宇ち中
宇ち多゛中毒のページ




2007/01/02
(続き)
この日立石に早めに到着して蘭州開店までのあいだぶらぶらと立石を散策していた時、この日もやってそうな酒場を探していたらどうやら「鳥広」はやっているらしいと事前に調査済み。蘭州を出てKさんご夫妻、Hさんに提案すると行ってみましょうかということで向かいます。鳥広は、蘭州から線路沿いに倉井方面へ歩いてしばらく行ったところにあります。



お店に入るとカウンターに二人ほど、小上がりの座敷には一組お客さんが。我々は小上がりの奥の方にお邪魔することにします。そして壁には営業日のお知らせが。



大晦日の一日だけお休みで、あとは営業しているとのこと。「誠に勝手ながら」と、もの凄く謙虚です。こちらのほうが恐縮しちゃいますね。そして飲み物はチューハイをいただくことにします。



お通しはほうれん草のゴマ和えでした。そして、美味しいと評判のつくねをいただくことに。メニューには「たたき」とあり、店主に尋ねると「つくねです。当店自慢のものです。」と。いやあ、期待がふくらみますね。



焼き上がったたたき。紫蘇など、いろんなものが入っていて香りがいいですね。食感も何というかふわふわ。軽い口当たりで美味しいです。そして、トイレに立っているあいだにKさんが注文してくれていたのはグラタン。これもキャスバル坊やさんの記事で大絶賛されていた逸品。さすがKさん、しっかりとツボを押さえていらっしゃいます。



焼き上がったグラタン。いい感じで焦げ目が付いていてボク好み。やっぱりグラタンはこれくらいこんがり焼かないとダメですよねえ、なんていいながら中身をいただくとこれがまたとろとろクリーミーでたまりません。はふはふいいながらいただきます。そしてチューハイもお代わりです。

結局チューハイを二杯ずつでごちそうさまをすることに。お会計は4人で4,200円。そして初訪にもかかわらず、お年賀をいただいちゃいました。



中身は黒い小銭入れでした。なんだか、儲けが吹っ飛んでしまうようなお年賀に心配しつつ、恐縮しきりです。



結局鳥広には1時間ちょっとの滞在でした。まだ夜の20:40過ぎ、それじゃあ次はどちらに行きましょうかとゴキゲンモードでお店を出たのでした。
(つづく)

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2007/01/02
年末の千住大橋「ときわ」で絶品イカ鍋をいただいた日、ハシゴした「酒屋の酒場」でどうやら休業中の蘭州が年明け二日から営業を再開するらしいという噂を聞きつけ、それでは一緒に行きましょうかとKさんご夫妻、おっとこまえHさんと約束をして正月二日。昼間は駒沢で高校サッカーを観戦し、その足で電車に乗って立石に向かいます。早すぎる到着、立石の名店を巡って空いているお店を確認しつつ、開店準備中の蘭州で元気そうなオヤジさんを発見して一安心。まさかと思って倉井ストアーまで歩いてみますがやっぱりやってません。ぶらぶらと散歩しつつ、Hさんが立石についたというメールを受けて蘭州に向かいます。まだ開店5分前でしたが、お店の前でまっていると息子さんが出てきて「寒いからお店の中に入ってくださいね」と優しく声をかけてくれました。

程なくしてKさんご夫妻も到着し、4人でカウンターに並んで座ります。まずはビールをいただき、今年もよろしくお願いしますと年始のご挨拶。



今年初めての外呑みが復活した蘭州というのも、とっても幸先のいいスタートですね。牛すじももらってみましょうかということで、忙しそうに餃子の皮を作っている奥さんとお手伝いの女性へ、タイミングを見はからって注文します。ついでに水餃子、焼き餃子を二枚ずつ注文します。



実は蘭州の牛すじは、部位の違いか日ごとのできばえの違いか、ちょっと堅くて正直ハズレかなということもあるのですが、この日の牛すじは軟らかくてジューシーでアタリ。美味しいです。そして注文していた水餃子もやってきました。



湯気がもくもくの茹でたて水餃子。もちもちとした皮と、風味たっぷりの餡がたまらなく美味しいです。自家製ラー油だけをつけていただくのがまたボクの好みで最高。Kさんご夫妻、Hさんもラー油の旨さを絶賛で、ボクも嬉しくなっちゃいます。



そして焼き餃子。これもまた水餃子とは違う感じで美味しい。比較的大ぶりの餃子で食べ応えもしっかりです。ビールも空いて、つづいては紹興酒をボトルで、燗を付けていただくことにしました。



グラスで頼む紹興酒と同じように、一度金属製のボールに紹興酒を移して、湯煎して温めた紹興酒をもう一度ボトルに戻してくれます。いやあ、やっぱりこちらの紹興酒はなんだかひと味違うような気がしますね。美味しいです。そして右隣にやってきた常連さんらしきおとうさん、座るなり何にもいわなくてもウーロンたまごが出てきました。我々もいただきますか、ということで4つ注文します。



いい感じでひびが入っていて、まさに恐竜の玉子のようなルックス。烏龍茶で煮込んだという玉子はいい色が付いてます。そして皮を剥くとこんな感じ。



ひびの入ったところが色が染み込んでますね。一度茹でて、そしてひびを入れてもう一度茹でるのでしょうか。ほんのりと味が付いていて美味しい玉子でした。ぺろっといただいてしまったころに、注文していたワンタンがやってきました。



みんなでシェアしていただきます。温かいスープがまた美味しいですね。ワンタンは水餃子より大きめの皮がとってもいい感じでぷるぷるです。そして餃子を追加でオーダしました。



やっぱり自家製ラー油でいただくのが美味しいです。それにしても順調にオヤジさんの眼底出血も良くなってくれたようで何より。またこの絶品餃子がいただけると思うと、引き続きますます元気でいて下さいと拝んでしまいたくなりますね。



オヤジさん、おかあさんに今年もよろしくお願いしますとごちそうさまをします。正月二日から蘭州の絶品餃子をいただけて、大満足でお店を出たのは19:20頃。そして当然のように次のお店に向かったのでした。
(つづく)

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2006/12/31
(続き)
高井戸駅まで戻り、最後のゴールを大晦日も営業中の阿佐ヶ谷「川名」にしましょうねと計画しますが、16時開店のいわゆる「よじかわ」にはまだちょっと早い時間。バスで荻窪まで移動し、みそか庵で高遠そばを食べられなかったという名残惜しさから蕎麦屋さんを目指します。荻窪駅からてくてくと10分ほど西荻のほうへ歩いて向かったお店は「本むら庵」というお店。



さすがに大晦日。年越し蕎麦を食べようと、もの凄い人出です。交通整理をする警備員まで出てきていて、これはどのように並んだらいいのかも分からない混沌とした状態。いやはや、ダメですねと潔く諦めて荻窪へ引き返します。のんびり散歩しつつ、それでも荻窪から阿佐ヶ谷までは電車で移動して、阿佐ヶ谷界隈もちょっと散歩します。



スターロードを見上げると空にはお月様が。まだ開いてない飲み屋さんを冷やかしつつ、酔い覚ましにちょうど良い散歩でした。そんなこんなで時間調整をして、川名へ到着は16時ちょうど。まさによじかわです。



大晦日でも開いている川名。ちなみに元旦も開けるそうですが、今年は元旦が月曜日、川名の定休日と重なってしまいお休みとのことです。お店に入って、奥の座敷に入れていただきます。飲み物は、みんな揃って生グレープフルーツサワー(336円)をいただきました。



そしておつまみをそれぞれみんなのお気に入りを注文します。まずは定番、豚軟骨もつ煮込み(231円)です。



ナンコツの輪っか状になっている部分がたくさん入ってます。野菜もたくさんで、スープがとっても美味しいですね。しばらくしてここっとさんはかるさんも合流して総勢6名、大宴会モードに突入です。



ボクがリクエストしたのはあんきも(399円)。チーズのような食感でした。にっきーさんが最近はまっているという銀鮭かま焼(336円)も到着です。このボリュームでこのお値段というのは、やっぱり川名恐るべしです。



そしてたこ刺(399円)を持ってきてくれたマスター、これも食べてねとなまこ味付(231円)も一緒に盛りつけてくれました。しかもボリュームたっぷり。いやはや、いつも申し訳ないです。ありがたくいただきます。そして生グレサワーも空いて、ホッピー赤(336円)にシフトしました。



大盛り上がりの大宴会。昼にたくさんいただいた日本酒がそろそろ効いてきたようで、このあたりからほとんど記憶がない状態に突入しちゃいました。



湯ぎょうざもいただいたようですね。まったく記憶されてません。。



これはボクの好物のなすツナ炒めかな。頼んだのはやっぱりボクなのかなあ。。



おっと、黒ホッピー(336円)も呑んじゃってます。いやあ、もうダメですね。。



お、これは先日もサービスでいただいたまぐろのハラミかな。おいしいそう。。

という訳で、大晦日も一日呑み歩いて最後も記憶をなくしてしまい、いい意味でも悪い意味でも今年一年を象徴するような一日になってしまいました。18:30頃にみなさんとお別れしたようです。そしてこの日は普通に帰宅する予定で家を出たはずだったのですが、気づいたら・・・



新幹線に乗っちゃってました。本当は帰省するつもりは無かったのに、みなさんと呑んでいてどうやら帰省したくなっちゃったらしく、実家に向かったようです。泥酔状態にもかかわらずこれも帰巣本能のたまものか、よくもまあ新幹線を乗り過ごさなかったものだと、元旦に胸をなで下ろしたのでした。
(おわり)

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2006/12/31
待ちに待ったお楽しみの2006年大晦日。この日は、大晦日にしか開けないという蕎麦屋さん「みそか庵」にはまださんからお誘いをいただいていたのでした。ちなみにこのみそか庵、残念ながら今年が最後とのこと。最後の営業に来ることができて、ホントよかったです。前日は呑み歩かずに万全の体勢で臨んだこの日、高井戸駅集合の10時より少し早めに到着しちゃいました。すぐにはまださんにっきーさんと合流してお店に向かいます。お店の前には既に行列ができていて、我々はおそらく20番目くらい。これなら一回り目には入れますねと一安心。まっているあいだ寒いだろうからと、にっきーさんがカバンから取り出したのは…



竹鶴21年の小ボトル。素晴らしいです。用意周到です。さすがにっきーさん、大感謝です。ありがたくご相伴にあずかります。



なかなかウィスキーを飲むことはないのですが、やはり良いお酒は美味しいですね。にっきーさんのカバンからは、竹鶴だけでなく余市10年なんてのも。何から何までスミマセン。しばらくして呑んだフルさんも合流して、事前にご主人(しおりには「みそか庵店番」と書かれてました)がご挨拶のあとお配りいただいた日本酒メニューを見ながら、銘柄だけ見ても美味しそうな日本酒メニューを心躍らせながら見ます。

そんな楽しい行列タイムもあっという間。予定の正午より早めにお店が開いて、我々は3階の屋根裏部屋のような、サンルームのような日当たりの良い小部屋に通していただきました。まずは「みそか皿」(500円)を二つと、そば揚げ(50円)を二ついただき、いきなり日本酒というのも何なのでビール(中、500円)で乾杯です。



みそか庵のスタッフでソムリエとして大活躍の徹っちゃんさんがいらっしゃったので、さあいよいよ日本酒をいろいろと頼みますか、といういことでまずは燗酒(1合500円)を二種類、「鶴の友 特選」「秋鹿 山廃純吟」をいただきます。まだまだ暖機運転状態。徐々に温まってきた頃に「良いお酒、いっちゃいますか」ということに。ボクは日本酒に詳しくないのでよく分からないのですが、普通では手に入らないようなレアものの日本酒を、一般市場価格からすると破格の値段で飲めるとのこと。1合500円から一番高いもので半合2,000円というお値段です。そして、高いものから品切れになってしまうらしく、それでは高いものから注文しましょうということで最初に頼んだのがこちら。



半合2,000円の最高級品、黒龍酒造の「石田屋」です。あとでネットで調べたら通常価格は720mlで10,500円。これでも十分高価ですが入手がかなり困難のようで、ネットではプレミアがついて3万~4万とかで出たりしてます。うむむ、すごいですねえ。そして一緒に頼んだのは「黒龍しずく」(1合1,500円)です。



徹っちゃんさんが「最初からいいのを行きますね~」と言いながら注いでくれます。



歓声を上げつつ、みんなで回しのみをします。うむむ、日本酒の飲み慣れないボクですが、凄く飲みやすいお酒ですね。飲みやすいんだけど、まったりとしているというか味わい深いというか。そして次に頼んだのは「田酒 純米大吟」(1合1,500円)と「亀の翁 純米大吟」(1合1,500円)。



実はこの田酒、みんな意見が一致の一番好評で、あとでリピートしちゃいました。絶品日本酒をみんなでちびちびとやりながら、いただくおつまみもまた美味しいのです。



焼きみそ(200円)。日本酒にぴったりのアテですね。サンルーム状態の3階席、下の階の暖房の熱も集まってきますが窓をあけるとちょうど心地良い暖かさ。



お酒も回ってきてもの凄い気持ちいい状態に。おちょこには天井の照明が映り込んでいて、そんな写真を撮っちゃったりします。他にも日本酒を追加、「磯自慢 純吟青春」(1合1,000円)なんてのもいただきました。そしてお隣さんの頼んだ濁り酒に一同目を奪われて、我々もということで注文しちゃいます。



まずは「神亀 純米にごり」(1合700円)。



そして「名称募集 純米にごり」(1合1,000円)。どちらもコクがあってとっても美味しいですが、やはり「名称募集」が美味しかったですね。それにしても面白い名前です。たくさん日本酒をいただき、そろそろ蕎麦をお願いしましょうということでまずはもりそば(500円)をそれぞれいただきます。



蕎麦は「蒔いて育てて挽いて打つ」という店主こだわりの逸品。ありがたくいただきながら、残りのお酒もいただきます。本当は辛み大根ののった「高遠そば」もいただきたかったのですが、時間切れでダメでした。それでも大満足、いただいたお酒はぜんぶで12.5合でした。



美味しいお酒をたくさんいただいて、とっても気持ちイイ状態でごちそうさまをします。それにしても今年が最後というのが本当に残念。何らかの形で再開してもらいたいという期待と、これまでお疲れさまでしたという気持ちで高井戸駅まで戻ったのでした。
(つづく)

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2006/12/29
(続き)
23:10過ぎに酒屋の酒場を出て、北千住駅方面へ歩きます。歩きながら終電チェック、まだもう一軒行けますねということで向かったのは、おっとこまえHさんが常連のラーメン屋さん「龍馬」です。



お店の中を覗くとこれがまた大入り満員。全ての席が埋まってます。こりゃダメですねということで諦めて、次に向かったのはこちらもHさんが通っている立ち飲みやさん「南蛮渡来」、有名な串揚げやさん「天七」や大衆酒場「永見」などがある通りをちょっと日光街道側へ入った路地にあるお店です。



L字型で10人ほどで一杯になるカウンターの店内はなんとなくレトロな感じ。常連のHさんはもちろん、Kさんご夫妻も何度かいらっしゃってるらしく女性店主と親しげです。飲み物はどれも一杯500円で、ボクは芋焼酎、富乃宝山をいただいて乾杯です。



暗めの照明で落ち着く雰囲気ですね。カウンターの奥には意外にもターンテーブルがあったりします。焼酎一杯、ゆっくり呑みながらいろんな話で盛り上がります。



お店を出たのは0時前、終電ぎりぎりまでこちらにお邪魔しちゃいました。年の暮れ、大はしの口開けから始まって計4軒の北千住梯子酒。記憶もなくさず、大満足な一日でした。
(おわり)

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2006/12/29
(続き)
ときわの絶品イカ鍋を堪能した4人。お店を出て次のお店を目指します。向かったのは、やっぱり魚が美味しくて有名なお店、「酒屋の酒場」です。国道沿いをしばらく歩いて、右へ曲がると北千住駅に向かう交差点を左折、数分歩くと到着です。ときわから歩いて15分の距離でも、4人でわいわいおしゃべりしながらだとあっという間ですね。



お店の奥の座敷では団体さんの大宴会。忘年会でしょうかね。そしてカウンターもほとんど満席ですが、幸運にもテーブル席がひとつ空いていました。そちらに着席し、飲み物はホッピーをいただくことにします。



Cさんは酎ハイ。カナダドライの炭酸というのも珍しいですね。ホッピーは外1中1でいただきます。そしておかずをいろいろと悩みますが、先程おいしいイカをいただいたのでこちらではタコをいただくことに。



さっと茹でたタコ。大ぶりで絶品です。もともとタコ好きなので、たまりません。ほかにおかずを選ぶのですが、おっとこまえHさんはカボチャの煮物をチョイス。



これがまさに家庭の味で、素朴で美味しいのです。酒屋の酒場は、どうしてもお魚がおいしいというイメージ。でもこういった煮物メニューも美味しいのですね。



そしてきんぴらゴボウなんかもいただいちゃいます。お豆はCさんの大好物。お酒もすすみ、Kさんは日本酒にシフトしちゃいました。



こちらの店主の息子さん、美味しい日本酒にはとってもお詳しいとのこと。日本酒をお願いすると、嬉しそうに注ぎに来てくれます。本当に日本酒が大好きといった感じです。



アジフライは、大ぶりなものを二ついただきました。半身ずつ分けていただきます。白菜と豚肉のポン酢は、Hさんの最近のはまりメニューだそうです。



おかわりはホッピーの黒をいただきました。これも外1中1でいただきます。いい感じで泡が立っておいしそうですね。そして最後に一品お願いしたのは、実は魚がウリの酒屋の酒場で穴場メニュー的な美味しさというモツ煮込みです。



大ぶりなガツやシロの部分がたっぷりで、あっさり味付けながら食べ応えのある一品。上に乗ったオニオンスライスがまた良いバランスをとってくれます。なるほど、これはいい味ですね。いろんなおかずをいただいて大満足。なにより、お魚以外のメニューも絶品であることにビックリした酒屋の酒場でした。



大満足でごちそうさまをしたのは23:10過ぎ。もう閉店時間を過ぎて、電気も消えて暖簾もお店の中へ。それでも店主は嬉しそうにお見送りしてくれました。Kさんご夫妻におっとこまえHさん。大常連のみなさんとご一緒できて、とっても楽しく美味しい酒屋の酒場でした。
(つづく)

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2006/12/29
(続き)
大満足の大はしを出て北千住駅前でKさんと落ち合ったのは17:40過ぎ。外はすっかり暗くなり、何より北風がびゅーびゅー吹いて猛烈に寒い中、10分ちょっと歩いて「ときわ」に到着したのは17:55。実はこのお店、初めて北千住で呑み歩いた日にご案内いただいたKさんご夫妻から、一軒目の「酒屋の酒場」を出た後に「こっちに行くと、美味しいか鍋のお店があるんですよね」と二軒目の候補としてご提案いただいていたお店なのです。ずっと課題店だったのですが、ようやく来ることができました。しかし先程の電話では予約を断られたばかり。不安に思いながらお店の暖簾をくぐります。



店内は確かに大にぎわいですが、入り口すぐのテーブル席が空いています。もしやと思い店員さんに4人ですと告げると、そちらへどうぞとその席を案内されます。やっぱりあたって砕けろ作戦が奏功しましたね。ほっと一安心して席に座り、飲み物は早速いいちこのボトル(2,000円?)を入れることにします。



Kさんは最初はビールで、3人乾杯します。実はいいちこ好きなおっとこまえHさん。水割りでも、そう言われてみると結構美味しいですね。入店できたヨロコビを感じつつ何気なく天井方向を見上げると、壁には各地にある「ときわ」という屋号のお店の札が並べられた、全国ときわ会の札立てが。



いやはや、いろんなところに「ときわ」があるのですねえ。感心しつつ、おかずをいろいろと選びます。まずはポテトサラダ(350円)です。



値段に比して量たっぷり。お得です。素朴な味でボク好み、ヒットですね。



自家製塩辛。メニューには「(自)塩辛 300円」とあります。それにしてもテーブルに置かれた手書きのメニューの達筆なこと。たまに達筆すぎて読めないものもあったりします。



あじ刺身がないとのことだったので、盛り合わせ(1,000円?)をいただきました。国道を挟んですぐのところに市場があるため、この界隈は新鮮なお魚を安く提供するお店が多いエリア。こちらの刺身も絶品です。とろっとしていて美味しいですね。ちょうどこの頃、Cさんも到着して今日のメンバが揃ってあらためて乾杯です。



あじ刺身は無かったのですが、アジフライ(350円)はありました。下ごしらえをしてしまっているのでしょうね。好物のあじ、肉厚で揚げたて、美味しいです。そしていよいよ、お目当てのイカ鍋をいただくことにしました。そしてやって来たイカ鍋に一同ビックリ。



これで一人前750円。そして新鮮でぴかぴかな、大きなイカが丸ごと一杯乗っています。野菜もとうふもきのこもたっぷり。これでこのお値段はやっぱりビックリですね。jirochoさん気合の逸品にも登場するイカ鍋、納得です。



醤油ベースのスープだと思うのですが、イカわたも丸ごと入っているのでまったりと濁った感じのスープになります。そしてこのイカ鍋の最大の特徴は、明らかに甘いスープ。イカってこんなに甘かったっけと思うほどの、濃厚なイカの風味と合いまった奥深い甘さ。Kさんから「実はこの甘さには秘密があるんです」と、初めてこちらでイカ鍋を食べた時にお店の方に確認したところ、砂糖が入っていると教えていただいたとのこと。なるほど、意外にもストレートな味付けだったのですね。しかし、イカも美味しいのですが一緒に煮込まれた味の染み込んだ野菜がまた絶品。寒い夜、体の中から温まります。

4人で鍋を一気に平らげ、焼酎もボトルにまだ残っているのでもう一品、気になっていた白子わさ(600円)をいただくことにしました。



ぷりっぷりの新鮮白子。美味しそうですねえ。そしてなにより、わさびと一緒に食べるというのが珍しい。



わさびをのっけていただくと、なるほど、白子のとろっとろ感とわさびって独特なマッチング。たまにはこれもアリかな、と思う味でした。



店内は、ひっきりなしにお客さんがいらっしゃって常に満席。入れなくて諦めて帰るお客さんも少なからずいらっしゃいました。それにしても、念願の絶品イカ鍋を満喫できて3時間半ほどの大満足タイム。21:15頃にごちそうさまをして4人、次のお店に向かったのでした。
(つづく)

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2006/12/29
ここ数日すっかり年末呑み続けモードで、この日はおっとこまえHさん、Kさんご夫妻と千住大橋のイカ鍋で有名な「ときわ」へ行きましょうという日。ときわ待ち合わせは19時頃ということだったので、それまでにHさんとどこかでゼロ次会ということになりました。名店揃いの北千住、いろいろと迷いますが、ワイタベさんのブログでたびたび登場する「大はし」に行ってみたくなり、Hさんに口開け狙いを提案すると快くオッケーをいただきます。北千住到着はかなりフライングで15:20頃で、開店時間が待ちきれずに16:25頃にお店の前へ行くと、既に行列ができていました。



時刻通りにお店の中から店主とその息子さんがそろって出てきて、暖簾を出す前に並んでいるお客さんをお店の中に通してくれます。鍋前の特等席は先に並んでいらっしゃった3人さんたちがキープ、ボクはちょうどキンミヤボトル棚の目の前、テーブルが真ん中で途切れるあたりの端っこに陣取ります。すぐにHさんも到着し二人並んで着席、まずはビール(大、500円)をいただき、煮込みをいただきます。



ボクは肉とうふ、Hさんはとうふだけ。どちらも320円です。備え付けのやげん堀七味唐辛子をふりかけてとうふを一口ぱくりといただくと、ぷるんぷるんでとっても柔らかい食感のとうふに、染み込んだ独特の甘辛い味付けが何ともたまりません。牛すじ肉もしっかり煮込まれていて、噛みごたえがあるのですが柔らかいお肉。どちらも素晴らしく美味しいです。10分ほどでビールも空いてしまい、キンミヤに行きましょうということでセットでいただきます。



キンミヤボトルは1,250円ととってもリーズナブルなお値段。そして炭酸(プレーンソーダ)は130円、梅エキスと氷はサービスです。Hさんと二人で作業分担しながら、梅エキスをちょっと入れた酎ハイのできあがり。



あらためて乾杯です。シンプルですがすっきり味でとっても美味しい。肉とうふもぺろっと食べてしまい、おかわりをします。



はまださんの記事によれば、このお店に来たら肉とうふや牛煮込みしか食べないというお客さんもいるほどの看板メニュー。ボクもどんどん食べてしまいます。Hさんは壁のメニューから「たらこの煮こごり」を発見。面白そうですねえということで注文します。



確かにこれまでいただいたことのないジャンルの煮こごりです。ちょっと堅めでしょうか。もう少し柔らかめのほうが、ボクの好みだったりします。そしてさらに肉とうふを3枚目を頼んでしまいます。その頃、Hさんが「ときわ」に電話を入れてくれて予約を取ろうとしますが、なんと一杯で断られてしまったとのこと。まずいですねえ、どうしましょうかと急遽作戦会議です。相談しているとKさんからそろそろ北千住到着というメールがきて、それでは早めにKさんと落ち合って、お店に突撃してみましょうかということになりました。



最後にとうふだけをいただいて、とうふを一枚ずつシェアします。結局ボクは煮込みのお皿3.5枚分、二人で5枚の皿を重ねることになりました。そろそろKさんが到着されるというころ、ごちそうさまをします。半分ほどの残量のキンミヤのボトルに「おっとこまえ」と記入して息子さんに渡すと、息子さん笑いながら「いやあ、確かにおっとこまえだねえ」と突っ込みが。既にイイ感じで酔っぱらってしまいましたね。1時間ちょっとの滞在でお会計は二人で約4,000円でした。



自称「千住で二番」の大はしですが、どのお店も一番にしたいくらいに名店の多い千住界隈。そんななかで潔く二番と言い切るのも、なんだか不動の地位を確立しているような気がしてきます。そして、ワイタベさんが通いたくなる気持ちがなんとなくわかるような気もしつつ、Kさんと落ち合うべく駅前へ向かったのでした。
(つづく)

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2006/12/28
(続き)
大満足の酒の高橋ですっかりゴキゲンになってしまい、当初はここでおしまいの予定だったのですが、串元の今年最後の木曜会に顔を出すことに。JRの新宿駅に着いたのが22時前、そして22時過ぎには串元に到着です。二日連続の串元になってしまいました。



お店に入っていくと木曜会会長Tさんや長身美人Kさん、そして歩く酒場データベースKさんとその奥様Cさんなど、いつもの木曜会メンバが揃っています。すっかりゴキゲンで、既に大盛り上がりのみなさんのテンションにも負けずとも劣らないくらいの酔っぱらい状態。早速濃厚ホッピーをいただきます。



いやあ、前日しこたま濃厚いいちこホッピーをいただいてかなりの二日酔いになってしまったのに、24時間経ってまた同じものを呑んでしまうという、恐ろしい状態ですね。でもそんなことはちっとも考えずに、イエーイ状態で乾杯です。



追加注文した肉野菜炒め、美味しそうですね。写真をぱちりと撮っていると、この日はじめて木曜会参加のアイドル系Kさんに箸上げ画像のご協力をいただきました。



豪快に持ち上げてくれます。そうこうしていると、木曜会古参のメンバである長身美人のKさんは、焼きうどんの上の玉子焼きチラ画像にご協力してくれます。



なんだかやっぱり、ちょっとエッチですね。そしてさらにCさんには、ピリ辛こんにゃくの箸上げにご協力。



もしかしたらこの箸上げもKさんだったかも。他にもこの日は、すっかり写真で大盛り上がりで、いろんな怪しい写真を撮り合っていたようです。残った画像は、かなりヤバイ状態のものばかり。そんなこんなでいいちこは順調に消費され、この日で69本目だったのでした。



この年の目標の80本まであと11本。そして残る串元営業日は翌日の29日のみ。絶望的な状態ですね。



みんなが「おっちゃん」と呼ぶ店主にお礼を言ってお店を出たのは、この日もやっぱり閉店時刻を大幅にオーバーして23:30頃。そして、ばるぼらやへ向かう会長Tさんたちを見送り、この日はここで帰宅したのでした。二日酔い状態の宇ち納めから始まり、めきめきと復活したこの日。さすがに串元で燃え尽きてしまったようです。
(おわり)

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2006/12/28
(続き)
宇ち納めをして、立石から京成電車に乗り込み向かったのは世田谷線の世田谷駅。この日は高橋の、2006年最後の営業日です。お店への到着は18:35頃。



お店に入ると、カウンターも小上がりも一杯。呆然と立ちつくしているとママさんが、「うしろにお友達がいるじゃん」と。小上がりにごじたか常連のNさんとそのお連れの方がいらっしゃいます。それじゃスミマセンと、相席をさせていただきます。



今日のお通しは茹でイカ。ホッピーとポテトサラダをいただいて、ポテサラがまた増量大サービス。嬉しいですねえ。Nさんたちと「よろしくお願いします」と乾杯します。ひとりの予定が、嬉しい誤算で予期せず3人での宴会モードになっちゃいました。Nさんたちの頼んだイカわた焼きが到着、ボクもつつかせてもらっちゃいます。



Nさんたちといろんな酒場やラーメンの話で大いに盛り上がり1時間半ほど。お二人は次のお店に行くとのことで、さようならをします。店内も入った頃の満席状態から脱却し、空き席も目立ち始めました。ボクはもう少し飲んでいくことにします。そして気になっていた鍋メニュー、豚みそなべ(700円)を注文しちゃいました。



やってきた鍋がこれまたいつものように大盛りの野菜の上に、高く積み上げられた肉、味噌、とうふ。ぐつぐつといい音がしてきて、煮えてきます。



そろそろ煮えてきて一口。いやあ、冬は鍋ですねえ。お肉もいいお肉。味噌味がまたマッチして絶品、旨いです。ぺろりと平らげてしまい、ごちそうさまをしたのは21:20頃。よいお年をとママさん、けいちゃんとご挨拶をして高橋を出ます。



既に暖簾も提灯も片づけられてました。それにしてもこの日は一人のみのはずが、常連のNさんとご一緒させていただきとっても楽しいひととき。そして絶品一人鍋まで満喫できて一粒で二度美味しい酒の高橋になりました。かなりゴキゲンモードで、エンジン全開。次に行ってしまったのでした。
(つづく)

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2006/12/28
職場では仕事納めのこの日、有給休暇を取って一足早く年末休暇に入りました。しかし前日の飲みすぎのため午前中はかなりの二日酔い。昼を過ぎてもあんまり復活しませんでしたがこの日は今年の宇ち多゛納め、宇ち納めの日にしようと決めていた日。15時過ぎに家をでて、立石に到着した16:30過ぎにはなんとか8割方復活してきました。既に暗くなりかけている立石の仲見世商店街、既に正月の飾り付けがされてました。



宇ち多゛の営業はこの日の翌日の29日まで。最終日の前日ということで混んでいるかなと思ったのですが、お店の前に行列は無く、なんとか鍋前の席にすっぽりと入り込むことができました。あんちゃんから「一本何入れる?」と。まだテッポウが残っているのですね。ハツを混ぜてお酢を入れていただきました。



梅割りはちょっと甘め。二日酔いにはちょうど良いです。一口すすると、ふわぁっと梅エキスの香りとともに二日酔いもすーっと醒めていくような感じ。いやあ、完全に迎え酒だなあと思いつつも、徐々に復活していく自分を実感できます。テッポウもハツも、さっぱりしていてイイ感じ。さらにさっぱりと、大根お酢をいただくことにします。



今日の大根は柔らかめでとっても甘いですね。いつもながら、宇ち多゛の大根は漬かり方といい絶品です。そして、次に何をいただこうかなと、今年一番印象的だったツルタレをもらうことにします。「ツル、まだありますか?」とマスターに尋ねると、「ありますよ」とのこと。「それではタレでお願いします」とお願いします。



そしてやって来たツルタレ。この日もぴかぴかジューシーなルックス。いやあ旨そう。この時点ですっかり完全復活です。やげんの七味を振りかけて、串から外して一口食べるとやっぱり絶品。ちょうど梅も空いて二つ目はぶどうでいただきます。



やっぱり甘め。ツルとおしんこを堪能しながら、甘めのぶどうをすすります。ぶどうは梅よりも甘くなくてドライな感じ。今年最後の焼き物を何にしようかと考えつつ20分ほどかけて二つ目を空けて、三つ目は気持ち辛めでお願いします。



そして最後の一品はカシラ塩です。やっぱり結局カシラ塩に落ち着いちゃったりします。カリッと焼き上がってますね。



そして串から外すとこんな感じ。



中はレア。たまりません。そして一口いただくとこれまた頬肉の肉肉しい感じがたまりません。噛むほどに肉の旨味が堪能できます。カシラを平らげ、今日は梅一つにぶどう二つ。大満足でごちそうさま、よいお年をとマスターはじめみなさんにご挨拶をして宇ち多゛をあとにします。

それにしても今年もたくさんお世話になりました。2003年2月に初めて宇ち多゛にお邪魔してからたくさんいただいてきましたが、今年もいろいろ新たな味の発見があったなあと、つくづく宇ち多゛の奥深さを実感。今年の宇ち入りは45回、いろんな方とご一緒し、いろんな方と出会った、今年一年の宇ち多゛に感謝しつつ今年の宇ち納めをしたのでした。
(つづく)

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2006/12/27
(続き)
久しぶりの仲間たちと大盛り上がりの一次会を終えお店を出た21時過ぎ。実はこの日、ここっとさんから夕方に「串元のいいちこ80本に達成に向けTさんからお誘いがありました!」と連絡をいただいていたのです。お店を出て次に行こうという話をしている時、こんなお店があるのですがとみんなを誘うと「行きましょう!」ということに。なんと二次会として串元に行くことにしちゃいました。神保町から新宿三丁目までは都営新宿線で一本。串元には21:30過ぎに到着です。



お店には串元大常連のTさんと、さっき兵六でご一緒した呑んだフルさん、そして濱の戯言のTamさん。どうやらここっとさんは、次の職場飲みのためにちょっと前に帰ってしまったとのこと。3人でいいちこと格闘しているTさんたちに、上機嫌の5人が加わってすぐに大宴会状態になってしまいました。



おかずもいくつか追加注文していただきます。これは中華風もつ炒めのカシラ塩。



そして向こう側にはシロの中華風。



いいちこホッピーもやっぱり濃いめです。いいちこは67本目。目標の80本まではあと13本。そして残り営業日はこの日を含めてあと3日。やっぱり目標達成にはちょっと厳しい状況ですね。



結局この日も、閉店時刻を大幅に過ぎて23:30近くにごちそうさまをしたようです。後半はほぼ記憶無し状態。しかし今思うと、いきなり会社の仲間を4人も連れてきてしまうという暴挙。それでも一瞬にしてうち解け、楽しい飲み会になってしまうというのは、お酒の力もさることながら、素晴らしき酒友Tさん、フルさん、Tamさんに大感謝です。久しぶりの日本でディープ居酒屋を堪能できた元同僚のKさんも、大満足で年明けにアメリカへ戻っていったのでした。
(おわり)

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2006/12/27
(続き)
M先輩と兵六を出て、神保町界隈を南へ歩いて向かったお店は「新味園」という中華料理屋さん。今日のメインイベントである、一時帰国中の元同僚を囲んでの昔一緒に仕事をした仲間との飲み会です。少し迷いつつも、順調にお店にたどり着きました。



予約した18:30より15分も早く着いてしまい、先にちょっとだけ始めちゃいますかとM先輩と二人、ビールをいただいちゃいます。



そうこうしていると徐々に集まり始めて、主賓の元同僚Kさんも到着。1年半ぶりの再開、海外で激務の中さぞかしやつれているだろうと思いきや、以前のまんまの元気な姿にほっと一安心します。みんな揃ったところであらためて、再会を祝して乾杯をします。そして料理もじゃんじゃん頼んじゃいます。



腸詰め。M先輩の好物とのこと。ねぎと一緒に出てくるところが変わってますね。



春巻き。大きいのがどどんと2本。



台湾空心菜炒め。いわゆる青菜炒めですね。結構ボリュームたっぷりで、味もしっかりと美味しかったです。




大根もち。揚げたてでなかなか美味しかった。ビールも空いて、紹興酒をボトルで、燗を付けてもらいました。



懐かしい話で盛り上がりながら紹興酒をじゃんじゃん飲んじゃいます。今日は急遽集まった5人。約4年ほど前までは同じチームで、今思うと本当にチームワークのよい仲間たちでした。いろんな楽しい思い出や大変だった思い出話、その当時を思い出しながら話に花を咲かせます。



海鮮おこげなんかもいただいちゃいました。お店のひとが目の前でじゅわーっと作ってくれます。おこげがもう少し香ばしいのがボクの好みですが、結構美味しかったです。そのほかにもたくさん料理をいただいて、21時頃。そろそろ次に行きますか、ということでごちそうさまです。たくさん飲んで食べて、5人で11,763円。10%オフのクーポンを使ったこともありますが、それでも安いですねえ。美味しくお得で大満足。ゴキゲンでお店を出たのでした。
(つづく)

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2006/12/27
この日は以前同じ職場で働いていた同僚と久しぶりに飲もうという日。赴任先の海外から年末年始を利用して一時帰国するというので、当時の仲間と急遽集まることになりました。場所は神保町、時間は18:30から。でも参加者の一人、以前蔵前警察そばの隠れた名店を教えていただいたM先輩の勤務は16:30上がりなので、それまで一人で時間を潰してもらわなくちゃなりません。そこで、「神保町」、「17時」というキーワードから最近頻繁に呑んだフルさんが通ってらっしゃるというお店がぴーんと来てしまいました。特に慌ただしくない水曜日、ボクも早あがりしてMさんとそのお店を目指すことにします。

神保町駅のA7出口を出て、白山通りを背にしながら細い路地を進みます。途中クランク状になっていたりする小径は、歴史のありそうな喫茶店などとても雰囲気のある道。何となくアカデミックな香りがしますね。そしてさらに進むと目指すお店、「兵六」がありました。

ちょうど口開けのタイミング。お一人、開店を待っていらっしゃったお客さんに続いてお店に入ります。比較的小さなコの字型カウンターの中から、若いお兄さんが「そちらにどうぞ」と座る位置を指定してくれました。この方が三代目の店主ですね。最初は瓶ビール(大、750円)をいただいて、壁に貼られているメニューを眺めます。毛筆で大きく書かれたメニューは壁一面に張り巡らされていて、お店の雰囲気を演出してますね。この界隈で一番古い居酒屋とのこと。いかにも歴史が染み込んでいるといった感じ。そして何とも言えず、ぴりりと空気が張りつめてる感じがします。徐々に常連さんたちが集まってきて、しかもそれぞれみなさん決まった位置に座られるので、妙に間隔が詰まっているところと、がらがらなところとがあったりします。

おかずには、お店の名前がついている「兵六揚げ」をいただいくことに。そして、ビールが空く頃にはお店の中はすっかり満席状態になっていました。次の飲み物は、M先輩は麦焼酎を冷やで、ボクは芋焼酎をお湯割りでいただくことにします。



事前にはまださんのページで予習済みなので、お作法のほうはばっちり。まずはお湯を足さずに、ちょびっとストレートで味わってみて、そしてそのあとお湯を足してみます。なるほど。確かに焼酎自体もすこし燗が付けてありますね。これは旨い。そしてなかなか粋な飲み方です。それでも、まだ常連さんに囲まれている感じがしてM先輩と二人、ちょっと緊張しながら会話をしていると、たまたま空いた席に入れ替わるようにやって来たお客さんがボクの右肩をぽんっと。なんと呑んだフルさんです。実はお店に来る前に、事前に「今日兵六の口開けを狙います」とメールをしていたのでした。それでも後からの合流で、3人横並びで座ることができてラッキー。初対面どうしのフルさんとM先輩を紹介して、3人で飲み始めます。



フルさんが頼まれた餃子をちゃっかりといただいてしまい、3人静かに会話をしながらそれぞれのお酒を飲みます。それにしてもフルさんがいらっしゃったおかげで、一気に緊張がほぐれ、ようやくお店と少し一体化できたような気がしました。店内は満席、密集しているのにまわりのお客さんの会話が邪魔になるなんてことは全くなく、それとなく聞こえてきたり、時には三代目の店主が上手い具合に間に入って知らないお客さんも会話に参加したりとできちゃいます。常連さんになればなるほど居心地のよくなる、まさに常連さんが通いたくなるような、このお店にしかない落ち着ける雰囲気というものがあるのでしょうね。



思った以上に量がたっぷりだった芋焼酎もようやく飲みきり、来たばかりのフルさんを残してお店を出たのは18:10頃。このお店を本当に楽しめるようになるには相当通わないと行けないな、と思いつつ、そんな常連さんたちのことが凄くウラヤマシイとも思いつつ、この日のメインイベントのお店へ向かったのでした。
(つづく)

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2006/12/25
(続き)
この日は特にビアライゼの次に行く予定は無かったのですが、絶品ビールで勢いづいた3人はすっかり次に行きましょうモードに。お店を出た22時過ぎ頃から、天気予報より早めに、結構強めに雨が降って来ちゃいました。途中コンビニでビニール傘を買ったりしつつ、日比谷通りに出て向かったお店は、11/3に呑んだフルさんと二人でやって来た「小田正」というお店です。このお店、もともとはS先輩に教えていただいたお店でした。



S先輩は生ビール(480円)、Iさんはホッピー(450円)、そしてボクはハートランド(500円)をいただいて再び乾杯。普通に乾杯です。クリスマスの夜だなんてことは当然最初っから忘れてます。そしておつまみもいろいろいただきます。



牛すじ煮込み。しっかり煮込んであって、とろっとろで美味しいです。



これは本日のおすすめだった、さつま地どりのささみポンず(350円)。なかなかあっさりしていて美味しいですね。Iさんチョイスのらっきょう(350円)も一緒にやって来ました。小袋のお菓子はサービスのようです。



串焼きもいただきます。つくね(1本150円)と豚バラ肉(1本200円)。まあ、そこそこ美味しいといったところでしょうか。ハートランドも空けてしまい、ボクもホッピー黒をいただくことにしました。



氷付きなので、焼酎の量はまあ普通ですね。多くはありません。そこに、ちょうど外1中2となる具合にホッピーを注ぎ込みます。



やっぱりホッピーの味は、ビールとはまた違った旨さですね。一通り揃ったおかずをつまみながら、くだらない話でげらげらと大盛り上がり。ホッピーの中(250円)もいただいて、おかずはさっぱり系のおしんこ(350円)をいただきます。



店員さんのお姉さん、とっても元気で愛想のよい方でなかなか盛り上げ上手。距離感が絶妙です。後半はそのお姉さんにちょこちょこ話に加わってもらいつつ盛り上がり、ホッピーの次は生ビール(480円)をもらうことにしました。これで4杯目。



そしてしばらくして、気づくとまわりのお客さんはみんな帰っています。そして時計を見てびっくり。既に0:10。こりゃ終電がヤバイですねということで慌ててお会計をします。他におかずは、必殺もつ炒め(800円)なんてのもいただき、S先輩が生三つ、Iさんがホッピー外2中4、ボクがハートランド、ホッピー外1中2、そして仕上げの生。お会計は3人で7,770円でした。走って新橋駅までいって何とか終電セーフ。こうやって聖なる夜は更けていくのでした。
(おわり)

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