高知発 NPO法人 土といのち

1977年7月に高知県でうまれた「高知土と生命(いのち)を守る会」を母体にした、45年の歴史をもつ共同購入の会です。

高知のこどもたちにオーガニック給食を! 報告です

2022-12-25 09:00:00 | イベント報告
シンポジウム  高知のこどもたちにオーガニック給食を!


12月4日(日)自由民権記念館で、
「高知のこどもたちにオーガニック給食を!」のテーマで
シンポジウムが行われました。
主催は「こうち食と農をまもる連絡会」で
2018年に、土といのちをはじめ、
高知県有機農業研究会、
コープ自然派しこく、
こうち生協
4団体が呼びかけを行い、設立された団体です。

この日は、農産物生産者や
お母さん方、一般消費者など
60名を超える参加者が集まり、
オーガニック給食の関心の高さが窺われました。

最初に「こうち食と農をまもる連絡会」世話人副代表で
司会役の横田しのさんから、
基本的な農薬や除草剤、遺伝子組み換えの害と
オーガニックの食や農の重要性が説明され、
その後日本のオーガニック給食の現状について
食育・地産地消アドバイザーの大石真司さんから報告と、
土といのちでも農産物を提供している
「こうち食と農をまもる連絡会」の代表で
「高知オーガニック」の川村淳さんから
生産者としての高知でのオーガニック給食の実践について報告があり、
高知市周辺でも少しずつオーガニック給食を取り入れる
保育園や幼稚園が出てきている現状が報告されました。

また、とさ自由学校校長の橋本正博さんと
とさ自由学校栄養士の笹岡あけみさんが、
とさ自由学校のオーガニック給食の実践を報告しました。
印象に残ったのは、地域の生産者と生徒が
畑や田んぼ体験を日常的にしていることで、
野菜への意識が変わってきていることや
少人数でとさ自由学校独自のやり方で
旬の野菜を生かしたメニューが
提供できていることでした。


まだまだオーガニック給食に取り組む
保育園・幼稚園・学校は少ないのが実情ですが、
この会で予想以上に多くの参加者があったことは、
今後への希望も感じられました。

(文責M.M)


※ この記事は、NPO法人土といのち『土といのち通信』2023年1月号より転載しました。

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