しょう爺あーっと宮古

宮古島ではじめたサードライフ。気が向くまま不定期に面白いことあったら伝えます。

はれバレ

2024-07-04 13:24:06 | 天の恵み

宮古の今年の夏は良い良い。

今のところは。

台風の気配はみじんも見せずに夜中にカタブイ(片降り)。

日中はところによりまたカタブイ

雨とお日様のバランスが非常によろしい。

        

宮古島と栗間大橋で結ばれる栗間島の展望台からの眺め。

深みのある青は水深が深いところで明度の高いところは海底の白砂の影響で薄く見えます。

さらに

        

これは干潮時の東部の海岸「新城(あらぐすく)」

まったく波がなく、空と雲が海水面に映り込んでいます。

利用客に肌を露出する人は少なく、15分でも肌を曝そうものなら事故です。

そしてそして陸上の風通しの良い日陰では

    

ジョロウグモがネットを張って食事の準備中。

この暑い中根気のいる商売です。

こいつはネットを取り払っても取り払っても翌日には同じ場所に網を張る。

よほど気に入っているのでしょうなあ。

そんなこんなの宮古島の夏でございます。


北の国から

2022-10-05 17:14:41 | 天の恵み

今年も北の国から天の恵みが届きました。

友人のご子息が釣り上げた カムイチェプ(神の魚)でございます。

          

体長60cm重量2.3kgの立派な秋鮭。遠く離れた宮古の海を最後に見せてあげました。

北海道立総合研究機構さけます・内水面水産試験場(ながーい)によると今年の秋鮭来遊数(沿岸漁獲と河川捕獲の合計)は前年比10.1%増の2052万尾と予測され、2018年以来4年ぶりに2000万尾に回付するそうです。

2000万尾ですよすごい数です。道漁連関連の漁獲量にすると5万トン前後ですが数にすると感動モノのチェプ様でぎょざいます。

昨年は知床半島付近の沿岸高水温や赤潮発生によって地域的な偏りもあったようですが、北海道産のウニが寿司屋から消えたのは記憶に新しいところです。

さてこのカムイチェプ。毎年の行事となってからサバキの腕もあがり、見事な2枚おろしに出来上がりました。

          

しばらくはこの北の国からの恵みが食卓を潤すことになります。

今年もあと2ヶ月。幸いにも今のところコロナ感染もせず、体調も万全で過ごしておりますがフィールドワークをさぼりがちで近所ネタが多くなってきているのを反省しております。

 


もうですか

2022-06-28 17:34:10 | 天の恵み

あっと言ってる間に6月もあと2日余り。

加速度をつけて終末に向かっておるぞ。

関東甲信越は統計史上最も早い梅雨明けとか。

夏を乗り切る水量は大丈夫かしらと取り越し苦労してみます。

一方、ここ宮古島では5月4日梅雨入り、6月20日梅雨明けとほぼ例年通りですが降った雨の量が半端ない。

5月の雨量は815ミリ。平年は208ミリということですから4倍近い降雨量。こちらは統計史上最も多い月間降水量。

年間の降水量は2000ミリとされ40%を5月だけで消費してしまったということです。

例年通りだとこれからの雨量に期待が持てず大干ばつが危惧されるところですがここは違います。

台風という大きな水がめがあるのです。

さらにこれだけの雨が降っても家屋には何の影響もないのことよ。

降った雨は穴だらけの琉球石灰岩を基盤に持つ土中に浸透し、表土に保水性を持たせた畑だけが浸水するという雨上がりなのですね。

宅地や道路に振った雨は集められ、浸透桝という地中に設けられたザルのような穴に導かれます。

浸透桝といえどもすべての雨量を一気に呑み込めないので市内の低地は一時的に冠水することもありますが土砂崩れ、河川の氾濫の心配がないのはありがたいことです。しかし、浸透した雨水は地表や地中のあらゆるものを呑み込んで最後は海に放出されるわけで琉球石灰岩の濾過能力頼りでいいのかしら???という疑問はあります。

そんなある日、交差点で信号待ちをしている我が愚車の前に記憶の隅をしきりに突っつくデザインのバスが現れました。

  

それがこのバス。市役所と伊良部島を結ぶ路線バスなのですが。

うつろな目の焦点をバスの後部にフォーカスすると。

  

なんと!豊田市を走る「おいでんバス」の老後の活躍場所がこの島だったというわけでした。

前世では豊田市のイベント時のバス輸送計画に携わったこともあり、おいでん祭りや豊田スタジアムでの観客輸送に使用したおいでんバスとここで再会できるとはなんという奇遇でありましょうか。

これに限らず、この島には高校や大学のバス、ワゴンなどがロゴをつけたまま走り回っており驚いてはいられないのですが、同じ穴のムジナ、いやいや違う、提灯に釣り鐘、同病相哀れむ、ますます離れていくなあ、「ふる郷のなまりなつかし」ぐらいにしておくか

第二の人生(車生?)わいどー!


NO密な島内散策その2

2021-03-05 17:49:03 | 天の恵み

何とかこのシリーズ第2弾を出せそうです。

今回は自宅から1歩、勤務先から1歩出たところでまとめましょう。

この島では1年中花が咲いているように思えるでしょうが、やはり春先は1番季節を感じるときです。

まずは沖縄のさくら、かんひざくら(寒緋桜)

      

本土の桜ほどの風情もなく、花見などという習慣もない彼の地では普通にスルーされる寂しい桜でもあります。

次はハイビスカス。

      

ちょうどよく紅白がそろいました。

ハイビスカスは暑さに強いというイメージがありますが、我が家の庭に植えられているハイビスカスはハワイ原産のもので意外と暑さに弱く、今の時期に次々と花芽をつけ5月の声を聴くとお休みします。

早い話老木です。几帳面に一輪づつ老体に鞭打って開花させる姿を見ると身につまされる思いであります。

さて、今の時期のトピックスというとキビ狩りです。地元ではキビ収穫(ぶーぐなぐズ)といい、地域によっていろいろな言い方をします。本島ではサトウキビのことをウージといっていますね。

      

現在の収穫の主役は「ハーベスタ」と呼ばれる収穫機械でのキビ刈り。

数年前までは、島の外で生活する家族も呼び寄せて、時には地域が協力して刈り取っていましたが(本島の言葉でユイマールですね)、今シーズンは機械刈り面積が9割に達し生産者はハーベスタの刈残しを拾って見守るだけということになったようです。

      

刈り取り作業は楽になりましたが、生産者の収入は減ります。

20-21年度の1トン当たりの生産者の手取りは21,999円。糖度によって差がありますが基準糖度の最高価格です。

ハーベスタの使用料が1トン当たり4,500円。生産者の手取りが減るわけです。

その一律4,500円が独占禁止法違反ではという指摘もあったようですが今年はうやむやになったようです。

また、手取り21,999円のうち製糖工場の買取価格は5,364円。残りは国の交付金という仕組みです。

きわめてしょう爺的にいうと「国は安い価格の輸入砂糖に関税をかけて砂糖価格をあげてやったんやからからその分を国内の生産者に与えるんやで」ということでしょうか。

詳しいことはまた別の機会に。たぶん来年の収穫期になると思うけど。

というわけで第2弾も混乱のうちに終了。

宮古島の陽性者はこの10日間で一人と安定しております。明日からはワクチン接種が始まります。975回分ですが。

 

 


北の国から Season 40

2020-10-05 17:36:34 | 天の恵み

先々月、正確には8月19日からこのブログの更新を怠っていたにもかかわらず9月1日から30日までの訪問者は何と

1,900pv!!!

1日平均のべ63人の方がこのサイトを開いていらっしゃる。

これはすごいことですよ。毎日何らかの更新があることを期待されて訪問されている皆様のなんと閑暇なことか、もとい!熱意に驚くとともに、耐えられないほどの重圧を感じております。

この間、この島でのコロナウィルスの感染者は一桁、昨日まで2週間感染者なしが続いております。

GO TO の東京解禁で何となく騒々しくなりましたが、この2日には市役所爆破予告事件があり奇妙な静けさが蔓延していた島内でありました。

主なニュースは2行で終わりましたが、これからもよろしくお願いいたします。

さて、

久しぶりの話題は北の国からの天の恵みが届いたお知らせです。

北の大地を離れて今年は40seasonになりますが、その間居住先のご当地産品と北の国の恵みとの物々交換を時にほそぼそ、時に豪華に続けてまいりました。その中の友人から届いた恵みがこれ。

9月22日付北海道新聞にくるまれてやってきました新巻鮭。イケメン鮭です。

新聞全紙約80㎝の4分の3を占める60㎝のシロザケ?の大物。

友人の放浪釣人たるご子息が釣り上げたものであります。

何回かいただくうちに、こちらも魚のサバキに習熟しまして立派な姿の切り身に変身しました。

まあ、素人のやることですから鼻の先で笑ってやってください。

何といっても新鮮な新巻鮭ですから焼き上がりの香りから食感まで離島の魚売り場では決して手に入らない一品。

ありがたき幸せ