養老孟司氏の「二十代をどう生きるか」では、他人と比べない」「自分の物差しを作れ」と主張されている。
その「他人と比べない」を徹底している養老氏は、面白いことを書いている。
「これは他人に勧めるわけではないが、私は健康診断を不要と考え、一度も受けたことがない。あれはつまるところ平均値と自分との差を測るものだからである。人間の体が他人と異なるのは当然であり、平均と比べることには何の意味もないと私は考える。」
「健康は他人に頼るものではなく、自分で責任を持つものである。そして自分の体がどこでバランスを崩すのかを見極めて置けるのは、まだ体力に余裕のある若い時である。二十代は全ての基礎を作る時である。その大切な時に、自分のしっかりした物差しを作っておくことはとても大切である。」
養老氏は、健康診断を受けないそうである。
(たしか、作家の曽野綾子氏も、「60歳を超えてからは、人間ドックも定期健診も受けていない」と書いたのを読んだことがある。)
私も、実は健康診断は受けたくない。バリウムという異物を体に入れるのがとても嫌なのだ。
血圧の基準値も昔と変わってきており、違和感を感じている。
(私は、上が140、下が85くらい。今では高血圧と言われるが、昔は上の血圧は「年齢+90」が目安だったので、私は昔の目安であれば145までは正常値となる。)
そもそも現代医学(西洋医学)は、急性の病気や怪我への対処には優れているが、慢性病への対処や予防という点では信頼できない点がある。
急性の体調不良になったら、病院のお世話になると思うが、通常はなるべく行きたくない(あ、歯医者は別です。年に1〜2回行くようにしています。歯を保つため)
50歳を超えると、自分の体がどんな時にバランスを崩すのかの見極めは、だいぶできるようになってきた。(と思う)
私の場合、健康に過ごすための毎日の心がけとしては、
○ 空腹の時間を作る。
○ 腹八分目を心がける。
○ 適度に運動する。(体を動かして働く)
○ 笑う 感動する
○ 睡眠を適度にとる
○ 何らかの遊びや学びをする
というところだろうか。
健康に過ごせるありがたさを、日々感じています。
ありがとうございます。