しょう爺あーっと宮古

宮古島ではじめたサードライフ。気が向くまま不定期に面白いことあったら伝えます。

那覇より帰島

2016-08-29 17:33:51 | 旅先

積乱雲の発生が報告される中、那覇より島に帰ってきました。

離陸直後、進行中の滑走路増設事業の進捗状況が見られました。

この事業は、航空自衛隊のスクランブルや混雑によりほとんど定時運行ができない那覇空港の年13.5万回の滑走路処理容量を18.5万回に増やし、アジアとの物流ハブ機能強化と観光客増に対応して第2滑走路を建設するものです。

4年後の供用開始をめざし、1,993億円をかけて現在滑走路の護岸がほぼ完成したところです。

 

       

左側の現在の滑走路とは1,300mほどの誘導路で結ばれ、埋め立てに使われる土の量は990万㎥。

さて宮古島東上空、北風時の降下進入ルート上には巨大な積乱雲がどんどん発達中。

 

       

え〝ーーーーっ、ここに突っ込むの

とビビっていたら、大きく右に旋回、西側から降下することになった模様。

機長からは何のアナウンスもなかったので、以上は私の妄想。

おかげで、通常の降下ルートでは見られない伊良部大橋の全景を見ることができました。

 

       

我が家は左上の2番目の雲の下。どうでもいいけど。

ライオンロックの進路上のみなさん気を付けてください。

台風の風を侮ってはいけません。じっとしているのが一番ですぞ。


怪しき動き

2016-08-24 17:29:10 | かんしがかり

台風10号ライオンロック

現在大東島の東でどこにも行けずに留まっておりますが

これから北に反転して生まれ故郷へ戻るかも

またまた本土上陸となるかもしれません

それにしても北海道

沖縄化が進んでおりますな

台風銀座沖縄はシャッター通りと化しております

その代わりに上陸を増しているのがクルーズ船

本日はやけに人通りが多く シャーシャーとうるさいと思ったら案の定

 

      

クルーズ船が2隻寄港中 たぶん初めてのことだろう

手前がマレーシア船籍のスーパースターリブラ 予定にはない寄港 台風を避けて那覇へ向かうのやめたか 

奥がイギリス船籍のゴールデンプリンセス 石垣からきて基隆に帰るらしい

併せて4千人ぐらいの定員だから同時に寄港すると一気にうろうろ人口が増えるわけだ

こういう時 島の人は出歩かない

台風が来た時のようにひっそりと首をすくめて通り過ぎるのを待つ

手慣れたものだ

ライオンロック 成仏してくれよ

 


海中の異変

2016-08-15 18:12:55 | 海人

海水温が高値安定を続けている間に、海中では異変が起きています。

今年は台風の発生が少ないうえ、6号も7号も東にそれ、7号に至っては沖縄をさておいて本土にロックオン。

どーなっているのでしょうか。

幸い、降雨のほうは気圧の谷の影響で潤沢にいただいておりますが、台風接近数がこのままで済むはずがないというのが沖縄県では普通の見解。

昨日の八重干瀬

 

      

これすべて白化したサンゴです。

ご承知の向きにはうるさいでしょうが、サンゴはその体内に褐虫藻という植物を取り込んでいて、この植物から栄養と酸素をもらい、二酸化炭素を供給して共存しているのですね。

海水温が高くなると褐虫藻はサンゴから抜け出し、残されたサンゴは酸素の供給がなくなり石灰分だけになってしまうというわけです。

そのほか、環境の変化、プランクトンの発生など種々の要因が重なって白化が起こるといわれておりますが、この海ではこんな現象もみられています。

 

      

左と右は同じエダサンゴの仲間。右だけが白化しています。

   

これは、ヘラジカハナヤサイサンゴ(たぶん)左は正常、右異常。

もう一つおまけ

  

左のカクレクマノミの住むイソギンチャクの色。なんかきれいですね。でも本当は右のようなイソギンチャクだったらしいです。

これも海水温の上昇のせいだとも。

やっぱりおかしいぞ地球

 


見上げてごらん宮古の空を

2016-08-08 17:34:00 | その他

最近地上には面白いことが少ないのね。

ないことはないのだけれど記事にしにくいのですが。

でも書いちゃいます。

「人頭税はなかった」か?

昨年発刊された沖縄国際大学名誉教授来間泰男氏著の「人頭税はなかった」が今、島の一部で物議を醸しています。

宮古・八重山に課したとされている過酷な税制、人頭税(にんとうぜい または じんとうぜい)

一般には、宮古・八重山から琉球王府に収める年貢(粟と反布)を15歳から50歳の男女人口の増減、穀物の豊凶にかかわらず定額と固定し、配布率をもって賦課する税制で「頭懸(ずがかり または ずがけ)」とも「定額人頭配布税」ともよばれています。

教授の主張の最重要点は(あくまで個人見解です)

・人頭税とは「能力の差に関係なく、各個人に一律に同額を課する租税」(大辞林や平凡社世界百科事典などを引用)であるが、実際の賦課は個人にかけられたものではなく、村負担の総額を決めたものであるから人頭税とはいえない。

・さらにこの呼称は、明治に入って役人が言い始めたもので、税制が始まってから200年以上使われた形跡はない。

・人頭税は過酷な税制と言われているが、もともと先島は生産力水準が圧倒的に低い地域であり、生活水準の低さの原因を租税水準の高さに求めるのは間違いである

てなことを彼なりの証明の仕方で綴ったものがこの書籍なのです。

これに対して、「宮古郷土史研究会」ではこれを読み込み、その議論の結果を発表する場を定期的に設けています。

税の制度としての名称の議論なのか、税制そのものの議論なのかどっちの主張もよくわからないのが実情です。

何しろ当時を振り返ることのできる文献が乏しいのです。

ただ驚いたのは、参加者の中に、島にある「人頭税石」(150センチほどの高さの石がおかれており、身長がこの石を超えると課税されるということをある時期まで小学校で教えていたらしい)の誤解を持ち続けている島民がいるということです。

教育というものは恐ろしいものであるのである。

ということで空を見上げるとそんなこととは関係なく空がある。

 

      

逃げる龍かΣ記号か

 

      

二重てぃんばう(虹)

こぎげんよう

 


もう8月

2016-08-01 17:47:26 | たーけの橋

タイトルとは関係ない話ですが、宮古空港のそばに建設中の全天候型交流施設、通称宮古ドーム。

来年4月の供用へ向けて着々と工事が進んでいます。

 

       

総工事費30億円。「たーけーのドーム」と揶揄されないよう利用計画をしっかり立てましょう。

最初のイベントは、供用直後に開催されるトライアスロンの開会式かな。

降雨時や強風時の観光客などへのイベントに利用などと言っていますが、そんなに急に使えるものでしょうか?などと要らぬ詮索をしてしまいます。

この周辺には、県内売上2位のスーパーマーケット「サンエー」の移転建設も予定されているようです。

さらには、市の中心部とこれらが立地する空港南側とを結ぶ空港地下道を要望する動きや、合併特例債を利用した市役所統合庁舎建設にも絡むなど空港周辺は騒がしくなっております。

今月の11日には空港から6分の場所に生鮮食料品も販売する「ドン・キホーテ」が開店する予定。

一方、せっかく住居の近くに開店したココストアが閉店。郵便局の前のココも閉店。

競争は栄枯盛衰を重ねながらも、建設バブルはまだまだ続きそうなのでした。