古い話題ですが、せっかく書きかけたものなので、続きを書いておこうと思います。
さて、炭焼きの作業の傍らでは・・・
竹ご飯を炊いていました。そして別の場所では
焼き芋です。アルミホイルに包まれたお芋が見えるでしょうか。
そして大量の白菜漬けとたくあん
これは毎年おいしくて好評らしく、試食する人が群がってご飯の時に足りるんだろうかと心配になるほどでした。
それに塩レモン水も。夏の水分補給にはこれが一番、と作った人が言っておりました。
まだまだ、大鍋二杯もの甘酒もありました。
たった500円の参加費でこれだけのごちそう。しかもトラオは無料だったのです。初めのうちは会費を払ってないトラオが一人前にごちそうになるのが心苦しくて、焼き芋はわたしが一口かじっただけで分けてやり、お父さんも半分こしてやり、トラオはそれをぺろりと平らげたばかりか、よそのおじさんからも半分いただいて食べる始末。
竹ご飯は、
わけてやりませんでした。あまりにもおいしそうだったので、わたしも全部食べたかったのです。でも大丈夫、トラオの分もちゃんと用意されていました。そしておとなと同じ量のご飯を、これまたぺろりと平らげました。
食後には、和菓子の詰め合わせをまっさきにトラオのところに持ってきてくれて「好きなんお取り。」
もちろん遠慮せず取りました。一番おいしいそうなのを。
で、食べるばかりしていたかというとそうでもなくて、とても貴重な体験をさせてもらいました。
はじめは竹を切るのを見ていたのですが、そのうちお父さんに一緒に鋸を持ってもらって切るまねごとをしだしました。それを見たどこかのおじさんが、
「ぼく、一人でしてみるか? やってみい」
その一言にやる気になったトラオ。するとおじさんは
「おとなは一切手出しせられんぞい。」あら、きびしい。
さらにそばにいたどこかのおばさんが
「どれ、どのくらいかかるか時間を計ったげよう。」うわあ最後までやり通すかなあ。
見よ、4歳児のこの勇姿
「鋸をおさずに引けよ。」「足をもっと開け。」「ゆっくりでええけんの。」「うまいうまい。」「だいぶ切れたよ。」「もうちょっとじゃ。」
大勢のおとなたちの声援に励まされて格闘すること20分。ついに竹がころりと地面に落ちました。
「ようやった。」みんなで拍手。
トラオは「もっとやりたい」と、結局竹1本全部一人で切り落としたのです。
斧で竹を割るのはさすがに危ないのでお父さんと一緒に
ここでも遠くでおばさんが見守ってくれています。
作業が一段落したら、小さな道をたどって山の中を探検したり、お宮の石段で遊んだり・・・
最後にちょこっとコンテナ運びのお手伝いをしたらおばさんたちが
「まあ、お手伝いしてくれるん。」「ぼくえらいねえ。」と最大級のほめ言葉をくれるし。
ありがたい一日でした。今日のトラオのように、子どもは本来、周りのおとなたちに厳しくも優しい目で見守られて育つべきなのです。ちょうどその頃おきた痛ましい事件を思い起こして、そんなことを考えたのでした。
さて、炭焼きの作業の傍らでは・・・
竹ご飯を炊いていました。そして別の場所では
焼き芋です。アルミホイルに包まれたお芋が見えるでしょうか。
そして大量の白菜漬けとたくあん
これは毎年おいしくて好評らしく、試食する人が群がってご飯の時に足りるんだろうかと心配になるほどでした。
それに塩レモン水も。夏の水分補給にはこれが一番、と作った人が言っておりました。
まだまだ、大鍋二杯もの甘酒もありました。
たった500円の参加費でこれだけのごちそう。しかもトラオは無料だったのです。初めのうちは会費を払ってないトラオが一人前にごちそうになるのが心苦しくて、焼き芋はわたしが一口かじっただけで分けてやり、お父さんも半分こしてやり、トラオはそれをぺろりと平らげたばかりか、よそのおじさんからも半分いただいて食べる始末。
竹ご飯は、
わけてやりませんでした。あまりにもおいしそうだったので、わたしも全部食べたかったのです。でも大丈夫、トラオの分もちゃんと用意されていました。そしておとなと同じ量のご飯を、これまたぺろりと平らげました。
食後には、和菓子の詰め合わせをまっさきにトラオのところに持ってきてくれて「好きなんお取り。」
もちろん遠慮せず取りました。一番おいしいそうなのを。
で、食べるばかりしていたかというとそうでもなくて、とても貴重な体験をさせてもらいました。
はじめは竹を切るのを見ていたのですが、そのうちお父さんに一緒に鋸を持ってもらって切るまねごとをしだしました。それを見たどこかのおじさんが、
「ぼく、一人でしてみるか? やってみい」
その一言にやる気になったトラオ。するとおじさんは
「おとなは一切手出しせられんぞい。」あら、きびしい。
さらにそばにいたどこかのおばさんが
「どれ、どのくらいかかるか時間を計ったげよう。」うわあ最後までやり通すかなあ。
見よ、4歳児のこの勇姿
「鋸をおさずに引けよ。」「足をもっと開け。」「ゆっくりでええけんの。」「うまいうまい。」「だいぶ切れたよ。」「もうちょっとじゃ。」
大勢のおとなたちの声援に励まされて格闘すること20分。ついに竹がころりと地面に落ちました。
「ようやった。」みんなで拍手。
トラオは「もっとやりたい」と、結局竹1本全部一人で切り落としたのです。
斧で竹を割るのはさすがに危ないのでお父さんと一緒に
ここでも遠くでおばさんが見守ってくれています。
作業が一段落したら、小さな道をたどって山の中を探検したり、お宮の石段で遊んだり・・・
最後にちょこっとコンテナ運びのお手伝いをしたらおばさんたちが
「まあ、お手伝いしてくれるん。」「ぼくえらいねえ。」と最大級のほめ言葉をくれるし。
ありがたい一日でした。今日のトラオのように、子どもは本来、周りのおとなたちに厳しくも優しい目で見守られて育つべきなのです。ちょうどその頃おきた痛ましい事件を思い起こして、そんなことを考えたのでした。