宇ち中
宇ち多゛中毒のページ




2007/12/10
月曜日のこの日、残業しないで帰りましょうということで急遽定時で上がれることに。隣に座るMさんを宇ち多゛に誘うことにしました。左隣の元感激王Iさん、そしておっとこまえHさんもお誘いして4人でMさんの宇ち多゛デビューに行くことに決まったのは17:50頃。そして18:00にはそそくさと会社を出て、いつもの立石号に乗り込みます。宇ち多゛への到着はいつも通り18:43。行列もなく、なんと鍋前の席が4つも空いています。



こんなに空いているのも珍しいですねといいつつ、暖簾をかき分けお店の中を覗くと7割くらいの入りでしょうか。かなり空いてます。二の字席に4人並んで座ることができました。まずはビールで乾杯。この日のビールは旨いですね。心なしか、懐かしいビールの苦みを感じます。そしてこの日はまだカシラもあるようです。素焼きお酢で4本お願いしました。



そしてあんちゃんから「今日はシロを早めに頼んでおいてもらったほうがいいな。」とのことだったので、シロたれよく焼きを、これも大きいお皿でいただきます。



Mさんはカシラが気に入った様子。美味しそうに食べてくれます。シロたれも絶品で最高。箸休めのおしんこお酢もいただいておきます。



大根がみずみずしいです。そしてレバ生もいっておかなきゃね、ということでハツと1本ずつ、お酢でいただきます。



ピカピカのレバとハツ。これもMさん、美味しそうに食べてくれます。モツ系が苦手そうな外見とは全く正反対。嬉しそうに「モツ大好きですよ~♪」と目を輝かせています。これは最初からアブラ生も行けそうですね、ということでレバとアブラ多いとこお塩をお願いします。



真っ白なアブラ。それにピカピカのレバ生の赤とのコントラストが美しいですね。アブラも「美味しい~」と食べているMさん。なかなか素敵です。ここまで怒濤のように10分ちょっと。いいペースですね。そういえば煮込みをもらってませんでした。



モツだけで煮込んでいる、独特の煮込みなんですよとおっとこまえHさんがMさんに解説してくれます。これも美味しいとのこと。相当宇ち多゛を気に入ってくれたみたいです。それでは梅にシフトしますか、ということでグラスは3つもらいます。



あんちゃん節も絶好調。



そしてボクは辛めのちょい甘、Hさんはノーマルくらいでしょうか。12月の梅割りは、寶がいい具合に冷えていてこれまた美味しいのです。そして次のおかずは、さっぱり系でガツ塩をいただくことにしました。



S先輩が2番目にお気に入りのガツ塩、とIさんがMさんに解説してます。白い方がとっても肉厚で絶品でした。この頃、W/Kさんも合流してボクの左隣にご同席。そして、アブラたれもいただいちゃいます。



特に多いとことお願いしませんでしたが、結構アブラ多めのところですね。これもまた絶品。ボクがデビューの時に感動したのがこのアブラたれなんですとMさんに解説。みんなそれぞれのおかずに思い入れがあるのも、宇ち多゛のいいところなんですよね。



定番のレバ塩若焼き。Mさんは偉くこれに感動してました。生も美味しいけど、ちょっと焼いたのが溜まらなく美味しいとのこと。いいですねぇ。ボクも嬉しくなってきました。梅をおかわりです。Mさんは蜂ブドー酒をもらってます。



大根お酢だけもいただきました。さっぱり系です。そして、Mさんが感動したレバ塩若焼きをリピートすることに。



残りのおかずをつつきつつ、梅をちびりちびり。この日は閉店も少し早めのようですね。19:50過ぎにごちそうさまをしました。



ビールを4人で3本のあと、この日は梅2つで大満足。何より、Mさんが宇ち多゛を気に入ってくれてよかったです。超ゴキゲンになった4人は次のお店へ向かったのでした。
(つづく)

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2007/12/08
(続き)
宇ち多゛を出て、時刻は14:50頃。Kさん、Cさん、Hさん、Sさんとボクの5人、しばらくてくてくと界隈を歩きつつ、やっぱり次も行っちゃいましょうということになります。この時間の選択肢としては二毛作、串揚げ100円ショップ、倉井ストアー、そしてゑびす屋食堂くらい。そんななか、久しぶりにゑびす屋食堂に行ってみることにしました。先客はなく、我々は隅っこのテーブル席にお邪魔します。



みんなはチューハイ。ボクとKさんはホッピーをもらいます。



そしておかずもいろいろと注文します。まずはハムエッグ。



さらにポークソテー。



そしてカンパチのお刺身。



ゆばの刺身。



なかなかバリエーションに富んだ組み合わせ。さすが食堂です。フレンチシェフ風のマスターが腕をふるってくれている、そんな感じですね。そしてチューハイもおかわり。



みんなゴキゲンになってきました。ボクは結構ヘロヘロ。途中で、隣のテーブル席にカップルさんがいらっしゃって、我々と同じように呑み始めました。



シェフは休憩に入ったのか、カウンターの中は代わりにおかあさんがたってます。夕方になってお客さんも増えてきましたね。そして楽しい時間はあっという間。2時間弱お邪魔していたようです。ごちそうさまをしたのは17:00でした。



外はすっかり暗くなってますね。札幌はとっくに真っ暗になっていることでしょう。



久しぶりのゑびす屋食堂。みなさんと楽しい時間を過ごして、大満足で駅に向かいます。そして、まだまだこれからというみなさんと改札で別れ、ひとり電車を待ちます。



やっぱり朝から呑み続け、疲れがどっと押し寄せてきました。寝過ごさないように気をつけないと、と思いつつ電車に乗り込んだのでした。
(おわり)

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2007/12/08
(続き)
飛行機は定刻通りに羽田に到着。順調に京急のホームまでたどり着くと、ちょうどやってきた電車が印西牧の原行きでした。これは立石まで直通じゃないですか。ということで立石へ向かっちゃいました。13:20には仲見世商店街の入り口をくぐります。お店の前には結構な行列が。



ポスター前まで行列ができていて、その最後尾にはおっとこまえHさんとひよっこSさんが。さらにお店の中では、歩く酒場データベースKさんと奥様のCさんが大鏡下で呑んでます。



何の示し合わせもなく、何とも嬉しい合流でした。札幌から宇ち入りして良かった。しばらく待って、二の字席に着席。ビールで乾杯。そして何と、この日はまだタンが残っていました。



タン生お酢をつつきつつ、煮込みもいただくことにします。



さらにアブラ多いとこ生お酢と、大根お酢だけもいただきます。この頃、トカゲさんがいらっしゃいました。あんちゃんが気を利かせて、我々の隣の方と代わってもらうっちゃいました。



そして満を持して梅割りをいただきます。他のお客さんのナンコツコールが通ったことにびっくり。まだ残っているんですね。塩で焼いてもらうことにします。



ぶれぶれになっちゃいましたが、味は絶品。幸せです。そして梅を2つ目、いただきます。



朝のビールはすっかり抜けているはずですが、やっぱり梅が効きますね。



カシラもありました。素焼きお酢でいただきます。楽しくいただきつつ、2つ目の梅が空いてしまいました。3つ目もいただくことにします。



そして〆はシロたれよく焼きです。



やっぱりシロたれは旨いですね。大満足の土曜宇ち入りは1時間とちょっと。かなり梅が効いて、ぐらんぐらんになってごちそうさまをしたのでした。
(つづく)

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2007/12/08
そしていよいよ最終日の土曜、この日は東京に帰るだけです。早めに空港へ移動し、同僚のMさんに頼まれたじゃがポックルも無事にゲットして、ロイヤルホスト系のレストランに入ります。やっぱりビール、呑んじゃいましょうということでサッポロクラッシック(中瓶、640円)をもらいます。



フライドポテト(300円)は注文してから揚げるようで、引き替え札を渡されます。ビールをゆるゆると呑んでいると、店員さんが持ってきてくれました。



このフライドポテトが絶品。揚げたてで美味しいのは当然ですが、やっぱり北海道。お芋の美味しさが違います。ボリュームたっぷりで大満足。満足していたら、ポケモンジェットが着陸してきました。



これがこのあと乗る飛行機でした。ごちそうさまをして飛行機に乗り込みます。



飛行機も安定状態になり、ドリンクタイム。ボクはやっぱりビール(500円)をもらうことにしちゃいました。



プレミアムモルツ。他のふつうのビールもおんなじ値段なので、せこいボクはこれをもらっちゃいます。そして少しがっかりだったのがおつまみ。以前はなにげにハイクオリティで美味しいおつまみだったのですが、全く変わってしまっていました。しかし、飛行機の中で呑むビールは気圧の関係か独特の美味しさなんですよね。もう1杯呑みたいところをぐっと我慢して、コーヒーをいただいて着陸に備えたのでした。
(つづく)

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2007/12/07
(続き)
軽めに金富士を切り上げましたが、それでも第三モッキリセンターで大瓶のあと3合、金富士で2合と結構酔っぱらい状態。酔い覚ましにフラフラとすすきのの街を徘徊します。ラーメン横丁をひやかし、前夜訪れたあんぽんの提灯を拝み、さらにブラブラ。すすきの市場というところまで足を伸ばしてから、炉端焼きの有名店「ウタリ」なんかの佇まいを見つつ、偶然、ジンギスカンの有名店「だるま」を見つけました。



お店の入り口には「だるまはすすきのの本店・支店のみです」と書かれた看板が掛かってます。昼間、味の時計台でラーメンを食べた時に見つけた2階にある「だるま」は、どうやら別のお店のようですね。この日の数日前、おっとこまえHさんから札幌の話を伺った時、よくこの「だるま」にいらっしゃると伺っていたので、入ることにしちゃいます。



さすが有名店。並んでいるかと思いきや、すんなり並ばずに入店できました。カウンターのいちばん左端に着席し、ビール(大、600円)をもらいます。



お肉と野菜は何も注文せずに出てきます。おしんこ(100円)も追加。早速お肉を焼き始めます。



こちらのお肉は。 ラムじゃなくてマトンだそうです。1枚ずつジュージュー焼きながらぺろり。美味しいです。 そしてお肉が無くなる頃に、野菜もいい感じにしんなりしてきました。これはお肉おかわりですね。



焼けたマトンの肉汁が野菜にいい感じで染み込んでいて、これまた絶品。肉も野菜も平らげると、鍋を片づけてくれたお店のおかあさんが、たれの入ったお皿にだしを入れてくれます。



ジンギスカンの旨味が、最後まですっかり堪能できますね。ボクが食べている間、お店は常時満席でした。



店内は変形Uの字型カウンターに20人ほど座れるでしょうか。ボクの隣の男性おひとりさんを除いて、みんな複数人。でもひとりジンギスカンは、野毛の焼肉大衆で経験済み。酔っぱらっているし、全く寂しくなんかありません。そして20:20頃ごちそうさまをします。40分ほどの大満足ジンギスカンタイム、お会計は2,000円ほどだったような。



気まぐれで入って大正解でした。しかし、この時点でお腹も酔いも一杯一杯。おとなしく退散することにします。ホテルに戻ってぐっすり寝たのでした。
(おわり)

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2007/12/07
(続き)
大満足の第三モッキリセンターをあとにし、次はすすきの方面を目指して歩きます。次に目指したお店は太田さんの本に載っていて訪れようと思っていたお店、「あぶらびれ」です。住所を調べておいて、お店のあるはずのビルに到着したのは18:27でした。



5階にあるはずなのですが、店名が確認できません。5階まで行って確認してみようとも思いましたが、結局確認せずに諦めることにしました。すすきのの街を歩いているとこんな光景に出くわします。



入手困難と噂の、北海道限定「じゃがポックル」が売られてます。ちなみに翌朝空港で買ったのは840円。ここで売っていたのは1,500円でした。そんな露店をひやかしたあと、次に向かったのは「金富士」です。



前夜につづいて、この日も来ちゃいました。この日は、前日座ったカウンター右隅に先客がいらっしゃいます。1席空けて左側に着席しました。そしてこの日も熱燗(270円)をもらうことにします。



男山の燗酒、旨いですねぇ。お通しもいいお味。おかずには「ぶた串」(3本230円)をいただくことにしました。



間にあるのは、葱ではなくて小さいサイズの玉葱。これが美味しいのです。しかも3本で230円というのは安すぎ。熱燗もおかわりです。



お通しも新たに持ってきてくれます。2つ目はこの日もやっこですね。



これはお隣さんの呑み終わった瓶ビール。赤星ですね。しかしこの時点でかなり酔っぱらってしまいました。スローペースを意識したのですが、すっかりヘロヘロ状態です。日本酒危険という言葉を思い出し、ちょっと飛ばしすぎを反省。結局熱燗2本、ぶた串でごちそうさまをすることにしました。



おねえさんがお会計、そして隣で元気よく串を焼くお兄さん。この日も気持ちの良い接客、チームワークバッチリでした。大将にもごちそうさまのご挨拶をして失礼して、再びすすきのの街に繰り出したのでした。
(つづく)

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2007/12/07
札幌出張2日目の仕事をこなし、15:30頃仕事が終了。この日帰る同僚と別れ、ひとりホテルに戻って荷物を置いて、身軽になって札幌の街へ繰り出します。目指すはモッキリセンター。こちらも黒ブタさんの記事で気になっていたお店です。2条市場辺りをてくてく歩き、調べておいた住所の南1条東2丁目あたりへ。ぐるぐる回ってお店を探しますが、なかなか見つからず。交差点に「南1東2」とありますが、どっちが「東2」なのか分かりません。20分ほど回ったでしょうか。結局「東3」辺りのブロックをぐるぐる回っていたようで、「東1」だと思っていたブロックの中にありました。



時刻は16:22。なのにこの暗さはやっぱり緯度が高いんですね。



お店の外にあるお品書き。大瓶450円、清酒正1合200円。ナイスです。



えんじ色の暖簾。宇ち多゛の暖簾を思い出します。お店に入ると、店内には40人は座れるかもしれない、大型コの字型カウンターがどーんとあり、ボクはその底辺、入り口そばに着席します。先客は、恐らく常連席と思われる位置に男性が1人、そして入り口から見て左側に3つあるテーブル席の1つにカップル1組。です。カウンターの中には、お店を取り仕切るおかあさんがおひとり。まずはビール(大450円)をもらって、おかずを考えます。



たくさんあるメニューはどれも魅力的なおかずとお値段。目移りしちゃいます。結構考えた挙げ句、「つぶなべ」(500円)をいただくことにしました。 ビールをゆるゆると呑みながら待つこと15分ほど。



ひとり用の土鍋にたくさんの具。つぶ貝もちらりと見えます。これで500円は、やっぱり安いですね。ホクホクとつつきつつ、飲み物はお酒(200円)に切り替えます。こちらのお店でも、最初の1杯は持ってきてくれたおかあさんがお酌をしてくれました。鍋をつつきつつ燗酒をぐびり。幸せメーターが上がっていきます。



燗酒をさらにおかわり。1合入る白鹿のガラス瓶は、恐らく空き瓶再利用で、カウンターの真ん中にある燗付け機から詰め直している模様。そして鍋も空いてしまって次のおかずを悩みます。お次は「さばヌタ」(250円)をいただくことにしました。



鯖のぬたって、珍しいですね。これが結構美味しいのです。日本酒にぴったり。結局3本目のお酒もおかわり。カウンターの中を仕切るおかあさんに、「お兄さんお強いのね」なんて言われちゃいました。



18:00を過ぎ、お店にもお客さんが集まってきて4割程度の入りになりました。コの字カウンターの入り口から見て右手前辺りはやっぱり常連席のようで、タンブラーと焼酎を割る水やウーロン茶が既にセットされてます。常連さん達は20度の大五郎をビアタン1杯をもらって、それを割りつつ呑んでます。 そんな様子を眺めつつ、3本目のお酒も呑み干してごちそうさま。お会計は1,800円。安いです。



あまりに居心地が良く、結局2時間近くもまったりと過ごしてしまいました。 札幌にも大衆酒場あり、と感じた幸せなひとときだったのでした。
(つづく)

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2007/12/06
(続き)
0:00過ぎに金富士を出て、次のお店は先輩に案内してもらうことに。5年前に先輩に連れて行ってもらった、弘子ママのお店をリクエストすると、偶然にもそのお店は金富士の隣のビルだったのでした。



お店にはお客さんがいらっしゃらず。前にきたときは、チイママの純子ママもいらっしゃったと思うのですが、この日は姿が見えず。ママさんひとりでした。弘子ママ、ボクのことを覚えてくれていたようで感激です。



おつけものなどをいただきつつ、Nさんのボトルをいただきます。弘子ママにはビールを。こういうお店には不慣れなのですが、20年通ってらっしゃるNさんがいるので安心です。札幌の方はほかにも「オレの店」に連れていってくれたこともあり、そういう呑み方をされる方が多いのかもしれません。



小一時間滞在して、1:00過ぎにごちそうさまです。先輩の帰るタクシーに乗せてもらってホテルまで。大満足の札幌1日目が終わったのでした。
(おわり)

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2007/12/06
(続き)
あんぽんを出て、次に向かったのは「金富士」です。黒ブタさん記事で気になっていて、札幌に行ったら是非行きたいと思っていたのでした。雪の降る中、迷いつつも何とかお店のあるビルにたどり着きます。



お店はこのビルの地下1階。



おお、黒ブタさんの記事で見たネオンが。感激です。



わくわくしながら入店。お店の中は7割ほどの入りでしょうか。カウンター奥、右端に着席して熱燗をもらいます。



こちらもお酒は男山。1合270円です。



黒ブタさんが紹介されていた「玉子焼き」(240円)もいただきました。とろとろ絶品です。



「つぶ串」(2本250円)もいただきます。軟らかくて美味しい。燗酒が進み、おかわりです。




お酒をおかわりすると、お通しもその都度ついてきます。このやっこも、さりげなく美味しいですね。



オヤジさん、焼き方のお兄さん、若いおねえさんで切り盛り。みなさん家族なのかもしれません。とっても感じのいい接客で気持ちよくお酒をいただけます。



「みがき鰊」(280円)。北の味覚です。札幌在住の先輩、Nさんが仕事を終えて合流したのは23:10過ぎでした。たまご焼きも追加しちゃいます。



とろっとろの玉子焼き。Nさんはこのお店をご存じなかったとのことでしたが、満足いただけたようで何よりでした。大満足の金富士初訪。0時過ぎまでの滞在で、お会計は3,500円ほどでした。
(つづく)

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2007/12/06
(続き)
「いまどき」を出て雪の降る中、すすきのの真ん中まで移動します。札幌の街は南3条西3丁目といった具合に、格子状になっていて住所だけである程度場所が想像できて便利と思い、地図を用意してこなかったのですが、結局これが失敗の元。どのお店も探すのに結構苦労しました。この「あんぽん」も「南5条西4丁目」としかメモっておらず、結局すすきの歓楽街の引き込みお兄さんに尋ねることに。するとお兄さん、かなり親切に教えてくれました。交差点までついてきてくれて、「あそこの角を入ったところに、右側に赤い提灯があるよ」と。教えてもらった通りに角を曲がるとありました。



いい感じの提灯ですね。なんだかお店の中の、楽しげな雰囲気を想像してしまいました。そして階段を上がるとこんな感じのネオン看板が。



厚岸の牡蠣が自慢なんですね。更にあがると、重厚な木の扉と素敵な暖簾が。



扉が分厚いからか、中から音が聞こえません。こういう時はちょっと緊張しますね。でも意を決して扉を開きます。

お店の中は大きな1枚板を3枚でコの字型カウンターが作られ、ちょうどコの時の真ん中に比較的小さな炉端があります。入り口側の角を挟んで4人連れの団体さんが2組、2次会といった感じで呑んでいらっしゃいます。カウンターの中には、炉端の前に白髪の女将さんがちょこんと座っていらっしゃって、優しく出迎えてくれました。

空いている奥の方の席に着いて、アルバイトと思しき若いおねえさんに「お酒を、ぬる燗でお願いします」と伝えると、お通しと一緒に杯をいろいろと持ってきてくれました。



太田さんの本に出てくる世界が、まさに目の前で繰り広げられていると感じるこの感動。やっぱりお猪口は白い陶磁のものを選びます。そしてお酒(男山、1合400円)を持ってきてくれたおねえさん、「どうぞ」とお酌をしてくれました。



先程の「いまどき」でもそうでしたが、最初の1杯目はお酌をしてくれるのですね。ありがたくいただきます。「男山」と書かれた徳利とお猪口。いい感じです。しばらくお酒をゆるゆるといただきながら、メニューにある料理を眺めます。炉端の横には看板にも謳っていた牡蠣がありますが、ボクがちょっと惹かれたのは「北海しま海老」(1,200円)でした。北海道の釣り好きな先輩から、その美味しさをちょくちょくと伺っていたのでした。カウンターの中にいらっしゃった若女将に「北海しま海老をお願いします」と注文します。



さっきまで活きていたんじゃないかと思うくらい、ぴかぴかなしま海老。尻尾をちぎり取って尻尾の中に残った身を吸い取り、そして本体の尻尾からパクリと、海老の頭にある味噌を吸い取るようにしていただきます。これがまた絶品。燗酒に合いますね。手をおしぼりでぬぐいながら、お行儀を気にせずいただいちゃいました。お酒もおかわりです。



お店は炉端の前に座る女将さん、若女将、そして若いおねえさんの3人で切り盛りされてます。しま海老で日本酒を呑んでいると、女将さんから「ご出張ですか?」と。先程のお客さんたちもどうやら出張でいらっしゃった様子です。お話を進めると、「夏靴ですよね、お気をつけて下さいね。」と。先程の「いまどき」でも女将さんに夏靴と指摘されました。やはりお店の方は雪の日は特にお客さんの靴に気を配るのでしょうか。若女将からも「コンビニで滑り止めが売ってますから、それをつけるといいですよ。」と。有り難いお気遣いです。

しま海老も食べ終わり、しばらく男山をゆるりと呑みながらメニューの「たこまんま」(800円)の話に。お聞きすると、たこの卵だそうです。これも新鮮じゃなきゃいただけないものですね。お願いしちゃいました。



これがまた、何とも言えないまったりとした感じ。箸で持ち上げると、つるつると卵がつながってきます。少しずつつまみつつ、男山をおかわり。おねえさんのお酌で1杯目をいただき、たこまんまをつつきます。女将さんが棚にある美瑛・富良野の写真集をとって、ボクに渡してくれました。前田真三さんの写真集。そういえば2001年7月に札幌に来た時、札幌在住のNさんが富良野を案内してくれて、その時に立ち寄ったのが前田さんの「拓真館」に立ち寄ったのでした。そんな懐かしい話を女将さんにしつつ、男山をいただきます。



後半はずっと、お客さんはいらっしゃらず女将さんとボクだけという時間。いろいろとお話をしてくれました。お店は来年で30周年を迎えるとのこと。女将さんもお元気そうですが、なんともうすぐ70歳後半には全然見えない、お若くてお美しい方。最近まで車の運転もされていたとのことでしたが、最近事故をされてから運転するのを止めてしまったそうです。ともあれ、お元気になって、大事に至らなくてよかったのが不幸中の幸いですね。

時計を見ると時刻は22:00過ぎ。重厚な木の壁に囲まれた、中心に炉端のある広い空間はとっても居心地がよく、もう少し居たかったのですが、あと30分ほどの営業時間もボクが最後の客でお店を閉めるような雰囲気です。3本目のお銚子も空になり、それでは切り上げましょうかとお会計をお願いしました。1時間半ほどの滞在で、お会計は3,000円ちょっとでした。



すすきのの街は雪が降り続いてます。女将さんが「最近はネオンも少なくなってしまって…」とおっしゃっていたのを思い出しつつ、6年ぶりのすすきのの街を歩いたのでした。
(つづく)

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2007/12/06
この日の2日前、別の担当の札幌出張情報を察知し、半ば強引に自分も行かせてもらうことに。バタバタと準備もそこそこに、木曜日の朝には飛行機に乗っていました。飛行機で出張というのは2002年10月頃の松山以来、飛行機自体に乗るのは2003年2月以来4年以上ぶりです。最近はQRコードをかざすだけで、空港でチェックインもせずに手荷物検査へいきなり進めるようになってるんですね。びっくりしました。札幌に着き、2カ所で仕事をこなして解放されたのが19:30頃。ホテルにチェックインし、雪の降りしきるなか1軒目のお店を何とかみつけました。




南2条西13丁目にあるこのお店。周辺はお店も少なく、ぽつんと佇んでいる印象です。太田和彦さんの「新全国居酒屋紀行」で紹介されたお店で、行ってみたいと思っていたのでした。お店に入ると、お客さんは小上がりに3人さんが1組のみ。女将さんが迎え入れてくれて、カウンターの中の少しおっかなそうな大将が「いらっしゃいませ」とにこやかにご挨拶してくれます。コートを脱ぎ、まずは一息。お酒をもらうことにします。リストを見ると、全国各地のお酒もありますが、女将さんが「お燗ならこれがいいですよ」と進められた根室のお酒「北の勝」を燗でいただくことにします。そしてお料理は、イカのお刺身(600円)をいただくことにしました。



綺麗なお通しは、左から帆立、なす、そして流しもの(何だったか失念)。そしてイカも新鮮で、切れ込みが細かくとっても甘くて美味しいです。しかし、雪で冷えたところに、燗酒が効いてしまったようです。大将からいろいろとお話を伺ったのですが、いきなりいただいた燗酒がぐるぐると回ってしまって、ふらふら状態になってしまいました。これはこれ以上呑んだら、雪道が危ないと思い一旦間を入れることにします。

それでも小上がりにいらっしゃる常連さん達ともいろいろとお話をしつつ、美味しくいただきました。大将、女将さんも優しい方で、素敵なお店です。しかしいかんせんフラフラ状態。30分ほどの滞在でごちそうさまをしました。お会計はお酒1本、イカのお刺身、お通しで1,470円。安いです。



「旬」と書いて「いまどき」というお店なんですね。



まだまだ雪が降り続くなか、足下に気をつけつつ次のお店へ向かったのでした。
(つづく)

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2007/12/04
この日は職場の忘年会。19:00から20:45頃まで、ずーっとビールを呑みっぱなし。ビンゴ大会などで盛り上がりました。でも100人ほどの職場飲みは、やっぱり苦手です。ビンゴ大会でもらった景品をぶら下げて、向かったのはぼんそわ。21:08の到着です。



お店にはいつもの常連さんたちでいっぱい。くまさんもいらっしゃいます。マスターにビンゴ大会の景品を「クリスマスプレゼントです。」とお渡しすると、くまさんから「忘年会の景品でしょ。」とズバリ。図星でした。でも、マスターもおかあさんも喜んでくれたみたいなのでオッケー。この日は軽めにと、酎ハイ(300円)をいただきます。



25度のキンミヤがなみなみと。この日も炭酸を注ぐ余地がありません。キンミヤロックを啜りつつ、炭酸をラッパ飲みしつつ、そして空いたスペースに炭酸を注ぎつついただきます。そして、左隣のお客さんが召し上がっていた「ポテトサラダ」(200円)が美味しそう。ボクももらっちゃうことにしました。



そういえば、忘年会であんまり食べてなかったなと思いつつ、ポテサラで酎ハイをぐびりぐびり。職場飲みのストレスをリフレッシュするのにちょうどいい、ぼんそわのまったり立ち呑みタイムを満喫して、22:00過ぎにごちそうさまをしました。翌朝は早いため、1杯で切り上げることができて我ながら偉かったなと思いつつ、おとなしく家路についたのでした。

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2007/12/03
(続き)
早宇ち大満足のあと、まっすぐに向かったのは秀です。宇ち多゛を出て、2分ちょっとで到着しちゃいました。縄のれんをかき分けてお店に入ります。



ママさんから「あらいらっしゃい、月曜日は珍しいですね。」と。記念日云々のことは隠しておいて、ええまあと曖昧な受け答えをしちゃいました。さすがにこの時間、先客はいらっしゃいません。まずは「秀特製ハイボール」(300円)をいただくことにします。



えいめんさんも最近はまっている秀ボール。濃い色のわりに不思議とすっきりしているんですよね。そして、短冊メニューを確認してから「なんこつ煮」(280円)をお願いします。えいめんさんからは、「なかなか貴重な部位なので、不定期メニューなんだそうですよ。」とお聞きしていたので、メニューがあってホッとしました。



綺麗な白髪葱の下には、角煮のようなお肉がごろごろとあります。まさに味付けは、あっさり系の角煮といった感じ。そして豚バラ肉のようなサイコロ状のお肉には、確かにナンコツの層があります。これは宇ち多゛のナンコツとはまた違った感じのお肉です。



あまりの美味しさに、あっという間に残り1つに。とろっとした脂身のところと、こりっとしたナンコツの部分のコントラストが溜まりません。ボール半分くらい呑んだところで完食しちゃいました。マスターに「凄い美味しかったです。」と伝えると照れ笑いしながら「ありがとうございます。」と。そして最近ボクのお気に入り、「コーンバター」(380円)もお願いしちゃいます。



頭上にはこんな短冊が。なかなかお茶目な感じで微笑ましいですね。マスター、ママさんの優しいお人柄が出てます。そしてジュージューといい音がしてきました。



ボールもおかわりして、コーンバターをいただきます。1人だと小さなスプーンを添えてくれます。このスプーンから直接、ヤケドをしないように気をつけながらいただくコーンバターもまた美味しいです。



まったりと、1人でゆるゆるとカウンターでボールを傾けるのもまたいいものですね。ボクのあとには、いらっしゃるかなと思っていたえいめんさんは来ず、カウンターにおひとり、テーブルに1組お客さんがいらっしゃいました。のんびりとしたムードの中、ボールを空けてごちそうさま。50分の滞在でお会計は1,260円でした。



呑んべ横丁を通り抜け、線路脇へ。どうやらえいめんさんは、ボクと入れ違いで秀へ行かれたようです。それにしてもナンコツ煮が美味しかった。大満足の早宇ち、そして秀の月曜でした。
(おわり)

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2007/12/03
月曜日のこの日、いつもなら残業となるのですが、一応この日はいわゆる個人的な記念日。有給休暇の取得推進の名目で記念日休暇を取りましょう、と言われているので仕方なく、特に記念するイベントもないのに午後休みを取ることにしました。それでも何だかんだで仕事がばたついてしまい、会社を出たのが16:45頃、そして向かうのはもちろん立石です。宇ち多゛には17:30頃到着で、いつもより1時間ちょっと早い到着ですね。

この日のこの時間は結構空いていました。真ん中のメインテーブルにえいめんさんの姿が。隣に座らせていただいて梅割りと、この日はまだテッポウと小袋かたいとこが残っているとのことで、1本ずつお酢でいただくことにしました。



この時間でも残っているというのはラッキーでした。えいめんさんは、早めに出社されて早めの退社でこの日は早宇ちできたとのこと。やはり早く仕事をあがることができた時は、宇ち多゛に足が向いてしまいますよね。お酢も啜りつつ梅も進んで2つ目をいただきます。



この日は、タン生もまだ残っている様子。月曜日は休み明けで混むことが多いという説もありますが、この日はお客さんの出足はゆっくりだったようですね。次にいただいたのはナンコツたれです。



えいめんさんから「そういえば秀のナンコツ煮、召し上がりましたか?」と。いやいや、まだですと応えると、絶品ですから是非と。なんでも、ナンコツは胸の辺りの部位とのことで、やはり少ししかとれない貴重なところだとか。なるほど秀のナンコツ煮も食べてみたくなってきました。



3つ目も梅でいただきます。そしてこの頃、えいめんさんは次のお店へ行かれるとのこと。どうやら二毛作へ行かれるようですね。ボクはカシラ塩をいただくことにします。



ブリッブリなカシラ。ナンコツにカシラと、いつもの時間には終わっているネタをいただくことができて大満足。早宇ちの醍醐味です。3つ目も呑み干してごちそうさまをしたのが17:10過ぎ。40分ほどの滞在、梅3つで大満足。



この日は行列ができることなく、終始まったりゆったりな宇ち多゛でした。そして、頭の中はえいめんさんから伝授された秀のナンコツ煮でいっぱい。まっすぐに秀に向かったのでした。
(つづく)

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2007/12/01
(続き)
大久保酒場を出て、さらにてくてくと赤羽方面へ歩きます。実はこの日は、串元木曜会の長身美人KさんとDちゃん、そしてDちゃんの彼女が赤羽米山で呑んでいるとのこと。木曜会主宰のTさんから歩く酒場データベースKさんに連絡が行っていたようです。そしてこの時、ボクにも長身美人Kさんからメールが。物置部屋で呑んでいるので是非合流してくださいとのことでした。それでは向かいましょうか、と最後は米山に決定していたのでした。



赤羽駅を通り過ぎ、まっすぐ北上してこの路地に入ったのが21:07。大久保酒場から歩いて約20分でした。そしてこの路地の終わる左側に米山があります。混んでいると通してもらえる物置部屋。寒い冬場限定のこの部屋は、冬以外はお店の外に出すテーブルを格納している場所です。



既に焼くものは品切れのものが多く、店主に適当に10本焼いてくださいと注文。飲み物はホッピーをもらいます。



既にDちゃんたちは、隣のテーブルにいらっしゃったみなさんと意気投合。すっかり大宴会状態になってました。Dちゃんは途中から撃沈爆睡状態に。初めてお会いするDちゃん彼女もとても明るくて可愛い子で、Dちゃんにはもったいないなんて冗談を言ったりします。そんなこんなの大盛り上がりで23:30頃まで。



お店の前でも盛り上がりながら駅に向かう途中、携帯で乗り換え案内を調べると何と渋谷着が翌朝5時。土曜日は電車が終わるのが早いんですね。完全に意気消沈しながらみんなで埼京線に乗り込み、池袋でダッシュしたらなんとか渋谷まで行く電車に乗ることができました。さらに渋谷駅では、田園都市線の最終を告げる駅員さんの声が。これもダッシュして、なんとか電車で帰り着くことができました。土曜日の終電には気をつけろ、という教訓を得た、そんな夜でした。
(おわり)

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