椿さんが終わったらぬくく(暖かく)なる
というのが愛媛では通説ですが・・・・
椿さんというのは、松山市にある伊豫豆比古命神社の祭礼で、旧暦の1月7,8,9日に行われます。「伊予路に春を呼ぶ祭り」として知られ、大勢の人がお参りします。
その椿さんが、今年は1月の末に終わってしまいました。
めちゃくちゃ早い
ということは? 今年は春が早いのかも。 なんて期待は甘かったかも。
椿さんが終わった直後、暖かい愛媛にしては強烈な寒波がやってきました。 田んぼの水たまりには連日氷が張って、おもしろい模様ができていました。
しかし、雨が降ると柔らかな春めいた空気が流れていました。やっぱり春は来てるんだわ~
と思ってたらまた寒波。
三寒四温の言葉通り、寒さと暖かさが交互にやってきて、先週の土曜日、桜三里は横なぐりの雪。
そして翌日曜日には
これが最大の寒波だったかもしれません。
水がちょろちょろ流れている用水路さえ凍っていました。
田んぼの最低気温は-4度だったそうです。かわいそうに、犬の水入れが凍っていました。お湯をいれてやると、飛びついて飲んでいました。
そして、大雪の被害に遭われた皆様には、心よりお見舞い申し上げます。
椿さんの言い伝えは、今年は当たらないんでしょうか。こどもたちは「根拠がない」と言っていますが、わたしは、そうでもないと思っているんです。 明るい、希望の持てる言い伝えで、信じたくなるじゃないですか。
義母は、旧暦を見ながら「今年は旬が遅れとる」とか「旬が早い」とかよく言っていました。つまり、太陽暦ではなく太陰暦のほうが、本当の季節を表していると信じていたようで、農作業も太陰暦に合わすことの方が多かったように思います。
そして、最近ではわたしも旧暦を気にするようになりました。たしかに、暑さも寒さも旧暦でみたほうがぴったりすることがあるのです。
三寒四温の寒の時はめちゃめちゃ寒いけど、温の日は確かに春めいています。
2月14日バレンタインデーの日、ヒバリがさえずるのを聞きました。
冬は短いかもしれませんよ。