我が家にいつの間にか生えてきたセイタカアワダチソウ
抜いても抜いても生えてくる。 ことしも見つけるたびに生えて来て3本の花が咲きました。
まだはえたばかりの若々しいセイタカアワダチソウは黄色もあざやかで、咲き誇るユウゼンギクとよく合います。
10月の草木染はセイタカアワダチソウでした。例によって染める前に植物のお話。先生が用意したのは、その名の通り、先生の背丈を超える1本のセイタカアワダチソウでした。
日本の侵略的外来種ワースト100の一つ。耕作放棄地全体が黄色く染まっているのをよく見ます。これは根っこから他の植物の成長を阻む物質を出して自分たちだけが成長するからなのだそうです。しかし、その物質によって自分自身も弱っていくので長い間には自滅してしまうんだとか。以前は花粉症の元凶とされて盛んに駆除作業が行われましたが、これは冤罪だそうです。というのもセイタカアワダチソウの花粉は重く、風では飛ばないので花粉をまき散らすことはないそうです。花粉を集めるハチなども、重たそうに飛んでいるとか。
花をアップで見てみました。
いつものようにこれを鍋に入る長さに切り刻んで、ぐつぐつと煮ます。セイタカアワダチソウは木綿でも色が入りやすいというので、今回は木綿のストールを選びました。
が
色が薄い。大丈夫かなあ。おまけに洗濯しているみたいに泡がたちました。だから泡立ち草?
いったん水洗いするとほぼ白です。
ミョウバンにつけるとわずかに黄色がかってきました。
シルクで染めたのはこんな色。やはりシルクのほうが染まりよいようです。
2回目染液に漬け込みます。
洗うとまた薄くなるんですが
いつもよりもう一回余計に染液とミョウバンにつけて、こうなりました。
本物はもう少し黄色です。木綿なので汗をかいても安心。ちなみに、シルクのスカーフを洗濯するのは、シャンプー剤で洗うといいそうです。
今回は義妹も一緒に参加しました。もともと花が好きで詳しい彼女(花屋の副社長)とても楽しかったそうです。そして、「なんだか植物を見る目が変わってきたわ。」と言いました。
帰りは恒例の植物観察。
ずっと見続けてきたサワグルミは茶色くなっていました。
来るとき目をつけていた場所で車を止めて
しげしげと眺めました。
これは他の方のブログで見たことがある・・・・
ヤクシソウですかね。
こうして山でなければ見られない花を見つけるのも楽しみなんです。
手短にあるシャンプーやミョウバンで色を定着させるのですね。
セイタカアワダチソウってその名の通りなんですね。
しかしミツバチも重そうに運ぶ様子が浮かびます。
凄い繫殖で、そこら中に生えていますよね。
染めるのも何だか、木綿だと大変そうですね。
たくさん学ばれてる姿が、素晴らしいわ。私も近くだったら参加したいくらいです。いつもためになるお話、セイタカアワダチソウの講義、私も聞いたことがあって、ただ、花粉症の話は知りませんでした。ありがとう。そちらでは、ヤクシソウもとてもきれいに元気に咲いてるわね。
色を定着させるのはミョウバン(漬物に使うあれです)です。ここでは一番手軽に染められる方法を教えてくれます。多分家でも簡単にできるはずです。
ミツバチが重そうに運ぶのは私も知りませんでした。花粉がたくさん取れるのもたいへんですよね。
だけど、れんげそうさんのブログも知らないことがいっぱいで、いつも勉強させていただいています。ヤクシソウも取り上げてらっしゃいましたね。
それを行きかえりの山道ドライブで発見するのもも楽しくて、毎回いそいそと出かけて行ってます。