あた子の柿畑日記

田舎での日々の生活と趣味のレザークラフトについて

守りたい野の花

2012-11-24 21:08:06 | 植物
 雨上がり、とある場所に出かけました。ちょっと確認したいことがあったので。

 これこれ!



 この笠をすぼめたような種。晴れた日に来たら、丸い種がくるんと跳ね上がっておもしろい形になっていたと思います。これ、やっぱりゲンノショウコですよね。

 実は、9月頃ここでこんな花を見かけたのです。





 多分ゲンノショウコだろうなと思いましたが、特徴のある種ができたらもう一度見てみようと思っていました。
 
 日頃私が歩いて観察する範囲は限られていますが、退職するまでは、野外観察やら遠足やらにはよく行きました。でも、このゲンノショウコに出会えたことはなかったと思います。私が子どもの頃よく見ていた花。こちらでこの花を見ないのはさびしいことでした。
 たった一カ所、日当たりのよい畦にピンク色のゲンノショウコが咲いているのを見つけたことはありますが、それも数年前に消えてしまいました。その懐かしい花が、群れ咲いているのを偶然に見つけたときはうれしかったです。
 でも、ここもやがて消滅するかもしれません。これは私の仮説ですが、ゲンノショウコは、適度に湿り気があって、しかも回りに丈高い植物のない、あるいは丈高い草が定期的に刈り取られている場所に生えているように思うからです。

 でも、ここの畑の持ち主は、機械が入る部分の草を刈るだけで精一杯のようです。徐々にセイタカアワダチソウやら、蔓草やらが進出してきています。
 種を持ち帰ってうちの近くに撒いてみようかしら。でも、乾燥しすぎた畑地では無理なような気もするし。 当分の間は、毎年観察を続けたいと思います。

 この近くにたしか野菊もあったような・・・・
 でも、見当たりません。ほかの場所で写してきました。



 こちらはもう花の時期を過ぎています。それにしても、少ない。以前はもっとたくさん生えていたのに。この可憐な野菊もだんだん減ってきているように思います。

 ゲンノショウコとは反対に、こちらで初めて見つけた花もあります。

 

 ええと、種を見てもらったらよくわかるのですが、


 
 センダングサですね。これから春先にかけてうっかり草の中でも歩こうものなら、もうたいへん。ズボンにびっしりとくっついてきます。
 なんともいまいましい植物なんですが、普通のセンダングサやアメリカセンダングサには白い花びらがありません。これは、花びらのついた「シロノセンダングサ」あるいは小型の「コシロノセンダングサ」と思われます。
 この花、わたしの行動範囲の中では、ここにしか咲いていません。2,3年前まで、たった一株しかありませんでした。種はいまいましいですが、見るだけならかわいい。これも消滅させずに守っていきたい花です。
 ところが


 
 見渡したところ、あちこちに白い花びらが・・・・・
 これは守ってあげなくとも勝手に広がっているようでした

 


 
コメント (4)
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