goo blog サービス終了のお知らせ 

あた子の柿畑日記

田舎での日々の生活と趣味のレザークラフトについて

ピーナッツの受難

2008-11-29 01:48:18 | 植物

 たった一株のピーナッツを掘りました。
 なぜ一株なのかというと・・・・・


 わたしが植えようと思って乾かしていた種を、いらないものと思った娘が畑の端っこに捨ててしまいました。 これが受難のはじまり。



 健気にもピーナッツは生えてきました。 そして草に埋もれながら育っていました。 ところがー


 それとは知らずに夫が除草剤をまいてしまったのです。  わたしは除草剤は使わない主義でこつこつと草引きをしていますが、 夫に先を越されないように、大切なものの周りは先手を打って草を引いておかないと、すぐ除草剤をかけられてしまいます。


 危うし、ピーナッツ。


 けれど、たった一株、枯れずに残りました。 


 秋になって、ピーナッツの上にハウスを建てることになりました。 一株のピーナッツは行ったり来たりする人の靴に踏まれてしまいました。


 それでもしぶとくピーナッツは生きていました。 ピーナッツの真上にハウスが完成し、ピーナッツはそっくりハウスの中に収まって、ぬくぬくと育ちました。


 もう掘ってもいいかな?



 残念! 少し早かったかもしれません。 まだ小さくて実が入ってないようなのがたくさんありました。
 


 掘って楽しいものー1にピーナッツ、2にジャガイモ、3にさつまいもーと、わたしは思っています。 ピーナッツは落花生というように、花が咲くと地面におりてきて、地中で実をつけます。 そして地中で大きくなるのです。 よくできたピーナッツは、まるでクリスマスのイルミネーションのようにびっしり実がついていて、掘りあげたときは感動的でさえあります。 それに比べるとあまりにも貧相でした。


 おまけに、良く太ったおいしそうな実は、こんなふうにー



 何者かが穴をあけて中身を食べてしまっているのです。


 結局とれたのはこれだけです。



 大きなのは、しっかりと豆が出来ています。 



 これをどうしましょうか。 種としておいておくべきでしょうか。 
 いや、やっぱり種は、素性のしっかりした良いものを買うことにします。 これは良く乾かしてみんなで味わうことにします。


 ところで、これは何でしょうか。 ゴミ捨て場みたいですねえ。



 実はこれ、母のピーナッツ畑なんですよ。 実家の方ではカラスの大群が押し寄せて、早くに植えた母のお友だちのピーナッツ畑が全滅したらしいです。 掘り起こして食べてしまうんだそうです。 それを聞いた母は、カラスに食べられないようにトレーでふたをしたり、ありとあらゆるひもを集めてきておどしにしたりと、対策をしたらしいのですがー


 涙ぐましい努力にもかかわらず、ピーナッツはほとんど収穫できなかったそうです。 
 こちらはピーナッツの受難ではなく、母の受難でした。


 応援ありがとうございます日記@BlogRanking

コメント (4)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ゆずマーマレードですけど | トップ | ごまのごみとり »
最新の画像もっと見る

4 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

コメント日が  古い順  |   新しい順
ピーナツの受難 (りんご)
2008-11-29 23:17:45
ピーナツってこの辺でも作られるんですね。
初めてピーナツに出会った時はびっくりしました。
地面に降りていって実をつけるんですよね。
千葉が有名でお寿司等にもピーナツを入れるそうです。
逞しいピーナツでしたね。
お母さんも色々考えられましたね。(*^。^*)
なのに残念でした。
返信する
Unknown (ねね)
2008-11-30 00:02:19
ピーナッツさんたち、度重なる受難にも負けずにこれだけ実らせたのですね。けなげ・・・
絵本にできそうなストーリーです。
お母様の畑・・・お気の毒な結果でしたが、にぎやかなおどしの様がとっても面白い(失礼!!)
返信する
りんごさんへ (あた子)
2008-11-30 00:38:43
 コメントありがとうございます。産直市場へ行くと、このあたりで出来ないものはない、と思うくらいいろいろな作物が並んでいますね。道前平野はとても肥沃で豊かな土地なんだそうですよ。もちろんピーナッツも売られています。強い作物でしたね。来年はしっかり作ろうと思っています。
 母のピーナッツはー気の毒と思う前におかしくて・・・・
返信する
ねねさんへ (あた子)
2008-11-30 00:42:59
 おかしいでしょう? 「からすもさるもの」です。
ピーナッツ物語、できそうですね。考えてみたら絵本の題材になりそうなことはいっぱいありますね。文才のないのが残念です。
返信する

コメントを投稿

サービス終了に伴い、10月1日にコメント投稿機能を終了させていただく予定です。