しょう爺あーっと宮古

宮古島ではじめたサードライフ。気が向くまま不定期に面白いことあったら伝えます。

どれだけいるんだ魔物

2011-01-24 17:14:34 | 魔除け

寒気が戻ってきてまたまたセーター姿になりました。

突然ですが、

昨日、集落を出ようとしたら、それまで見たことのないものが道路を横断する形でぶら下がっておりました。

高さは、約3m。なんじゃこらと車を止めてさらに近寄って見ると

 

骨付き生肉がつりさげられているではないですか。

社員の住民に訊ねると「魔除けのおまじないさぁ」とのこと。

村の出入り口や屋敷の入口に、しめ縄を張り(これが結界)牛や豚の骨付き生肉を下げることで悪魔や疫病の侵入を防ぐ儀式だそう。その名は「シマクサラン」。(本来は旧暦2月上旬に行われるとのこと。1ケ月以上早いんですけど)

沖縄には、一体どれだけ魔除けがあるというのでしょう。

悪魔や疫病菌の侵入経路にしたがってそのバリアーをシミュレーションしてみぁしょうね。

ねらいを定めた集落を正面攻撃。まず最初のバリアは上の「シマクサラン」

かるーくいなして道を進むと三叉路が見えてきたけんど急には曲がれない。正面の家に侵入するつもりで進んでいくと石垣には「石敢當」のおまじない。

ならばと得意のジャンプ力で飛び越え、その先の民家の門へ。おっと門の上には「シーサー」が。これには先ほどの生肉を与えて手なずけ、堂々門の中へ。

すると門と母屋の間には「ヒンブン」と呼ばれるついたてが。

これも背面跳びでクリアすると「スイジガイ」に守られた戸口に。

さしもの悪魔も疲れ果て、ついに最後の時を迎えたると思いきや、その家の幼児がよちよちとでてくるではないかいな。

すぐにとりつき侵入成功。この勝負悪魔の勝ちと思いきや、まだまだバリアが待っていた。

この家では、有事に備えて藁(わら)の芯やイトバショウの葉を輪結びにした「サン」または「サンブァーン」と呼ばれるものをお供えしてあり、悪魔に取り付かれた幼児を便所に連れて行き、その「サン」で背中を叩いて悪魔(マムジン)を追い払う事ができたという1件。めでたしめでたし。蛇足ですが「サン」が手元にないい時は便所のスリッパでも十分役に立つとか。

ススキの葉や茅の葉を束ねて先を十字に結んだ「ゲーン」とか「ゲーヌ」と呼ばれるものも使われるそうですが。

以上の話は、魔除けを適当に並べて、本来の趣旨を学ばずに構成したものなので本気にしないで下さいネーネー。

与太話を続けると、悪い気から身を守るための最終兵器としては、いつもティ・リーフを使ったレイを首にかけているといいんでないかいとも思ってみておりますがどーでしょうHULALIさん。