高知発 NPO法人 土といのち

1977年7月に高知県でうまれた「高知土と生命(いのち)を守る会」を母体にした、45年の歴史をもつ共同購入の会です。

有機国産小麦粉が・・・・

2011-06-28 10:44:28 | 土といのちからのお知らせ
たいへん残念なお知らせです。
有機栽培で小麦を栽培している「ろのわ」から、小麦全滅の連絡が来ました。
「ろのわ」のブログから転載します。



6月21日 / 精米所作業、あぜ草刈り、小麦異常発見、小麦鋤込み

とても辛い現実を見る事になりました。
麦畑に行けども行けども、“もう収穫しても大丈夫だよ” と言う声を聞く事が出来ないまま、とうとう辛い決断をしなければなりませんでした。今日からさかのぼる事4日くらいから、その異変は起こっていたようですね。連日の雨で小麦の穂が乾く事がまったく無くて、常に水に浸しているような状態だったんです。問題はその期間が長すぎたことです。その結果、実が発芽しだしたのです。麦畑がおどろくほど異常な光景です。本来ならきれいな小麦色の穂先が、畑一面に広がって見えるのですが、一面に広がる色が小麦色にうっすらと緑色が混じっているのです。そのひとつひとつを見てみると、すべての穂から芽と根が出ているではありませんか。それはもう収穫できない事を示しています。ニシノカオリとチクゴイズミは、まったく収穫していないので、このふた品種が全滅です。しばらくはその現実を受け入れる事が出来ませんでしたが・・・・現実は受け入れなければ前に進めません。既に田んぼの準備が遅れていたので、田んぼに作付していた小麦をフレールモアで細かく切断しました。涙がでるくらい辛い事でした。
本日の画像は、小麦の穂から発芽しているところです。    博己



6月23日 木曜日  精米所作業、ミナミノカオリ熊本製粉倉庫へ搬入、小麦廃棄(モアかけ)作業

やはり残念ですね~。
コンバインで収穫するのではなく、トラクターが麦の畑を作業している様子には、どうも違和感があります。正確には、違和感と言うより残念無念なんでしょう。どうしようもない事だと、事実を受け入れているつもりですが、見るに耐えられない光景ですね。昨日の昼からは晴れていて、今日も朝から天気が良かったので、一応畑に行って小麦を見ると、お天道様のおかげで、膨らんでいた麦のみが普通になり、発芽していた芽と根は水分が抜けた状態でした。この状態なら普通に収穫は可能です。しかし、問題は発芽したと言う事ですね。穂全体で発芽しているのは2割程度なんですが、芽と根は出なくとも、おそらく全体が発芽状態になっていたと思われるから、品質が変わってしまっている可能性のほうが高いでしょう。仮に芽と根が出てない実が発芽状態でなかったとしても、一緒に収穫してそれらを分ける事が不可能なんですね。でもあまりにも、もったいないので、ニシノカオリだけは、全体が発芽状態ではないと仮定して、イチかバチか種子用として一部収穫する事にしました。どうなるかは、秋に発芽試験をして見なければ分からない事ですが・・・・
本日の画像は、トラクターでモアをかけている小麦畑です。    博己





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