹っ飛び素っ裸となり、わずかに根性ある葉がしがみついている状況です。

これが台風通過前。向こう側は隣家の島バナナの木。

           

通過後は

        

奥の柱の前に1mほど残っているだけ。隣家の島バナナは事前に葉を落としていました。

で、厄介なのが停電です。以前はとにかく冷凍食品と氷を詰め込み電気冷蔵庫が存在する前の冷蔵方法でしのいでおりました。しかし、本島からの貨物船の運行状況によっては7日近く貨物が入らないことがあり、備蓄が絶えると毎食ガスで米を炊き缶詰で過ごすことを強いられることとなるわけです。

もっとも大変なのは時間をどうつぶすかということです。

そこで浮上したのが電気が来ないなら作ってしまえというプランです。

これが我が家のリーサルウェポン。

        

排気量98.5cc 定格出力100Ⅴ-1500VA  低圧LPガス発電機HONDA EU15iGP 

下にあるのは防音ボックス。何しろホンダスーパーカブ2台分のエンジンがマフラーなしで稼働するわけですからものすごい音が出ます。嵐の時は消される騒音も風が鎮まると相当迷惑です。

で、今回の停電期間12時間はもとよりその前のプチ停電で発電を始めること15時間働いてもらいました。

おかげで冷蔵庫・エアコン・最小の照明器具・充電・さらには録画再生(我が家ではケーブルテレビ契約なので電源だけでは視聴できない)等停電ライフを満喫できたわけです。

もちろんすべてを同時には使えず、起動電力と消費電力を計算しながらの使用も退屈しのぎになりました。

さらに私の好奇心に火が着き、一体ガス料金はどれくらいになるだろうと調査してみました。

この停電時のcozy space確保にかかった費用のほどは

およそ 4,500 円也

ガスメーターからの使用量に単価を掛けただけのことですが、テーマパークで遊んだと思えば安~い。

使わなければもったいないけど使いたくない家電のグランプリですな。

台風の影響を受ける地方の皆様の安全をお祈りしております。

 

  


トランポリン台風接近!

2022-08-30 17:20:51 | 台風

今年の発生台風10号までは宮古島に近づかず、それでも干ばつにならなかったのは梅雨時の降雨と適度なスコール。

海温が上がるにつれサンゴの白化現象が顕著となり、スコールでは間に合わなくなってそろそろ台風が来てもかまわんぞ!なんて思っていたら11号はトンでもルートを選択したようです。

今のところ宮古島の南にあるトランポリンを使って突然の進路変更の予想。

接近の影響が出るまで台風対策が急がれます。

      そこで本日実施した対策その1

小さな庭に自由に枝を出しはびこる低木。

2ⅿ以上にもなってもはや低木の域を超えてしまったタイワンレンギョウとハイビスカス。

しかし「根は大地にしっかりと」というわけにはいかず、台風の風を受けると簡単に倒れてしまう弱っちい奴なのでございます。

何故かというとこの島の地質構造と関係がおありです。

この島はご存知のように空隙の多い琉球石灰岩が基盤となってその上にそれらが砕かれた粘土質の表土で被われた構造となっているのでございます。住宅を建てるときは琉球石灰岩までには届かない表面から2メートルほど掘ってその上に琉球石灰岩の砕いたものを載せ、良質な土で平らにしたうえで建築物の基礎の支えとなるコンクリートを敷くことになります。

最近隣家の建て替えを子供のように連日観察した画像がありますので紹介します。

    

これが隣家の基礎部分です。壁にあたる部分に敷かれたコンクリートの基礎の下にあるのが敷きならされた土砂ですがその下には画像の上方にある白い砕かれた琉球石灰岩が敷かれています。

これが庭に植えられた木の根には厄介者で、根を下に張ろうにも砕石に邪魔されて張れずその位置でとぐろを巻いてしまうのです。

庭木を植える際にもこの砕石がゴロゴロ出てきて、見ないふりをして掘るのをやめてしまう私です。

説明がくどくどと長くなってしまいました。結局根を張れない庭木は台風の風で哀れにも根こそぎやられてしまう結果となるのです。

そこで対策の一つとして、台風接近の前に枝葉を落とし全体の受風面積を軽減してやることを考えたわけです。

それがこの結果。

これが対策前。

これが対策後。

全体に高さを抑え、樹木下部を鋤いて風の通り道を作りました。

私の評価では、「30%ほど受風面積を減じることができトランポリン台風への対策第一段階を終えることができた」というところです。

失敗に終わった時は笑ってやってください。

さあ来い11号トランポリンめ!


今年の最後になるのかタイフーン

2021-10-11 17:49:01 | 台風

大型の台風18号がこの島のはるか南をバシー海峡へ向けて進んでおります。

この台風、バカでかくて風速15ⅿ以上の範囲の直径が約1,800km。

札幌から大分までをすっぽり覆う大きさで、中心から900キロ離れている南西諸島も時折強い風雨に見舞われます。

大きさは大きいのですが台風自体の強さは弱っちく、気象庁の台風情報にも強さは表示されていません。

ちなみに台風の強さは最大風速の範囲で表され、最大風速33ⅿ/s、44ⅿ/s、54ⅿ/sで区切ってその間を「強い」「非常に強い」と表し、55ⅿ/s以上になると「猛烈な」といわれるわけです。

18号はバシー海峡へ、19号ははるか北東へと日本を避ける形で今年は終わるのでしょうか。例年だとあと5個は誕生しそうですが......

島では強風対策で建築現場もクレーンをすっかり畳み込んで今日はお休み。

        いつもは

話は変わって

北海道東岸では赤潮の発生で秋鮭とウニが大変な被害を受けているとのこと。

そんな中、室蘭のLonely anglerが知床で釣ってきたという新巻鮭をいただきました。

30㎝を超える立派なもので早速捌いていただきますです。

秋鮭といえばヒグマにくわえられた木彫りが有名ですが、ここへ来ると秋鮭がシーサーを加えて魔除けを行います。

           

自然の恵みに感謝していただきます。H家のみなさんH樹君ありがとう。

 


久々の直撃台風インファ

2021-07-20 16:28:03 | 台風

大東島の南で生まれた台風6号インファ。マカオの命名で花火という意味らしいが華々しくも儚く散りそうでやなやつ。

通常なら偏西風に押されて北上するか沖縄本島あたりで北上するコースが真西に進路を取りやがった。

宮古島では明日早朝にも暴風雨となりそうで、自宅でじっと通過を待つしかないですよね。

実は3年前の8月に台風14号として同じようなコースを取っていたのですが、この時は足早に大陸へ向かって行き、停電は無し。

去年も直撃型はなく、停電となれば2年ぶり。何かと2年ぶりが多い年ですなぁ。

本島からの貨物船は本日到着便から休航。したがって島内のショッピングセンターには牛乳、パン、即席めんの類は午前中の段階ですでに無し。

今度の貨物船は来週頭になるようでそれまでは家庭内備蓄で賄うことになります。

そうなんです。巷に牛乳は無くても各家庭にはある程度あるっていうことです。我が家もとりあえず来週火曜日までは困らないし。 ン???湧く沈もか?

それにしても

沖縄が日本に復帰して来年50周年を迎えるというのに、主要産物は砂糖・酒・たばこと決して体に良いとは言えないものばかり。生活物資の輸送形態は船舶の大型化はあったといえ、まったく変わらず。

唯一誇れるのはこの景色。

       

耐えてしのぶのは得意技です。

そろそろ台風に備えるため帰宅するか。