映画「ソー:ラブ&サンダー」を観た。
面白かった。
主人公の「ソー」は、強いんだけれども、これまでの戦いで、家族や親しい人を亡くしており、傷ついている。
その傷ついた主人公が、攫われた子供たちを救うために、再び戦う話である。
主人公は、戦いにも疲れ気味だけれども、頼まれたらヒーローとしての仕事をする。
少し疲れた中高年の男性がみると、癒される映画かもしれません。
「ソー」の昔の恋人だった「ジェーン・フォスター」が、新しい「マイティー・ソー」となって現れる。(これが強い強い)
勧善懲悪の話で楽しめた。
ただ、悪役として出てきた「ゴア」も良かった。
演じるのは、映画「ダークナイト」でバットマンを演じていたクリスチャン・ベイル。
悪になった理由が最初に語られる。
神が、自分の娘を助けてくれなかったからである。
娘への愛が深いために、恨みも強い。
その神々を滅ぼしていく悪役を演じている。
(それにしても、マーベルに出てくる「神」は、道徳的ではなく、人間臭い欲を持った神が多い。本当の「神様」というのは、慈悲深い存在だと信じている。)
この映画の監督さんは、以前「ジョジョ・ラビット」という作品を撮っている。
こちらもこの監督さんならではのユーモアがあって面白かった。
ただ、ユーモアが独特なので、好き嫌いが分かれるかもしれない。