2度目に採った「西村早生」のうち、比較的よく熟れているのをむいで干し柿にしました。 先に作った干し柿は、この気温の高さにもかかわらずとてもきれいに干せて、飴色に透き通って甘い蜜がしたたりおちていたんです。 ところが・・・・
たった一晩の雨でかびがはえてしまいました。 全滅です。1個だけ無事だったので食べてみましたが、 とても甘くてほどよい柔らかさでとてもおいしかったです。 紐が長くて雨に当たったのかなあ。 今年の温かさではまた失敗するかもしれませんが。
丸い柿を干すときは、へたの所の枝を残して摘み取ります。 細長い柿だと、実に穴を開けて紐を通してもよいのですが、 (でも紐の所からかびることが多いですけど) 丸い柿だと真ん中近くに穴をあけてしまいますから。
この、残した枝の部分に紐をからませるのです。
紐を付けたら、さっと熱湯にくぐらせます。 殺菌のためだと思うのですが、 去年母が熱湯につけて干してみたけどかびが生えたと言っていました。 かびよけにはならないのでしょうかね。うちのもかびが生えたから、だめなんでしょうね。
終わった後のお湯を見てみたら、 お湯が黒いのです。 白いホーローのボールに移してみるとこの通り。 これが渋のもと、「タンニン」というものでしょうか。
さて、今回はつるす場所を変えてみました。 いったいどこだと思いますか?
二つの柿をつなぐときは同じくらいの大きさでないとバランスが崩れてすべり落ちてしまいます。
このステンレスの棒はー そう、物干し竿ですよ。 それも、室内用の。 これだと雨が降ったら軒の奥の方、 お天気の日はお日様のもとへと移動できるんじゃないかと思います。甘みの強いおいしい柿ですから、ぜひ成功させなくては。
そうそう、このまま干しておいてもおいしい柿にはなりません。 これから毎日、 実をつぶさない程度に少しずつ揉んで柔らかくしていきます。 寒い冬だと辛い作業ですが、今のような気候だと苦になりません。
それでかびてしまったら本当にがっくりきてしまいますねぇ。
市販の干し柿もこういう風に作ったのでしょうか。
そうであれば高いのもうなづけます。
心して食べなければ^^