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聴いてみたい 西畑保さんの人生を落語にした 笑福亭鉄瓶氏の噺「生きた先に」

2021年12月01日 | 修養
 ときどき産経新聞の「hanashikaの時間。」を読む。

 昨日は、笑福亭鉄瓶氏の「人生あきらめたら負け」が掲載されていた。

 これがとても良かった。

 読んでいて、涙が出てくるような話だった。

 ノンフィクション落語と題して現在85歳、奈良市在住の西畑保さんの人生を落語にした話だった。

 炭焼き小屋で生まれた西畑さんは、誤解から生まれたいじめによって小学2年生までしか学校に通えなかった。

 そもそも西畑さんが育ったのは、和歌山県新宮市の山深くにある炭焼き小屋。

 家には電気も水道もなかった。
 
 午前5時に家を出て、小学校まで歩いて3時間。冬場は通えず、1年生の半分は欠席したそうである。


 大人になり、飲食店で働くが、さまざまないじめにあう。

 その理由は、「読み書きができない」ことにあった。

 結婚した奥様にも、読み書きができないことを伝えられずにいた。

 そのうちに読み書きできないことがバレてしまう。

 しかし、奥さんは怒るどころか西畑さんを受け入れ、その日からどこに行くのも一緒に行き読み書きのお手伝いをしてくださったとのことである。

 定年後、63歳から夜間中学に通い、読み書きの勉強を始め、結婚して35年目で初めて奥さまに手紙を書いた。

 それらの話を笑福亭鉄瓶氏は、「生きた先に」という題名で演じている。

 ウーン、聴いてみたい。

 きっと聴きながら泣くだろうなあ。



 西畑氏は、文才もある。

 読んでいて、こんなに心が温まり、涙が出る文章を読んだのは久しぶりである。


 西畑氏の文章は、次のサイトでも読める。

 読めば、心が温まると思います。


ぜひクリックしてお読みください。
  ↓

朝晴れエッセー   「緑の季節・6月11日」

何回読んでも最後の「ときどきたこ焼きを8個入り買って5個を仏壇に供えます。」で自分は泣いてしまう。



朝晴れエッセー  2つの卒業・3月28日





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