海水温が高値安定を続けている間に、海中では異変が起きています。
今年は台風の発生が少ないうえ、6号も7号も東にそれ、7号に至っては沖縄をさておいて本土にロックオン。
どーなっているのでしょうか。
幸い、降雨のほうは気圧の谷の影響で潤沢にいただいておりますが、台風接近数がこのままで済むはずがないというのが沖縄県では普通の見解。
昨日の八重干瀬
これすべて白化したサンゴです。
ご承知の向きにはうるさいでしょうが、サンゴはその体内に褐虫藻という植物を取り込んでいて、この植物から栄養と酸素をもらい、二酸化炭素を供給して共存しているのですね。
海水温が高くなると褐虫藻はサンゴから抜け出し、残されたサンゴは酸素の供給がなくなり石灰分だけになってしまうというわけです。
そのほか、環境の変化、プランクトンの発生など種々の要因が重なって白化が起こるといわれておりますが、この海ではこんな現象もみられています。
左と右は同じエダサンゴの仲間。右だけが白化しています。
これは、ヘラジカハナヤサイサンゴ(たぶん)左は正常、右異常。
もう一つおまけ
左のカクレクマノミの住むイソギンチャクの色。なんかきれいですね。でも本当は右のようなイソギンチャクだったらしいです。
これも海水温の上昇のせいだとも。
やっぱりおかしいぞ地球