しょう爺あーっと宮古

宮古島ではじめたサードライフ。気が向くまま不定期に面白いことあったら伝えます。

おひさしぶり

2012-11-28 18:24:45 | DB

またまた機上の人となったため、更新が大幅に遅れました。

さらに機上の人が行った先は、いろいろな人に「そちらに行ったら声をかけるね」と約束した地。

皆様には、ご免なさい、次はよろしくとお願いするばかりでございます。

さてその旅先には何があったかというと

       

こんなところでありまして、短期間の滞在ではありましたが、まずはご先祖様への失礼をお詫びしたところです。

仏像の前の位牌の右上に青っぽく見えているのは、まさしく「塩ちんすこう」のパッケージ。

さてそんな田舎町の片隅に見つけたなんともやりきれない川。

           

探偵ナイトスクープをはじめバラエティ番組で取り上げられることの多い川だと聞きましたが、本来のアイヌ語「ヤンケ・ナイ」または「イヤル・キナイ」からはずいぶん外れたお名前ですこと。

さて、その帰り、空港は大雪。滑走路除雪のため1時間閉鎖。

到着便が引き返したため、午後の出発便は軒並みの欠航。

       

その中で搭乗便は1時間半遅れで離陸。乗継便もきっちり私一人のために待機。

島へは予定時刻より20分遅れで帰りつきました。

北帰行には罠があるという一説でございました。


ようやく完結 湧水巡り

2012-11-19 18:10:36 | 旅先

8月以来、週末台風の影響で延期続きの湧水巡り、昨日ようやく完結しました。

最後に紹介するのは、宮古島水道水の水源。

島の東海岸中部にある「白川田(スサカダー)水源地」です。

宮古島の生活水源は、洞窟の底にある湧水や崖下の湧水を人力で運び上げる時代が続いていましたが、これを簡易水道として普及し始めたのが1950年代から60年代にかけてです。

その後、この水源を中心とする水源から浄水場を経て、市街地に供給する工事が始まり、1077年までにはほぼ全域に給水が始まりました。

この水源では、もう一つの水源と合わせて1日15,000トンが湧出しており、貴重な島の水がめです。

休日にもかかわらず、職員が特別に湧水の取り入れ口の蓋を開けてくれました。

           

中には取水口があり、5mほどの深さのところに轟々と音を立てて流れ込んでいます。

         

さてここの水道水、いささか厄介です。

島は、石灰岩を主体とする地質であるため、炭酸カルシウムを多く含み、台所のシンク、浴室の金属部分のみならず浴槽まで白くうろこのようなカルシウム分が付着します。コーヒーメーカーのフィルターは半年で白く変色し、透過度が悪くなります。

その原水の硬度は300mg/L。おいしい水の硬度は10から100mg/Lといわれているらしいですから超硬度です。

この硬度を調整し、90から100mg/Lまで下げるため、浄水場では、ペレットリアクターによる硬度低減化を行っているのです。

が、この方式、1日6トンものペレットを生産してしまうのです。さらにこのペレット、一部コンクリート骨材として使用されているのみで、有効な利用法が確立されていないという現状です。

でも、水は結構おいしいですよ。ただ、地表での肥料や汚水などによる地下水汚染が懸念されており、島の人はペットボトルや販売水が大好きです。

この浄水場で最も感激したのは、このガジュマルの大木です。

何かが宿るというレベルではなく、この木自体がもういっちゃってます。

        


宮古の湧水 その5

2012-11-16 17:45:35 | 宮古史

夏休みから延期になっていた「湧水めぐり」

いよいよ日曜日に開催されますが、天気予報はあめ。

またまた延期でしょうか。

今日ご紹介するのは、島の東海岸、浦底漁港入り口にある

「野城(ヌグスク)ガー」

実はこれから久しぶりにオトーリを回しに行くので、手抜きです。

この説明版を読んでいいただいてこの湧水の貴重さをお感じください。

説明にある石積みと泉の出口ががこれです。

     

泉には階段を使っております。

     

では日曜日晴れますよーに。

オトーリ 行ってきまーす。

 

 


宮古人の気質 承前

2012-11-14 17:36:52 | 旅先

剽悍(ひょうかん)の気風。古臭いといいながら周りを見渡しています。

ド真中の人がいました。

NHK 宮古島と大阪を舞台にした朝ドラのヒロイン 純 です。

正義感が強く、無鉄砲。

なにくそ感が複雑に自分と他人に向けられ、他人の言葉に耳を貸さないのですね。

普通の人間になりかけたら、相棒から「純らしく生きなさい」といわれ「剽悍の気風」が表に出てしまう。

そんな奴らです。

ほとんどの人はこの時間帯に家にいるはずがないので見る機会がないでしょうが、

宮古島での視聴率はたぶん80%を超えています。

Facebookでも、エキストラ出演の日にち情報が飛び交っています。

それにしても脚本の遊川和彦氏、この気風を知った上でのキャラクター設定だったのでしょうか。

それとも、誰かに会って、このイメージをインスパイアされたのでしょうか。

 

宮古高校サッカー部が沖縄大会で優勝し、全国大会出場を果たしました。初出場かと思ったら12年ぶりでした。

サラ・ブライトマンが宇宙から歌うそうです。

広島からの帰り、つかの間宇宙を感じました。

         

 

 


宮古人の気質

2012-11-12 18:14:31 | 旅先

土曜日のこと

宮古島市民総合文化祭 郷土史部門  『復帰40年シンポジウム 宮古のアイデンティティを求めて』

なるものを顔を出してきました。

         

ここに書き出すには、周辺情報の整理ができていないので、内容をお知らせするのは難しいのですが.....

宮古人気質について結局はわからなかったことを少しだけ。

宮古人気質を一言でいうと「ひょうかん(剽悍)の気風」だそうな。

はてまた面妖な単語。

意味は「すばしこく、しかも荒々しく強いこと、またはそのようなさま」だそう。

よくわからん。

この会の主管である宮古郷土史研究会の元会長にして、郷土史に関する数々の著作を持つ、仲宗根将二氏によると「アララガマ」と「ワイドー」に代表される気質ということらしいが、実はこれに関しては先人がすでにコメントしているのです。

島に住む爺の知人のブログに詳しくあるので興味のある方はそちらを参照してください。同意見です。

http://miyakojima.jugem.jp/?eid=94

でも、自分たちの気質を表すのにもっとわかりやすい言葉はなかったのだろうか。

島の人のほとんどが自分達のことを「剽悍の気質を持っておるのだ」なんて思ってないわな。

語源を調べていたら「軍歌用語」に行き当たっちゃったのよ。

そういえば、会場ではこのように言ったのは、宮古島を訪れた山縣有朋だったとも言っていたなぁ。明治19年とも。

いいのかねえ、一見さんが適当に口走ったかもしれない褒め殺し言葉を後生大事に抱えていても。

ヤマトの偉い人が言った、難しい言葉を大切に抱え込み続けるという、離島コンプレックスのひとつかもしれないねぇ。

言い過ぎかなあ。

自分達の気質を表すにふさわしい言葉が必要でないの?