宇ち中
宇ち多゛中毒のページ




2007/07/20
(続き)
宇ち多゛で呑んでいる時に、何気なくこの日の2軒目をどうするか思案中、ふと思いついたのが最近オープンしたという「毘利軒」です。宇ち多゛を出る頃には既に心は固まって、一直線に毘利軒へ向かいました。このお店は立石の有名店、串揚げ100円ショップの並びにあり、もともとは「まりも」というラーメン屋さんだったところに奇しくも同業他社が軒を並べる形でオープンしたのでした。



「こんばんは」とお店に入ると、19:20頃の店内は先客が3人。右奥に男性2人組、左奥に女性の1人客で、ボクはちょうどその等間隔の真ん中、入り口すぐのところに立ち位置を決めます。カウンターの中には感じのいいご夫婦が。奥様のほうがすかさずキャベツを出してくれて、飲み物を聞いてくれます。右側の壁に並ぶメニューを一瞥し、「焼酎ハイ」(200円)を注文。



大きめのタンブラーといった感じですね。酎ハイをすすりつつ、おかずを迷います。串ものを考えている間に煮込みをもらうことにしました。



「牛すじ煮込み」(200円)。これが200円の割に結構量があります。そしてなかなか旨い。これとキャベツがあれば十分なアテになっちゃいますね。しばらく煮込みをつつきつつ、でもやはり串ものもいただきたいと思いつつ壁のメニューを見つめます。



カウンターの角には、幸福の神様「ビリケン」の像が鎮座されてます。毘利軒のHPにはビリケンの由来が詳しく書かれていますね。そういえば新橋の「おかげや」にもビリケン像がありました。そんなことを考えつつ、考えていた串揚げも決まり「鳥かつ」(1本100円)をいただくことにしました。



ご主人が手際よく揚げてくれた串カツは、衣のきめが細かくて良い感じです。早速いただくと、これがまた旨い。さっくりとしていて、ふんわりとした鳥肉が最高です。あっという間に1本平らげ、ちびちびと呑んでいた酎ハイも空いて、2杯目をもらっちゃいます。



隣のお客さんはどうやら店主夫妻のお知り合いの方で、オープンして何度かいらっしゃっているご様子。お聞きするとお住まいは曳舟だけど立石は初めて、とのことでした。ボクにとってはかけがえのないパラダイス、立石ですが万人にとってそうという訳ではないのですね。そういうボクも2003年に初めて立石に来るまでは、その存在さえ知らなかったのですから、こうして毎週のように通っているのは不思議な気もします。



いろいろとお話をしていると、店主からししとうのサービスが。ありがたくいただきます。そして何とか煮込みも平らげてごちそうさま。1時間とちょっとの滞在で、お会計は800円でした。



立石駅へ向かって少し歩いてから、振り返って写真をパチリ。向こう側には100円ショップの赤い看板と提灯が見えます。同じ串揚げのお店ながら、「ガッテンだ」の乗りで有名な100円ショップとはまた違った、アットホームな雰囲気の毘利軒。これはまた立石の名店が1つ増えて、嬉しい悩みも1つ増えたなあと思いつつ京成電車に乗り込んだのでした。
(おわり)

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