最近夜更かししすぎて運転中眠くてたまりません。 あぶない、あぶない。 そんなときは桜三里の途中にある、「桜三里レストパーク」で一休みします。
といっても、車が10台ほど止まれるスペースと、トイレと屋根付きのベンチがあるだけのものなので、レストパークなんて立派な名前が恥ずかしいくらいのものですけど。
ここに不思議なものがあるのに気づいたのはほんの1,2ヶ月前のこと。
山の中腹に建てられた観音様。 下には鉄製の重そうなお賽銭箱もあります。 山はほとんど垂直に近い険しい坂。 誰が何のためにあんな所に設置したのか、皆目分かりません。 しかももう何十回とここに立ち寄っていたのに今まで気づかなかったとは。
そしてもうひとつ
山際に小さなお堂があって、なかにはお地蔵様らしき姿が見えます。
こんなに大きなものなのにこれも今まで気づきませんでした。 もうさくらは散ってしまいましたが、ちょっと前まではさくらに彩られてとても良い雰囲気だったんですよ。
このお堂の前、ちょうどこのあたりは、以前は飲食店があったのです。
黒一色の建物で、なんとか砦だったかなんとか城だったか名前は忘れましたが、この山陰でひときわ異彩をはなっておりました。 でも、なんだか入りづらい雰囲気でしたね。間もなくこの店は廃業し、新しいお店ができましたがこれも長くは続かず、どうもどの店もどの店もつぶれてしまうようでした。 なぜなんでしょう? そして、そのころから観音様とお地蔵様とはここにあったのでしょうか。
そのうちに建物も壊され、こんなふうに休憩所として整備されたのです。
皮肉なことに、休憩所になってからは訪れる車はとぎれることがなく(わたしの見た限りではです)にぎわっております。
大型トラックもよく止まっています。 中でよく運転手さんが寝ています。
桜三里は昔から事故が多く、死亡事故も数多くありました。 それで少しでも事故をなくそうという思いからか、途中で居眠り防止用のサイレンがけたたましく鳴るようにしていました。 それには一瞬心臓が止まるかとおもうほどびっくりさせられたものですが、今ではサイレンは鳴りません。
でも、最近大きな事故のニュースを聞かないとことをみると、この休憩所が居眠り運転防止に一役買っているのかもしれません。