日曜日は、雨もやんで穏やかなお天気。 西条アートフェスティバル2009へ行ってきました。 新聞広告やチラシなども入っていて大々的に宣伝してました。 アートというよりはアートへの入り口を覗いてみるぐらいのことでしょうか。 草木染めや石の彫刻、絵画などのいろいろなて仕事や、ダンスなどのステージ発表と、盛りだくさんのことが行われるらしいのです。
手仕事と聞いては覗かずにはいられません。
会場の西条市丹原文化会館は、桜がまっ盛り。 そして駐車場は満杯です。 少し待たされました。 おお~盛況だこと、よかった。
世の中不況だ不況だと言われ(事実不況なのはしかたないけれど) 気分までも落ち込んでくるような昨今です。 最近では、道路工事で一時車を止められても、ああ仕事があってよかったねと思い、スーパーの売り出しでかごをぶつけられても、たくさんお客が来てよかったねと思い、とにかく活気のあることを喜んでいるわたしです。
会場の入り口近くにあった、ピザを焼くための石窯。
マキを使っています。 既に予約がいっぱいで、できあがるのは1時間後だとか。 後の予定があるのであきらめました。
会場にはいくつかの石のオブジェ。 でも、コーヒーカップ置き場になったり疲れた人の椅子になったりしてる。 それが目的だったのかもしれないけど。
そして石の彫刻の実演もありました。 会場の端っこですごい石ぼこりをあげていました。 親子でできる石彫り体験もあったようです。
なんだろ? かわいいカードかアクセサリーを作るコーナーだったと思います。 女の子が興味津々でのぞき込んでいます。
フラワーアレンジメントに挑戦する女の子。 これらはもちろん、大人も参加できます。 つまり、体験参加型のイベントだったんですね。
男の子やお父さんは竹細工に夢中です。
子どもからお年寄りまで人気だった手漉き和紙の葉書作り。
おや、講師をしているのはM先生ではありませんか。 M先生はもと中学校の校長先生。 退職してから手漉き和紙の修行を始めてプロになられました。 この方の作る和紙のランプシェードはとてもすてきなんです。わたしも教えていただいて二つ作っています。
こちらは野染めアート。 参加者に、手前の長い布に自由に絵を描いてもらい共同作品として仕上げるそうです。 ここでも子どもたちが興味深そうに覗いていました。 後ろの方には草木染め体験で染め上げたスカーフが翻っていました。
ステージで発表するのかと思っていたフラダンス。 正面入り口が舞台でした。 人垣で写真が撮れませんでしたので、後ろから失礼します。
石畳の上に素足、ノースリーブ。 さむそ~ つめたそ~。
中では次のグループが出番待ち。 こんどはヒップホップダンスのグループみたいです。
中にもいろいろなコーナーが設けられていました。 でも知らない人もいたと思います。 人はうんと少ないです。
これは、見覚えが・・・・・ 西条のまつりなどを切り絵で表現しています。 この方、多分いつも県展に出品されている方ですね。 切り絵も体験できます。
見事な龍の彫刻をしているのは、数少ないだんじりの彫刻師。 西条まつりのだんじりは、こんな手の込んだ彫刻で飾られているらしいです。
小ホールは、手作り小物の即売会場になっていました。 かわいい小物がたくさん。 でもわたしは財布を持ってなかったので見るだけです。
外にはなぜかハーレーがずらっと??? 真ん中のはお値段2700000円以上でした。 1台いかが? さすがにここは男性ばかり。
このほかうどんやカレーなどのバザーもあって、お昼ご飯もここでOKです。 下の方では桜を見ながら散策もできるし、どれもこれもやってみてたら1日楽しめそうでした。
なによりもたくさんの家族連れでにぎわっていたのがうれしいです。 もちろん大人も体験できるのですが、子どもたちが生き生きと制作に取り組んでいるのがよかったです。 何がその人の琴線に響くかは出会ってみないとわかりません。 大人の好みで子どもにお稽古ごとををさせるのではなく、まずは出会いの場を作ることが大切なのではないかと思います。 そういった意味でこんなイベントは良い機会だと思うし、スポーツ一辺倒ではなく文化面に目を向けるお父さんお母さんが大勢いたことはうれしいことでした。
ちなみにわたしがやってみたいなと思ったのは、銅版を使ったちょうちょ作り。 銅版に薬品をかけ、味わい深い色にしてから切ったりたたいたりして蝶の形にしていました。 それを丸太にちょんと乗せてあるのがとてもすてきでした。でも、「そんなもんどこに置くん。」とぶじこに言われるのが関の山でしょう。 それにぶじこ夫婦とお花見の約束をしていましたので、何もしないで会場を出ました。
何もしないで見るだけというのは案外つまらないものです。