仕事の道楽化

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モンスターペアレンツへの対応は「北風と太陽」で

2011年08月24日 | 人生観

 「理不尽な要求をしてくる保護者にどう対応したらよいか」という質問をされた。いわゆるモンスターペアレントと言われる方への対応の仕方である。

 どんな要求かはそれぞれ違うので、どのケースにも当てはまる対応はない。ただ、原則は示すことができる。

 自分の場合、もしそういう人に出会ったらどうするか。

「北風」と「太陽」の2つの視点で対応したいと考えている。

~太陽編~

1 児童生徒を伸ばす。

 これができたら、かなりの苦情は減ると思われる。親の期待以上に子どもが伸びたら、苦情は激減すると考える。

 さらに、児童生徒と教師との信頼関係があれば、苦情はさらに少なくなる。

2 保護者のニーズをつかむ。

 苦情があるというのは、願いがあると言うことである。どんな願いがあるのかをよく聴き、掴み、できる願い、特に子どもにとって有用な願いに関しては応えるようにする。

~北風編~

 法規や常識に照らして、理不尽であると思われる要求には決してこたえない。毅然とした態度が必要である。一般社会において通用しない要求は、学校でも通用しないということを理解していただく必要がある。

 また、PTAや司法(警察)とも連携し、情報交換や相談をしながら、職員全体で対応し、モンスターペアレンツと関わっている当事者を孤立させないようにして、全職員で対応できるようにしたい。

 学校に関わる人たちの共通の願いは「子どものより良き成長」のはずである。その共通の願いに沿って対応すれば、間違いはない(少ない)と思われる。

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