あた子の柿畑日記

田舎での日々の生活と趣味のレザークラフトについて

カフェ巡り2 

2017-01-31 19:55:47 | ランチ・カフェなど
 三度目の正直でやっと中に入れました。「ギャラリーカフェウッドブロック」このカフェ、金、土、日しかあいていません。せっかく来たのに写真を撮るのを忘れてました。
 オーナーは昔の仕事仲間(同志)のKさん。現職中から版画を制作して数々のコンテストに入賞している実力の持ち主。愛媛美術会の会員であり、今年は版画部門の審査員もされています。その20年間の作品を展示していると案内をいただいてやってきたのです。
 すごいなあ、毎年のように何かの賞をとっていました。ただただ遊び事でやってきたわたしとはレベルが違う。
 店内はKさんの版画だけではない多彩な趣味とセンスがうかがえました。外にはピザ焼きガマ。電線のリールなど廃物をリメイクしたテーブルやイス。店内の暖房は薪ストーブです。この薪も山で自分が調達してくるんだとか。そしてカウンターの奥には手作りの扉付きの棚。
出されたコーヒーのカップがまたすてきで(ああ~写真撮らなかったのが返す返すも残念)

「このカップもKさんが集められたの?」
 連れのNさんが柔らかく問いかけると
「はい、長い時間かけて。」
 とまた物静かなお返事。

 いつかこんな暮らしをと思い描いていたのでしょう。夢がやっと実現したんですね。おめでとう。

「昨日はSさんやIさんたちと飲みましてねえ。」
「ああ、今でもあちらの(西条)の方とおつきあいが続いているのね。」
「そうです。」
  
 短い会話の端々に、私たちが共有した喜びや苦労の数々が込められていました。 

 静かでゆったりとしたひとときを過ごして私たちはお別れしましたが、帰り際に「記念品です。お好きなのをどうぞ」
 遠慮なく選ばせていただきました。



 小品ですが、本物の版画。印刷ではありませんよ。ちゃんとマットに入れて、額無しでも飾れるようにしてあります。作品に合わせてマットを切るだけでも手間かかるでしょうに。
 「トイレにでも」
 「いえいえ、とんでもない」
そんな会話を聞きつつ、トイレギャラリーっていうのもいいんじゃないかなあ。必ず見るし、いつもトイレをきれいにしておくっていいよね、と密かに思ったのでした。 

コメント (6)
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