宇ち中
宇ち多゛中毒のページ




2009/08/14
(続き)
中央線で電車に揺られながら、次のお店に思いはせます。やき屋がやっていれば荻窪で途中下車、そのあと新宿からちょっと上がって斎藤酒場もいいな、なんて思っているところに日曜秋元屋の冷蔵庫前Yちゃんからメールで、この日はやき屋のお盆休み中を教えてもらいます。さらにはまださんから、秋元屋さんでここっとさんと呑んでいて、これからやき屋へ向かう途中とメールが。それでは都立家政へ合流しようかと全て路線変更で阿佐ヶ谷下車。バスで中杉通りを北上し、鷺ノ宮で下車して1駅分歩きます。



竹よしへの到着は19:23。はまださんとここっとさんはこちらに向かっている途中で、ボクが1番乗りのようでした。マスターにお久しぶりですとご挨拶すると、すっかりスリムになったチクちゃんがカウンターの中でお手伝い中。ビールをもらってしばらくすると、はまださんとここっとさんが到着されて乾杯です。



お通しは確か鱈の肝。まったりとした味で美味しいです。ビールも空いて、あとからふじもとさんがいらっしゃるのでキープボトルを出してもらっちゃいます。



そば茶で割るキンミヤが旨いです。ここっとさんの旦那さん、Mさんも到着されてあらためて乾杯。おかずをいろいろとお願いします。メニューには珍しいのどぐろの文字が。はまださんからせっかくなのでお願いしますと。マスターから「半分さしみで、半分焼きますか」との言葉に一同賛成。まずはさしみからやってきます。



ハマチなども一緒に盛られて、豪勢な刺し盛りとして出てきました。これがまた美味しいのなんの。焼いたのどぐろもやってきました。



身が締まっていて旨い旨い。ふじもとさんも到着して宴は盛り上がってきます。



鰻の玉子とじもやってきました。ボリュームたっぷっり、贅沢な1品です。



スタミナ。グリングリンとかき混ぜてご飯の上に載せてみんなでいただきました。ボクの夏休みの呑み歩き画像をPCで上映したりと、ワイワイと呑んで楽しい話で盛り上がりました。23時になってそろそろお開きにしましょうか、ということに。



都立家政から高田馬場まで西武線。高田馬場からはちゃんと青春18きっぷを使って、渋谷まで乗って帰りました。今年の夏休み呑み歩きの、とても楽しい締めくくりとなったのでした。
(おわり)

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2009/08/14
(続き)
駅前酒蔵を出て、灼熱の甲府の街に戻ります。次に狙っていたお店は丸八やきとり店というお店。ところがここは17時が口開けのようで、1時間半以上も時間を潰さなければならず、しかも外から見た感じ営業準備の気配が感じられません。仕方なく大通りを駅の方へ戻り、久しぶりにほうとうでも食べようかということで小作にはいることにしました。



甲府で有名なほうとうのチェーン店。実は蓼科へ行った時に諏訪インターのお店へよく寄った、なぜかボクにとっては蓼科の味だったりします。そんな懐かしの味を楽しもうとお店に入り、1人と告げると奥のテーブル席に案内されました。15:30といえばいちばん空いている時間帯なんでしょう、座敷はお客さんはいらっしゃらず、テーブル席は半分ほどの入り。そして壁のメニューを見てびっくり。



「タコポン」(650円)や「しらすおろし」(300円)、「とろーり新ジャガチーズ」(500円)などといったまさに居酒屋メニューがぎっしりと書かれていてます。メニューの中から飲み物を「酎ハイ」(300円)を頼んで、アテを頼んでここでじっくり呑もうかと迷いますが振り切って「かぼちゃほうとう」(1,100円)を頼むことにしました。



やってきた酎ハイ。大きめのタンブラーといった感じですが、それにしても300円はリーズナブル。酎ハイをちびちびとやりながら、それにしてもここは居酒屋かと思いながらも、さすがに周りには居酒屋使いをしているお客さんはひとりもいらっしゃらず、ほうとうでお食事といった感じでした。8分ほどでボクのところにもほうとうがやってきます。



モチモチとした太い麺。名古屋の味噌煮込みうどんのように、半煮えの状態ではなくしっかりと煮えた感じです。そしてごろごろと入った野菜の量にビックリ。



大きなカボチャをはじめ、いろんな野菜がたくさん入っています。これは納得の1,100円ですね。メニューには「すっぽんほうとう」(4,000円)などといった変わりメニューもありますが、やはりオーソドックスなかぼちゃほうとうがお気に入りです。それにしても食べ応えたっぷり。30分ほどほうとう鍋と格闘し、ようやくごちそうさまをします。酎ハイとほうとうでお会計は1,400円。お腹をさすりながら、これはしばらくクールダウンとばかりに丸八やきとり店を諦め、中央線に乗り込むことにします。



中央線の車内は、長野方面から帰京するお客さんなどで予想外の混雑具合。呑み鉄はできず、お腹も復活してきた途中の急行通過駅で、さて次はどこで呑もうかと考えながら発車前の電車に乗り込んだのでした。
(つづく)

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2009/08/14
(続き)
13:30頃に甲府駅に到着し、南口へ降り立ちます。さすが暑さの厳しい甲府盆地。ピーカンのこの日は、40度はあるんじゃなかろうかというくらいの暑さです。そんななか、武田信玄の銅像が迎えてくれました。



目指すお店は14時口開け。少し時間があるので、2軒目に行こうかと思っているお店を確認しにいったりして時間を潰します。14時になって駅前に再び戻り、目指すお店のある路地に入り込みます。



駅のロータリーの1本裏という、駅から至近の場所に何ともいい感じの路地があります。ここを進んでいくと目指すお店がありました。



駅前酒蔵。大徳寺さんの記事で見て、甲府で呑むならここだなと決めていたお店です。お店の前にはおとうさんがおひとり、お店の様子を窺っているようでした。ボクが写真を撮っていることに気がつくと、「ここはとてもいいお店だよ、前に入ったんだ」と教えてくださいました。どうやらこの日は入る予定ではないらしく、それだけおっしゃって立ち去ります。入れ替わるようにボクが入り口の前に立ち、ガラガラと引き戸を開けるとお客さんはいらっしゃらず、ここでも口開けの客となってカウンター席に着席。



瓶ビール(中瓶、470円)をもらって、壁に貼られたメニューを眺めます。洗濯ばさみで挟まれたメニュー、恐らく品切れになると外しやすいようにしてあるということは、すぐに品切れになるのでしょう。その中から「馬肉タタキ」(300円)をお願いすることにしました。



時刻表のポスターの横には、19時頃以降の甲府駅からの発車時刻が中央線、そして身延線と貼られています。電車の本数の少ない身延線で帰る場合など、待ち時間を気にしながら呑めるようにとお店の配慮ですね。馬肉タタキがやってきました。



周りが炙られた馬肉。小ぶりですが、味がぎゅっと詰まっています。テレビのチャンネルは高校野球に変わり、ちょうど山梨県代表の試合となりました。そんな様子を見ていると、お店の戸が開き「ざる蕎麦下さい」と元気よくお客さんが入ってきます。すると店主さんが申し訳なさそうに「すみません、今ざる蕎麦やってないんです」と。時間帯でやってたり、やってなかったりなんでしょうか。ビールが空いて、2杯目はレモンハイ(320円)をもらうことにします。



「こうね刺し」(500円)は馬のたてがみ。常温で溶けてしまうので、氷の上に載せられています。口に入れるととろっととろける逸品。コクがあって美味しいです。高校野球を観ながら、レモンハイをゆるゆると呑みます。居心地が良くて、1時間ちょっとの長っ尻をしてしまいました。この間、呑みのお客さんはボクのあとに1人のみ。



これから忙しくなるんだろうなあと思いながら、入ってきた路地を戻っていったのでした。
(つづく)

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2009/08/14
夏休みも後半に入り、そろそろ東京に戻ろうかというこの日。ただ真っ直ぐ東海道線で帰るのは面白くないので、青春18きっぷを使って身延線からぐるっと東京へ帰ることにします。富士駅から7:43始発の甲府行き鈍行に乗り込みます。



富士宮からは単線区間、何回か入れ違いの電車を待つなど、のんびりと電車は進み1時間15分ほどで身延に到着します。



ぷらっと身延山にでも行ってみようかと途中下車します。身延山行きのバスに乗り込むと、なかなかレトロなバスの車内。



油の染み込んだ板張りの床。子供の頃を思い出します。15分ほどで参道中間当たりのバス終点に到着し、ここから歩いて向かいます。



入り口に堂々と佇む三門は、日本三大門のひとつだそうです。門をくぐり杉並木を進むと、目の前に長い階段が立ちはだかりました。



菩提梯というそうです。104mの標高差を287段の階段で一気に上るというもの。息を切らせながら何とか上まで登り切りました。



杉並木から見える下の景色がぐんぐんと高くなり、あっという間に高いところまで登ったという感じ。久遠寺の建物を見物し、奥にあるロープウェー乗り場へ移動します。



運賃は往復で1,250円。1時間に3本運転されています。乗車すると、添乗員さんのほのぼのとしたガイドと、録音された鳥の鳴き声が聞こえます。



富士川の流域が分かりますが、その先にあるはずの富士山はあいにく見えませんでした。山頂の駅に着いて、杉並木の中を少し歩くとすぐに山頂があります。



甲府盆地側、向こう側には南アルプスがあるはずなのですが、こちらも残念ながら見えず。



売店だ買ったビールを呑みながら、目の前に広がる山並みの緑を眺めます。しばらく佇んで、下りのロープウェイに乗って下山。



のんびりとした参道の風景は、人通りは少なく少し寂しい感じでした。身延駅へ戻る車内も乗客はボクともう1人の2人だけ。身延駅に戻って駅前でビールを買い、再び身延線の甲府行き鈍行に乗り込みます。



ワイドビュー富士川を先行させるために結構停車してました。



富士川を離れ甲府盆地に入るまでに、車窓の緑を見ながらビールで呑み鉄。身延線で甲府まで向かうのは高校生の頃以来だなあと思いながら、電車に揺られたのでした。
(つづく)

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2009/08/12
(続き)
焼津の寿屋を十二分に堪能し、ふじもとさんとふたり焼津駅へ戻ってきました。改札を抜けてホームへ向かう階段を降りているとタイミング良く上り電車が到着。順調に静岡駅まで着いて、19:38には多可能(たかの)に到着します。



4日ぶりの多可能。これまで何度も振られているふじもとさんにとっては、念願の初訪です。ようやく来ることができましたねえと感涙に浸るふじもとさんと暖簾をくぐり、この日も満席の店内、運良くあいていたカウンターの奥へ座ることができました。この日もやはりハートランドビール(500円)からスタートです。



ふたりのわれわれに、別々のお通しという嬉しいお気遣い。前回ボクがいただいたゆで落花生と、もう1つは白菜のお新香。サッパリしていて美味しいです。この日も「桜えび天」(550円)をお願いし、10分ほどで生も呑み干します。お酒は荻錦(340円)にシフトしましょう。



ふじもとさんは常温でボクは燗をつけてもらいました。常温だと透明なグラスのお猪口、燗酒だと白磁のお猪口なんですね。桜えび天も揚がってきました。



前回いただいたものより若干衣が多めな感じ。これはこれでまた違った感じです。



念願の多可能に来ることができてゴキゲンのふじもとさん。いろいろと話も弾み、お酒も進みます。お互い小食のわれわれは、お通しと桜えび天をちまちまとつつきます。それでももう1品追加しましょうというとでおつけものをいただきます。



壽屋から引き続いて、いいペースで日本酒を呑み進めたので結構酔っぱらってきました。こちらで燗酒を何本いただいたか定かでなく、1時間半ほど経過したところでそろそろまいりましょうということに。



本当は鹿島屋を開拓したいところでしたが、濃厚に壽屋と多可能を味わってお腹いっぱい酔っぱらい。まだまだふじもとさんの終電にも余裕がありますが、これにて帰りましょうということになりおとなしく静岡駅へ向かったのでした。
(おわり)

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2009/08/12
夏休み初日の壽屋多可能の梯子酒のことを、酒友のふじもとさんに連絡をすると、多可能には去年今年の5月に2度振られて未訪のふじもとさん、是非行きたいとのことでこの日静岡で待ち受けることになりました。鹿島屋など気になるお店を探索しながらふじもとさんを待って、15:30頃静岡駅で合流して焼津へ向かいます。焼津への到着は予定通り16:45頃。



駅前の商店街や、裏路地にある酒場をひやかしながらてくてくと壽屋へ向かいます。途中、家の軒先にはお祭りを知らせる提灯がたくさんかかってます。壽屋に着くと、ここにも提灯がかかってました。



まだ暖簾は出て無くて、しばらく界隈の建物を眺めたりしながら暖簾が出るのを待ちます。口開けの17時を5分ほど過ぎて、店主さんが暖簾を出しに店先に出ていらっしゃいました。また来ちゃいました、と頭をかきながらお店の中に入り、前回と同じ位置に腰掛けます。まずは地震で大丈夫だったか店主さんにお聞きすると、ジョッキが1つかけたくらいで他には全く被害が無かったとのこと。食器棚などにはたくさん食器が入っているので心配だったのですが、やはり古い日本家屋でしなやかに揺れを吸収したのでしょうか。震度6弱の揺れでも大丈夫とは恐れ入りました。それでも付近の家屋では瓦が崩れたりとか、被害のあったお宅もあったそうで大変だったようです。まずはビールをもらって喉を潤します。



この日の翌日から夏期休業に入る壽屋。生ビールは月曜日までで終わった分で仕入れなかったそうで、この日は瓶ビールしかありませんでした。それでも氷冷の冷蔵庫で冷やされたビールは旨いです。ホワイトボードにかかれた「本日の肴」のなかから、筆頭にかかれている「鰹さしみ」をいただくことに。店主さんが「皮を少し残しましょうか」と聞いてくれました。



3切れほど、皮をうっすら残してくれた鰹のさしみ。これもなかなか面白い食感です。ビールも早々に空いて、燗酒をいただくことにしました。



鰹のさしみのオニオンスライスもいいアテになります。常連さんや久しぶりのお客さんなどで小上がりもいっぱいになった頃、女性のおひとりさんがふらりと入ってこられて、われわれの横にいらっしゃいました。鰹のおさしみを頼まれると、店主さんが「ごめん、終わっちゃった」と。われわれの鰹を、そのお方のおでんを物々交換したりします。金目の煮魚もいただきましたが、これがまた旨いのなんの。燗酒もドンドン進み、4本目に突入です。



お隣さんからいただいたこちらのおでんは、小ぶりの牛すじ肉を串に刺して甘辛く似たものでした。どうやら名物らしく、ビールをたくさん買い込んだお兄さんがテイクアウトでおでんを30本買って行かれてます。



お隣にいらしたおねえさん、ビールをさっと呑んでおでんをぱっとやっつけてあっという間に立ち去られました。粋ですねえ。遠くから聞こえる祭のかけ声を聞きながら、われわれは結局5本目の燗酒で打ち止めに。



2人でビール大瓶1本のあと、燗酒5本、1時間45分ほどの滞在でごちそうさまをします。帰り際、貴重な氷冷の冷蔵庫をパチリと撮らせていただきました。



じっくりと壽屋の佇まいを堪能し、店主さんに御礼を言ってお店を出ます。



19時近く、すっかり夜が訪れてます。日も短くなりました。



駅へ向かう途中、祭の行進を見ることができました。明日みこしを担ぐ方たちが、その前日に神社へ身を清めに行く行列だそうです。歴史あるお祭りが脈々と続く焼津の街を歩き、焼津駅へ向かったのでした。
(つづく)

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2009/08/11
(続き)
14:40頃に天王寺から環状線に乗り込み、内回りで大阪駅下車の予定が、明治屋の燗酒3本が効いたのかすっかり寝過ごしてしまい、3駅ほど行き過ぎてしまいました。慌てて戻ったもののかなりのタイムロス。予定では18時過ぎには名古屋へ到着出来るはずが、結局名古屋へ戻ってきたのが19時ちょっと前。急いで名駅通りを歩いて牛島町交差点へ。向かったのは懸案ののんき屋ですが、お店に着くと灯りがついていません。



下調べゼロの計画性のなさが最後になって大きな痛手に。諦めて、その先にある灯りを目指して歩きます。



「五條名驛」というお店のようです。いい感じの佇まいで、臙脂の暖簾も懐かしさを感じます。迷わず暖簾をくぐり店内へ。奥のテーブル席では団体さんや数組のお客さんで盛り上がっています。カウンター席奥に座って、まずはビール(510円)をもらって串カツととん焼(各1本70円)を2本ずつ注文します。



ビールとほぼ同時にやってきた串カツ。そしてとん焼もすぐに来ます。



ソースの2度付は固くお断りのようです。どのお店も同じですね。バットに入ったキャベツは新鮮で美味しいです。



レバはたれで、



そして砂肝は塩で。それぞれ1本70円。お安いです。のんき屋はじめこの界隈のどて焼のお店の標準的なお値段なんでしょう。



店主、そしてその奥様と思しき女将さんが切り盛りするアットホームな感じのこのお店。お客さんへの愛情が感じられる、温かいお店でした。30分ほどの滞在でごちそうさま。急ぎ足で名駅に戻り、お酒とつまみを買い込んで新快速豊橋行きに乗り込みます。



HOTEIのやきとり。なかなか美味しいです。



2本目は氷結ロング。岡崎での停車時間で駅の売店に走り、タカラcanチューハイを購入。すっかり呑み鉄にエンジンがかかってしまいました。



豊橋までの間に結構ハイペースで呑んでしまい、豊橋から先はすっかり爆睡状態。それでも携帯の目覚ましで何度か助かって、実家のある富士駅へは0時前に到着したのでした。
(おわり)

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2009/08/11
この日の朝05:07にあった大きな地震で目が覚め、テレビをつけると静岡で震度6弱と。実家の無事を電話で確認し、みなさんからご心配のメールをいただきながら朝の準備。名古屋駅へ向かい、新快速大垣行きへ乗り込みます。



地震の影響でダイヤが乱れていたものの、乱れているなりに順調に大垣、米原と乗り継いで、大阪への到着は11:45頃です。



環状線に乗り込んで、新今宮で下車。明治屋の口開けまでまだ時間があるので、訪れたことのない通天閣に行ってみることにしました。



雨がぱらつくイマイチな天候にもかかわらず、結構観光客のみなさんで人出があります。昼からやっている串カツの立ち呑みなどをスルーして、通天閣の下までやってきます。



待ち時間25分に加え、展望料600円で上に登ることは断念。



それでも通天閣を間近で見ることができて、それなりに満足して新今宮の駅まで戻ります。天王寺まで1駅移動して、口開け10分前には明治屋の前に到着してしまいました。



あべのベルタでトイレをお借りして、雨上がりの阿倍野筋を戻ります。しばらくお店が開くのを何気なく待っていると、暖簾を出してきたおねえさんとバッタリ。どうぞ中へお入り下さい、とまさに口開けの客に。「蒸しますでしょ、エアコンの効くところへどうぞ」と促され、カウンターの真ん中に腰掛けます。まずはビール(大瓶、510円)をもらって、ノドの渇きを潤しほっとひと息。黒板に綺麗な字で書かれたメニューを眺め、「みずなす」(300円)と「シューマイ」(350円)をいただくことにしました。



みずなすは前回もいただいたもの。シューマイは前回来た時、次はいただきたいと思っていた1品。どちらも美味しいです。20分ほどでビールを呑み干し、目の前にある酒樽の中のものをいただくことに。



おねえさんが慣れた手つきで燗つけ機を操り、そんな様子を眺めてからおねえさんが差し出す燗酒を受け取ります。いい具合の温度で、燗酒が身に染みます。シューマイ、みずなすをやっつけ、お次は「きずし」(550円)をいただくことにしました。



燗酒も2本目です。ここからゆっくりペースでゆるゆると。名古屋から来ましたと伝えると、この数日前にも名古屋からみえたお客さんがいらっしゃったとか。そんな話で盛り上がっていると、奥から先代の娘さんが交代でカウンターに立たれました。きずしを食べ終え、今度は「だし巻」(350円)をもらって、3つ目のお酒に突入。



甘くないだし巻き。紅しょうががよく合います。今朝の地震はどうでした?という話題から、阪神淡路大地震の話題になります。何でもこの界隈は地盤が固くて、その時もあまり被害が大きくなかったそうです。



この棚の上の1升瓶も1本も落ちずに無事だったとか。当日は普段通り営業もしたとのことで、そんな話に驚きながら燗酒をいただきます。娘さんとの会話も楽しく、あっという間に時間が過ぎていき、ふと気がつくと時刻は14:30近く。お酒も3ついっちゃったし、そろそろごちそうさまをすることに。



明治屋の口開けからビール1本、お酒3本とゆっくりと堪能させていただき、大満足でお店を出ました。阿倍野筋を北へ戻り、天王寺駅へ向かう途中の歩道橋から明治屋の方を振り向くと、街は再開発へ向けてまっしぐらな様子です。



明治屋の辺りは必至にその佇まいを、しがみつくように守っているように見えました。いつまでも残っていて欲しいなあと思いながら、再び駅へ向けて歩いたのでした。
(つづく)

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2009/08/10
(続き)
大甚をたっぷりと堪能してから、広小路通りを歩いて戻って名駅まで。今年もナナちゃん人形をパチリ。



去年と全く同じ行動パターンですね。そして去年と同じくJRに乗って金山へ移動します。この日はさなPさんオススメの大安へ行こうとしますが、事前に場所を調べて行かなかったため見つからず。結局、去年と同じ行動パターンで石田屋へ向かうことに。



18:30の店内はちょうど1席だけ空きがあって、そこにすっぽりとはまります。瓶ビールをもらって、「さがりあります」の貼り紙に反応。



ピカピカのさがり。わさび醤油でいただきます。どて煮は豆腐を2本いただきますが、画像がダメダメ。実はここに来てがっくりと酔いが回ってきたようで、これ以降の意識があんまりありません。何とかビールをやっつけて、30分弱で撤退したようです。



どうやらどえりゃあ亭のチューハイ2杯が効いたようでした。フラフラ状態で大安をもう1度探してみますが見つからず。早々と諦めて、この日は終了となったのでした。
(おわり)

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2009/08/10
(続き)
どえりゃあ亭のチューハイ2杯でほろ酔い気分。名駅の地下街を歩いて広小路通りへ向かう途中、学生時代に登山から帰って来てザックを背負ったまま向かった酒場、「ばっかす」を探してみることにします。地下街のこのあたりかなと思いながら、古そうなお店の店員さんに尋ねてみると、あのあたりですよと教えていただいたところはこんな感じになってました。



すっかり新しいビルに生まれ変わっているようです。初めてばっかすで呑んだのは20年以上前なんだなあと、時の経ったことを実感しながら広小路通りをてくてくと。当時のまんまの通りの街灯を見ながら、ゆっくりと歩いて伏見の交差点には15:40過ぎに到着です。



開店までもう少し時間があるので、界隈を散策。大甚中店の前を通り、そこから裏手にある東鮓本店の佇まいを眺めてから、16時ちょっと前に大甚本店の前へ行ってみます。店先を掃除している店員さんが、「中へどうぞ、お暑いでしょう」と優しい名古屋弁のイントネーションで声をかけてくださいました。暗い店内に入り、入り口から右奥の階段下の席へ着席。お酒をお願いして、ガラスケースの上のおかずを選びに行きます。



お酒と頼むと、デフォルトで2合徳利の賀茂鶴の燗酒が出てきます。最初のおかずは鰯の煮付けにしました。これが燗酒にピタリと合います。



16時前ですが、お客さんが次々といらっしゃいます。女将さんの燗付け作業もペースアップ。ボクはゆるゆるとお猪口を口に運びます。



2品目はジャコと胡桃の佃煮。胡桃の食感がいいですねえ。



この日はお客さんの入りもゆっくりで、2階は開けずの予定だったようですが、2階が好みのお客さんもいらっしゃるようで、6名ほどの団体さんが階段を上がっていかれてから、そのあとも2階へ上がる方がちらほらと。2本目の大徳利をもらい、3品目の煮穴子をつつきながらお酒をぐびり。



ゆっくりと時間が流れていく中、1時間半ほど堪能してごちそうさま。じっくりと大甚本店の雰囲気を味わうことができ、イイキモチになって広小路通りに戻ったのでした。
(つづく)

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2009/08/10
(続き)
浜松駅から再び東海道線の旅。豊橋でタカラcanチューハイを買って、13:25発の新快速大垣行きに乗り込みます。



台風の影響も無く、名古屋へは時刻表通り14:13に到着しました。この日は大甚の口開け狙いなので、まだ時間には大分余裕があります。ということでどえりゃあ亭に寄っていくことにしました。



14:15の店内は8人ほど先客がいらっしゃいます。前回来た時のようにぎゅうぎゅうではありませんでした。まずはチューハイ(200円)をいただきます。



アテには「野菜天つま」(100円)をいただくことにしました。



隣には、社会人になりたてのような若者たちが楽しそうに立ち呑んでます。気がつくとお客さんはその3人組とボクだけになり、さらにその3人も帰ってボク1人になってしまいました。すっかり手があいた店主さんにもう1杯チューハイをお願いし、いろいろと話をします。どうやらホームが全面禁煙になってから、お店も禁煙になり、お客さんが少し減ったとのこと。また、全品100円の時代から一部値上げとなった時もお客さんが結構減ったそうで、値上げによって結果的に1日の売り上げは減ったそうです。そういうものなんですね。



40分ほどの滞在、チューハイ2杯にアテ1品で500円でした。静岡の立ち呑みが無くなり、東海道線では貴重な存在となったどえりゃあ亭。客足が遠のいているということを気がかりに思いつつ、お店をあとにしたのでした。
(つづく)

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2009/08/10
夏休み3日目の月曜日。台風が近づいていますが、名古屋への呑み鉄を決行することにします。富士駅から東海道線下り電車に乗り込み、興津で途中下車。



浜松行きの始発に乗り換えて、終点の浜松への到着は11:50頃。ちょうどお昼時だし、浜松餃子でも食べてみようかと駅に降り立ちます。



浜松には10年ぶりくらい。電車で降りるのは初めてです。今となっては長野県との県境、旧水窪町まで浜松市となって県西部はほとんどが浜松といっていいほど、巨大な市となっています。うなぎに次いで、浜松名物となった浜松餃子。事前調査ゼロなので、駅の観光案内窓口へ向かいます。駅南にある有名店、「むつぎく」というお店は月曜定休とのこと。教えていただいた方がお気に入りらしい、「錦華楼」というお店に向かうことにします。地図をいただき目指すこと数分で到着。大きな豚さんと浜松餃子とかかれた幟が迎えてくれました。食券を買ってカウンターに着席し、ビール(中瓶、500円)を飲みながら餃子(1人前350円)が焼けるのを待ちます。



豚さんのイラストがそこかしこに貼られている店内。大きなカウンターの中で忙しそうに調理する店主と、2人のフロア係の方で切り盛りされてます。2つある餃子を焼く鉄板が、ちょうど注文が立て込んでボクの餃子を焼くまで10分。さらに10分ほど待ってようやく餃子が到着しました。



小ぶりな焼き餃子。もやしが添えられているのが浜松餃子風ですね。ラー油をもやしにからめ、餃子につけてパクリ。



ニラがたっぷり、そしてニンニクが効いています。餃子としては、至って普通の餃子でした。10分弱で餃子を食べ終えごちそうさま。



街の人気のラーメン屋さんといった感じでした。浜松餃子が話題になってから、どこの中華屋さん、ラーメン屋さんも浜松餃子を売りにするようになったのでしょう。今度は計画的に浜松餃子を食べなきゃと思いながら、浜松駅へ戻ったのでした。
(つづく)

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2009/08/08
(続き)
焼津駅から東海道線の上り電車に乗り込み、静岡駅へ移動します。静岡駅への到着は19:20頃。ホーム立ち飲みコーナーのその後を確認しに行きます。



やはり情報通り閉店状態となっていました。



貼り紙には諸般の事情により、とかかれています。とにかく残念。寂しい気持ちで改札を抜け、トイレを借りてから地下道を紺屋町方面へ向かいます。パルコの裏を出て、多可能(たかの)への到着は19:32。




暖簾をくぐるとカウンターは満席です。若い店員さんが、唯一空いていたカウンターそばのテーブル席に「こちらへどうぞ」とにこやかに案内していただきました。カウンターを眺めながら、飲み物を何にしようか迷います。壽屋で生ビールを呑んできたので、燗酒からスタートしようか迷いますが、やっぱりハートランド生(500円)をいただくことに。



ハートランドがあると、やっぱり頼んじゃいます。お通しは茹でピーナッツ。結構ボリュームがあります。



遠目からカウンターを見るといい眺めです。TVでは日韓サッカーが放映されていて、みなさんそちらが気になる様子。さすがサッカー好きな静岡県ですね。しばらくすると、向かいに相席でおふたりさんが座られました。高校時代のお友達の話などをされていて、どうやら帰省して旧交を温めている様子です。



「桜えび天」(550円)が到着。お酒は荻錦(340円)の燗に切り替えます。つなぎの少ない桜えび天はさくさくで絶品。燗酒がしみます。



45分ほどの滞在でご馳走様。お会計は1,500円ほどでした。



壽屋から多可能へ。1軒1軒ををじっくり堪能できた、素敵な夏のはしご酒でした。
(おわり)

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2009/08/08
この日から始まる今年の夏休み。渋谷駅で青春18きっぷを買って、湘南新宿ラインで渋谷から小田原までグリーン車でゆったり行こうとチケットを買い込みます。ところが、渋谷駅で待っていた湘南新宿ライン、グリーン車がありませんでした。路線変更で品川駅まで向かい、東海道線のグリーン車に乗り込みます。



今年の夏の呑み鉄スタート。まずはプレミアムモルツのロング缶です。堅焼きビーノが結構美味しいです。



2本目はタカラ焼酎ハイボール。ほぼ貸し切り状態のグリーン車で、ゆったりと呑みます。



小田原を出るとしばらく広がるオーシャンビュー。夏休みの開放感を味わい、熱海で乗り換え。静岡県に入ってからはベンチシートで呑みは中断、酔い覚ましモード。焼津への到着は17:11でした。



8割がたシャッターの閉まっている商店街を抜けて、壽屋へ向かいます。汗を拭き拭き歩くこと10分ほどで到着。



開けっ放しでゆったりと揺れる暖簾をくぐり、こんにちはとお店に入ります。 店主さん、ボクのことを覚えてくれていて感激しながらテーブル席に腰掛け、生ビールを注文します。



楽しみにしていた壽屋の生ビール。最初に来たときに、常連さんから氷冷と教えていただいたビアサーバは、見た感じ普通のもののようです。でも冷えすぎてない絶妙の温度と泡の感じは絶品。おいしいです。



アテにはあじ酢をいただきました。ボリュームたっぷり。先客の常連さんは2杯目の生ビールを注文されます。




店主さんに確認したら、昔は氷で冷やしていたけど、今は違うそうです。ほかの冷蔵庫はいまだ氷冷。瓶ビールも氷冷です。ボクも生ビールをおかわりします。



裏から表へ吹きぬける風を感じながら、冷えすぎてない生ビールが旨いです。



お母さんも元気そうでよかったよかった。



お隣の常連さんは40年。最初にいらした常連さんはなんと60年通っているそうです。昭和の最盛期では、お店が忙しくて勘定をする暇がなく、付けにしていたとのこと。先代に夜中の2時まで飲ませてもらったお話など、いろいろ聞かせていただきました。



1時間20分ほどの滞在でご馳走様。あじ酢と生2杯で2,300円ほどでした。ほろ酔い気分で駅に向けて歩きます。



駅へ向かう途中の商店街の空は赤く染まっていました。19時になろうとする時刻、焼津港からくる潮の香りを感じながら、焼津駅へ向かったのでした。
(つづく)

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2009/08/07
(続き)
同期のザル美人Kさんとほろ酔い気分で中野の裏路地を進み、向かったのはもつ焼きの名店、石松です。8人ほどのカウンター席はいつも満席で、振られる確率が非常に高いこのお店。この日はお店に到着すると、ちょうど入り口側のお客さんがお会計のタイミングで、すんなりと座ることができました。Kさんはビール、ボクはキープキンミヤをお茶で割ることに。お通しはセンマイとミミガーです。



2人で来ると、別々のお通しを出してくれて両方味わえるというありがたいお気遣い。マスターの「まるいの食べる?」のお声に全員反応。われわれももらいます。



焼き台前で、顔がほてるのをぐびぐび生茶割りでクールダウン。のつもりが酔いがぐいぐい進んでいきます。



これも便乗注文の1品。なんだったっけかな。



23時頃になってKさんが家路につくことに。それと入れ替わりで、出張帰りのはまださんが立ち寄ってくださいました。ブリックで「古典酒場 Vol.7」で盛り上がって、はまださんの話題で盛り上がったときにメールをしたところ、出張でお疲れのところを顔を出してくれたのでした。



つくねもおかわり。ここから1時間ほどはまださんと盛り上がり、終電ギリギリまで。ダッシュで中野へ向かいます。



ブリック、石松と中野の名店をたっぷり満喫、たくさん話をしたなあと思いながらも酔っぱらいモードで帰宅したのでした。
(おわり)

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