しょう爺あーっと宮古

宮古島ではじめたサードライフ。気が向くまま不定期に面白いことあったら伝えます。

納豆とクラゲの不穏な関係

2016-02-24 10:01:03 | news

昨日は旧暦1月16日

後正(グソー:あの世)の正月という伝統行事。

先祖をお墓の前でお供え物でお迎えして、供養してお送りするという3回目のお正月。

市内の企業は午後からお休み。爺は電話番。この行事を知らない本土からの電話に対応するためさぁ。 

   

それにしてもこのゴミの捨て方。車で来ているんだからそのまま家に持ち帰るべきさぁね。

どうもゴミをその辺に捨てても構わないという伝統も生きているようだねぇ。

ところでお題の件。

こんな記事がアップされておりました。

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サーファーなどマリンスポーツを趣味にしている人は、納豆アレルギーになりやすいことを、横浜市立大病院皮膚科の猪又直子准教授らが明らかにした。

 猪又准教授によると、2004年以降に同科で診療した納豆アレルギー患者18人のスポーツ歴などを調べたところ、12人がサーファー、2人がスキューバダイバー、1人が潜水作業員で、ふだん海にいる時間が長い人が83.3%を占めた。

 納豆アレルギーの患者は多くはないが、発症すると75%が、じんましんや呼吸困難など全身性の重い症状アナフィラキシーを起こす。

 原因物質はネバネバ成分のポリガンマグルタミン酸。当初、なぜサーファーに多いのか分からなかったが、患者の一人がクラゲを食べてアナフィラキシーを起こしたことが解明のヒントになった。クラゲの触手にも同じ物質が含まれており、海でクラゲに繰り返し刺されたことでアレルギーになったらしい。

 食物アレルギーは、口から食べるだけなく、皮膚を通して原因物質が体内に入ることで発症しやすいことが知られている。

 猪又准教授は「納豆アレルギーの可能性があれば、まずマリンスポーツ歴を患者に確認することが診断に役立つ」と話している。(藤田勝)
 
(2015年5月22日 読売新聞)

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マリンスポーツ愛好者の皆様、グルタミン酸の中でも「ポリガンマ」には気を付けましょう。

納豆アレルギーというのは初めて聞きましたがね。

どこか宮古風の名前にひかれ引用しました。「ガングリユマタ」っぽくねぇ?

 


謎の赤布

2016-02-15 17:45:39 | 怪談ばなす

3週間ほど前から週2回は訪れる公園の木に引っ掛かっている謎の赤布。

  

当初は気球のように膨らんでいたという目撃者もおり、流されて来た先にあるのは、北西の季節風の先にある衛星と称するロケットを打ち上げた、かの半島の国ではないかと妄想させるほどのタイミングで現れた代物である。

よく見ると結構透明感もあり、空気を孕んで膨れるようなものではないとわかるが、いまだに何の処理もされていないところを見ると国内の原因者ではないようだ。

普通の布では、宮古島の風にさらされ、色あせてくるか破砕されるものであるが、そうならないところからは、結構な耐候性を持っているものとも思われる。

何とも気になる布であるのだ。

昨日までの好天がうって変わって今日は島の真冬日。

連日の条件の良い日没にグリーンフラッシュの期待をかけ、海岸に足を運ぶが成果なし。

   

それにしても寒い。現在の気温、昨日より11度も低い15℃ぐらい。

そんな気温で!と叱られそうだが、暖かさで緩んだ皮膚の気孔は急には縮まらないさぁ


天の蛇

2016-02-05 17:19:04 | かたりべ

雨が多い。

2月に入って太陽を拝めない。

今日午前、たまたま覗いたお日さまに一瞬で消えた虹。

    

すごく低い位置でまさに地を這うような虹。

宮古島では古くから虹のことを「天の蛇」ティンバヴと呼んでいたそうな。

これに着目したのがロシアの東洋言語学者ニコライ・ネフスキー。

前にも書いた記憶があるけど、1914年日本入国、小樽商大等で教鞭をとり、積丹町の網元の娘を娶って帰国後ロシア革命で処刑された不遇の学者。

蛇が大好きで、蛇のステッキ、蛇皮のジャケットを着ていたというアウトサイダーで、宮古研究や宮古方言を国際音声記号で書き取った功績でこの島にも顕彰碑が建てられている。

宮古方言が日本語の古い音を多く残していることに気づき、「にじ」の語源がティンバヴにあることと論証したそうな。

詳しくは彼の著書「天の蛇」にて。訳本は大佛(オサラギ:何年かぶりでお目にかかったなあ)次郎賞を受けている。

今週末まで雨模様。うっとしい雨季なのである。

 

 


まもる君殉職の危機

2016-02-03 17:53:13 | news

清原逮捕で警視庁が満を持していた昨日、宮古島では宮古島まもる君が身を挺して交通事故の拡大を防ぎ、左足かかとから先を切断、殉職の危機に見舞われている。

2011年5月からこの地に(我が家から5分、2番目に近い勤務地)赴任して以来、幾多の事故を未然に防いできたこのまもる君。

      

昨日11時過ぎ、この交差点で30代男性と80代おばあが運転する軽自動車と普通自動車が衝突。軽自動車がまもる君の前の縁石に乗り上げ後ろの電信柱に激突寸前、身を挺して軽自動車を止め、大事故に至るのを防いだというもの。

当事者の二人は命に別状はないが、まもる君ははたして復帰できるのか。

初めての殉職者が出るのか。医者の技量が問われている。

って、80代のおばあ運転しないでよ。島で一番気を使うのは、錆び付いた軽自動車と二人乗りの軽貨物。前者は、運転者も錆び付いている恐れがあり、後者は誰もいない農道と同じ注意力で移動する老夫婦の場合が多い。

島の人たちは総じて良い人が多いのだけれども、車を運転するときは別人になるさぁね。

現在は、お立ち台ともども撤去され、復帰を待っている。