コサージュ、できあがりました。 個展に飾ってあった大輪の花と同じ大きさで、赤紫色でというご注文。
豚革をゴールド混じりの暗紫色で染めましたが、ちょっと地味かなあ。
わたし自身は、たとえば母の日のカーネーションの赤はあまり好きではなくてバラの深紅は好きといったように同じ赤でも好き嫌いがあるので、ご注文主のイメージ通りにできたかどうかとても心配です。
そこでもう一つ明るめのを作りました。 写真ではあまり違いがないように見えますが、かなり色合いは違います。 どちらか気に入った方を選んでいただきましょう。
二つを持っておうちにうかがったところ、
「まあ、きれい」と喜んでくださいました。 そして、
「ふたついただきたいんだけど・・・」
そんなに気に入っていただいてとてもうれしかったのですが、同じ物を二つも必要ないのでは、とお断りしたところ・・・・・ 一つはプレゼントにされるというので喜んでお譲りしました。 ご自分では選べないので相手の方の好きな方をプレゼントにして、残ったのをご自分のにされるそうです。
はあ~、なかなか一人では選べないものなのね。
そういえば、個展の時来てくれた古い友人も、飾ってあった中輪のコサージュ3つも持って会計の所に来ましたっけ。 そのうち二つは同じ花の色違いでした。
後に、ある女性の会合につけていったら大変好評だったと手紙をくれました。 こんなふうに喜んで、愛用していただけると作った甲斐があります。
実を言うと、このコサージュの花びらのフリルが、指先に力がいるのでなかなか大変なの。 まだ頸椎の神経の炎症は完全に治まっていないので、指先を使うとひどく肩が凝ります。 で、毎日首を引っ張りに行く日々。 全治3ヶ月ですって。 でも、あまりお客様を待たせるわけにも行かないのでー
これも作りました。
個展に出していたのはエンジだったのですが、その赤いバッグは、「もう10歳若ければこれを買うんだけどねえ~」と、いうことで、同じ物を白黒でつくってほしいというご注文でした。
一口にモノトーンと言っても、明るいグレーから黒に近いものまで、これも好みが様々でどれを気に入ってもらえるのか分かりません。 そこでこれも2種類染めて、バッグに仕立てる前に見ていただくことにしました。
一つは、闇の中に白バラがぼんやりと浮かび上がっているくらい黒っぽいもの、もう一つはかなり白っぽいグレー。 それを見たお客様は、
「二つ作ってもらうわけにいけませんか・・・」
バッグになったところを見てみたいというのですが、さすがにそれはねえ。
そして白っぽい方をもう少し暗くすることで落ち着きました。
気に入ってくれるといいですが・・・・