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有給休暇を取ってSFマガジンを整理する

 久しぶりに有給休暇を取った。とはいいつつも、朝のうちだけ会社に行った。小生は会社のCEタンクの管理責任者。液化酸素と液化炭酸ガスを出してやらなければ、溶接作業ができない。現場で高圧ガス取扱い主任の免許を持っているのは小生と工場長だけ、よんどころなき場合は工場長に頼むが、可能な限り小生が行うようにしている。
 午前7時ごろ会社について、二つのCEタンクのバルブ開放を行う。作業そのものはあまり時間はかからない。15分ほどで終わる。会社を出る。地下鉄の駅に向かう途中、通勤途上の同僚何人かとすれ違う。
「おや、どうしたの」
「ワシ、休みやねん」
 いちように、みな不思議な顔をして会社に向かう。そらそうだろう。休みの人間がなんでこんなところを、歩いているのだ。
「休みやのに、なんで?」と聞くヤツもいる。
「これ、幽霊やねん」と答える。
 8時には帰宅。古いSFマガジンの整理をする。本棚がいっぱいで、古いSFマガジンを置くスペースがない。ボテ箱に詰め込んでいるのだが、整理の必要を以前から感じていた。
 星群の会ホームページで、「SFマガジン思い出帳」という古いSFマガジンを紹介するコラムを書いているのだが、小生が生まれて初めて買って読んだ、1967年9月号№98から、毎月1冊づつ、最新の先月は1970年11月号№139
 近々とりあげるべき号を取り出していたのだが、それが尽きた。70年代、80年代、90年代、と年代別に整理する。SFマガジンの最新号はこのブログで紹介している。最新は2011年6月号№663。今のように月1冊のペースでは「SFマガジン思い出帳」が「とつぜんブログ」に追いつくことは絶対に不可能である。今でも月に2冊SFマガジンを読んでいるのである。これ以上読むと他の本が読めない。
 さて、「SFマガジン思い出帳」で、あとどれだけ紹介できるかな。できれば後を継いでくれる人がいればいいのだが。
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武士の家計簿


監督 森田芳光
出演 堺雅人、仲間由紀恵、中村雅俊、松坂慶子、草笛光子、西村雅彦

 昔、几帳面な人がいたおかげで、興味深いことが判る。加賀藩の御算用者(経理係)だった猪山という人が細かく家計簿を書残してくれていた。その古文書によって、昔の武士の家計が良く判る。去年NHK教育テレビで紹介していた。その猪山家の家計が映画化されたのが本作。
 猪山直之は加賀藩御算用者。お城での仕事はそろばんと筆で事務を取る事。正確厳格な仕事振りで「そろばん馬鹿」といわれる。計算が合わないことは絶対に見過ごしにできない。飢饉があり藩が備蓄の米を、お救い米として民間に放出。倉から出た米と市中に流れた米の量が違うことに直之は気がつく。上司に報告するが握りつぶされる。事が表ざたになり、直之は出世。藩主の秘書となる。
 直之は計算に厳格なことは家でも同じ。膨大な猪山家の借金を、家財道具一切合財を売り払って処理する。息子成之にもそろばんを厳しく指導。4文違っていても許さない。自分で解決させる。父信之が亡くなった時も、一人、葬式費用の計算をしている。そんな「そろばん馬鹿」の父直之に成之は反発を感じるが。
 一度も刀を抜かない時代劇である。時代劇というと、弱そうに見えるが、剣を持てば藩きっての使い手というパターンがよくある。ところが本作の主人公猪山直之はいちおう剣の稽古はしているがからっきし弱い。剣は弱いがそろばんは強い。まさに計算のプロである。
 主演の堺がいい。ガチガチの理科系男を好演。息子には厳しいが奥方には優しい。100%厳格ではなく、少しぐらいは優しいところもある。
 藩政に関わり、家計を立て直す、ビジネスのドラマとホームドラマの塩梅がちょうどいい具合に仕上がった、異色の時代劇といえよう。
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エビの泡雪揚げ


 エビはどないして食ってもうまい。刺身でもええし天ぷらでもうまい。フライもええな。中華にしてもうまいな。こんなんやらこんなんこんなんもあるで。いろんなエビを使こうた中華もあるけど、今夜のビールのアテは中華のエビの揚げもんや。エビの泡雪揚げを作るで。
 まず、エビの処理。殻をむいて背ワタを取る。エビの背に包丁を入れて切れ目をつけるんや。こうしておいたらエビに衣がつきやすうなる。酒、塩、こしょうでエビに下味をつけておく。
 次に衣をつくろか。卵白をきれいなボール入れて泡立てる。ピンと角が立つぐらい固とう泡立てるんやで。充分に泡立てたら片栗粉を振り入れて、ざっくりと混ぜ合わせる。これで衣はでけた。あとは一刻も早う揚げなあかん。衣の泡が消えてしもうたら、ふんわりとした仕上がりにならへん。そやから、次のことは衣がでけるまで準備しておくこと。
 エビをキッチンペーパーでふいて片栗粉をまぶしておく。油を175度に熱しておく。で、揚がったら、花椒塩をつけて食べよう。
 ふわふわのエビの泡雪揚げを食べて、ビールをグー、たっまりませんなあ。
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「夜王」スタンリッジ、昼に完投完封

「夜王」スタンリッジは昼も強いやんか。能見、岩田に続いて、今シーズン3人目の完投完封や。まことにあっぱれ。それにキャッチャー藤井。タイムリー打つし、好走塁するし、ワンバウンドも、どこやらのアメリカ帰りと違うて、ちゃんと捕るし。なんや知らんけど城島と金本が試合に出んようになって、調子ようなったな。
 打線もようなってきたな。今日はマートン、ブラゼルにの二人があかんかったけど、平野、鳥谷、新井がようなった。これでええんちゃうか。全員調子ええちゅうことは、全員悪なるちゅうこっちゃ。日本人打者があかんかったら、この二人の外国人がええようになてカバーしくれるやろ。7点取ったけど、楽天のたるんだ守備にも助けられたな。星野さんの苦虫顔が楽天のチーム事情を表しとるな。
 さ、これで強いパリーグとの対戦も終わった。金曜から弱いセリーグとの戦いが始まる。セリーグ再開最初の相手は、もひとつ調子が悪い巨人とや。3タテ喰らわせて一挙にAクラスを狙おやないか。 
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雨でコールドゲーム。しゃあないな、雨には勝てんは

 1回いきなり、能見、松井に2ランくらう。この2ランが効いた。今日の能見、あんまりようない。毎回ランナーを出す。
 マートン3塁打、平野タイムリーで1点返すも、反撃はここまで。あとは雨でコールドゲーム。雨には勝てん。
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トマトの卵炒め


 トマトである。トマトは元々は南米が原産で、ご承知のごとくイタリアでよく食べられている。中華料理にはあんまり縁のない食材のように思われるかもしれない、ところがトマトを使った中華の名菜がある。それがこのトマトの卵炒めだ。
 材料はものすごくシンプル。トマトと卵だけ。調味料は塩、こしょうと紹興酒だけ。調理もシンプルでトマトと卵を炒めるだけ。こういうシンプルな料理ほど難しい。ごまかしが効かないから、料理人の腕前がもろに出る。やさしそうな顔をした料理に見えるが、本当は料理人の腕を厳しくチェックしているのだ。
 トマトは湯むきしてくし型に切っておく。卵はよくときほぐしておく。中華鍋を油ならしして、油を心持ち多い目に入れる。卵を入れる。お玉で卵をかき混ぜる。卵をふんわりとさせる。トマトを入れて、塩、こしょう、紹興酒で味付け。トマトの角がちょっと崩れるぐらいになればでき上がり。
 ポイントは卵の炒め具合。あとでトマトを加えるのだから、そのことを計算に入れて卵を炒めよう。卵を完全の炒めてからトマトを入れて、トマトを炒めると卵は炒めすぎ。卵がふんわりと仕上がらない。卵とトマトを別々に炒めて、あとで合わせてもいい。卵の甘さとトマトの酸味が合わさっておいしい。
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JR 新長田

 
 16年前、このあたり一帯は焼け野原となった。阪神大震災のおり神戸市長田区は、大きな火災が発生した。今はご覧のようにすっかりきれいになった。見た目には復興が成ったようにだ。しかし、本当に、このあたりは復興は完成したのであろうか。
 疑問だ。平日の昼間、震災後に建てられた「再開発ビル」の地下や上の階をのぞいてご覧になるがいい。びっくりするほど人出が少ない。
 火災で大きな更地がたくさんできた。あとどうする。どう復興する。神戸市が行ったこと。「再開発ビル」を建ててきれいなお店に出店してもらい、会社のオフィスにも入ってもらって、このへん一帯を神戸市の西の副都心としようというもの。実にありきたりの発送だ。駅前の再発。高層ビルを建てて、商業施設を誘致しよう。こんなことはどこの都市でもやっている。こんな駅前広場はどこにでもあるだろう。神戸市ならでは復興プランはできなかったのか。このあたりのことは、東日本大震災からの復興計画にも参考にしてほしい。誤解しないで欲しいのだが、震災前より良くしようとは思わないで欲しい。震災前と同じにした方がいい。神戸市はこの新長田駅前を、震災前より良くしようと思ったのだろう。正直、その目論みは失敗だといっていい。震災前の長田の方が良かったのではないか。
 この駅から歩いて5分。大丸があるビルの西隣に若松公園がある。そこに鉄人28号が鎮座している。 この鉄人28号は神戸の守護神ともなりうる存在だ。この鉄人は、地元商店街などが作ったNPO法人KOBE鉄人PROJECTが造った。神戸市出身の漫画家横山光輝に着想を得たもので、鉄人と同じく横山氏の漫画「三国志」も長田の街の彩りとしている。この新長田を終着駅とする神戸市営地下鉄海岸線には、鉄人28号や三国志にちなむ電車や駅の壁画を目にすることができる。
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白土三平で電車を乗り過ごす

 小生は、イラチではあるが、ソコツでもないしウカツでもない。さすがにトシのせいで、最近は少々ド忘れはするようになったが。落し物や忘れ物はあまりしない。いままで財布や定期券を落としたこともないし、雨傘を忘れたことも記憶にない。
 うっかり電車を乗り過ごすことも、あまりない。酔っぱらって乗り過ごすことはある。以前、梅田で飲んでいて、酔っぱらって乗り過ごし、ハッと気がつくと三宮、あわてて乗り直したら、次に気がついたら米原だった。神戸まで行く電車はない。米原の駅で一晩過ごしたことがあった。
 素面での乗り過ごしはあまりない。ところが、今朝、乗り過ごしてしまった。神戸駅で地下鉄海岸線に乗り換えるのだが、ハッと気がつくと須磨海浜公園だった。あわてて新長田まで戻って地下鉄に乗った。だいぶん余裕を持って早く家を出ているので、遅刻はしなかったが。
 なぜ、電車を乗り過ごしたか。読んでいた本が面白かったから。以前も、読んでいる小説に夢中になって乗り過ごしたことがあった。あの時はテッド・チャンだったが、今回は白土三平だ。忍者武芸帳を読んでいたら、神戸で降りるのを忘れていた。おそるべし白土三平。
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華竜の宮


  上田早夕里        早川書房


 久しぶりに読み応えのあるSFを読んだ。傑作だ。面白い。どういえばいいのかな。昔、ケビン・コスナーの「ウォーターワールド」という映画があった。あれと小松左京の「日本沈没」と眉村卓の「司政官」を足して、大アイデア小アイデアいろいろなオプションをくっつけた小説といえば判るだろうか。
 物語の舞台のほとんどが海上である。だから海洋冒険SFといってよい。人類の行く末が最後に示されるが、明るいものではない。悲しいシーンも多い。それでも、妙に開放的な明るさの読後感を持った。海の上は風が流れていることが多い。その海の上の話だから、流れる風で淀みがぬぐわれ、何かが洗われる。そうだ、この小説には作中に常に風が流れているのだ。
 25世紀。地殻変動で陸地のほとんどは水没した。人類は残った陸地に住む陸上民と海で生きるのに適した身体をもつ海上民に別れていた。
 主人公は外交官の青澄。日本の外務省に所属している。海上民のトラブルの処理に当たる。他に副主人公ともいうべき人物が二人。どこの国にも所属しない海上民集団のオサ、ツキソメ。汎アジア連合の海上警備隊隊長のタイフォン。ツキソメ以外は組織に属する人間。個人の信念か組織の利害か、眉村SFのような葛藤が描かれる。ツキソメは自由人。多くの海上民をたばねるオサである。青澄は日本国籍を取らせるべくツキソメと接触するが、ツキソメは年寄りか若いのか判らない魅力的な女性。
 タイフォンは海上民の安全を第一に考えて、海上強盗団の摘発に精を出す。ところが汎ア連合政府がどこの国のタグも持っていない海上民は強盗団とみなして海軍が攻撃をはじめる。海上民出身のタイフォンは板ばさみになる。
 秀逸なアイデアが二つ。アシスタント知性体。そして魚舟。どういうものかはここでは書かない。知りたければどうか読んで欲しい。
 上記の3人以外にも多くのキャラクターが登場する。みんな魅力的だが、小生は1つだけ不満がある。青澄があまりにその名のとおり青臭い。もう少し腹黒いところも臭わせる大人であったなら、大人でありながら青年の志を忘れていない、そういうキャラなら、ふくらみがあって良かったのではないか。
 伊藤計劃亡き後、上田早夕里が日本SFのトップランナーであるといってもいいのではないか。

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阪神、ダルビッシュから点取って勝つ

 相手はダルビッシュや。なんぼなんでも勝てんやろ。きのう、岩田のがんばりで勝っとってよかったな。そう思うとった。ところがところが勝ったやないか。あのダルビッシュから9本もヒット打って勝ったで。得点は2点で、そのうち1点はダルビッシュがくれた点やけどな。
 こりゃ阪神の復調はほんまもんかもしれんな。勝ち方がええ。まずピッチャーがええ。メッセンジャーはよう投げた。榎田も良かったで。それから小林宏も3人で片づけた。城島が戻ってきても、小林宏が投げる時はキャッチャーは絶対藤井やな。
 打つほうもマートンは完全に復活したな。2点のうち1点はマートンのタイムリーやから。えらいもんや。
 それから忘れたらあかんのは関本や。2度にわたるファインプレー。よう捕った。あれが抜けとったら負けとったかもしれん。きのうはサヨナラ打つし、今週の週間MVPは関本やな。
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月亭八光はアホかカシコか

 扇町寄席を観る。今回は桂まん我さんの「野ざらし」この番組の司会は桂南光師匠と月亭八光。落語のまえに二人で、落語にまつわるあれこれを話し合うのだが、南光師匠が話し役、八光が聞き役。南光師匠がいろんな知識を話し、八光がへーと聞く。八光はいわば視聴者の代わりとなって聞き役になっているのだが、立場上アホを演じているのか、彼の場合マジでアホなのか観ていて判らない。例えば今回の「野ざらし」について、南光師匠が八光に「これは江戸落語の題名で、上方落語ではどういうのかな」とふると、八光は「知りません」
「骨つり」であることぐらい素人の小生でも知っている。プロの八光が知らないはずがない。野ざらし=骨つりであることを視聴者に知らしめるために八光がアホなふりをしているのだろうが。
 おかずのクッキング。今は竹内由恵アナが土井さんのアシスタントをやっているが、以前は久保田直子アナがやっていた。久保田アナも八光同様「しりません」とアホをよそおっていたが、あれは役目上アホをやっているだけで、よく観れば本当は彼女はかしこいことが良く判った。今の竹内アナはそこまでの芸はない。まだまだかしこぶりたがっているのが判る。精進すべし。
 さて、八光だ、久保田直子の芸をやっているのであろうか。どうもそうではなさそう。ほんまにこいつアホかいな、と思ってしまう。だとすると月亭八光たいした芸人だ。マジでアホだと論外だが。それはいいのだがもう少しシャンとした着物の着方ができないのかな。
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岩田完投完封、関本サヨナラタイムリー。しびれる試合やった

 見事な投手戦やった。岩田VS武田勝。両投手とも一歩も引かへん緊迫したゼロ行進が続く。ただ武田勝は「ついてない投手」やから岩田の勝ちを信じとったけどな。
 きょうは監督のがまんくらべでもあったな。がまんしきれんようになったんは梨田監督の方やった。9回「ついてない投手」武田勝から増井に交代。新井ヒット、俊介進塁打、関本サヨナラタイムリー。岩田、能見に続いて完投完封。よう投げた。それから真弓はんもほめなあかんわな。監督のがまんくらべで、梨田さんに勝ったんやから。

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みんなのいえ


監督 三谷幸喜
出演 田中直樹、八木亜希子、唐沢寿明、田中邦衛、野際陽子、八名信夫

 タイトルがすべてを表している。「わたしのいえ」でも「ぼくたちのいえ」でもない。「みんなのいえ」である。家を建てる映画である。はたしてできた家は「ぼくたちのいえ」であろうか、はたまた「みんなのいえ」であろうか。
 若い直介と民子の飯島夫婦は高台のいい土地を手に入れた。終の棲家となるマイホームを建てることにする。夫婦はおしゃれな家を望んで、設計を気鋭の若手インテリアデザイナー柳沢に依頼する。施工は民子の父で大工の棟梁長一郎に任せることにする。
 柳沢はアメリカでインテリアを学び、海外の建築にはくわしい。洋風住宅を建てたがる。ところが住宅を設計するのは初めてで、現場の経験もない。
 長一郎は頑固な大工で、家は頑丈なことを第一にすべしとの信念の持ち主。和風住宅を建てたがる。腕一本の日本の職人だから、柳沢の持っている海外の建築の知識はない。
 設計者と大工がこれだから、うまくいくはずがない。二人はことごとく対立。設計の手直しがたびたび、施工が遅れる。工程が遅れる。さらに直介の母が風水がどうのこうのと口をさしはさむ。
 三谷コメディの共通するテーマ。無理難題といかに折り合いをつけて妥協するか。今回は頑固な設計者と大工の間に挟まれて、おたおたする施主。双方とも暴走するが、どっちかというと大工の長一郎の方が暴走ぎみだった。
 芸術か職人仕事かで柳沢と直介が話し合う。「芸術ではメシは食えない」「職人仕事じゃ自分の仕事に誇りが持てない」
 大工やインテリアデザイナーばかりではない。世のサラリーマンも仕事をしてメシを食っているわけ。いちいち仕事に信念と誇りをこめられたら、周りの者はうっとうしくてやってられない。金のためだと割り切ったら、退社時間や休日が来るのが待ちどうしくてやりきれない。どうおりあいをつけるかだ。
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中華春雨サラダ


 中華ちゅうとこってりと油っこいもんが多いという印象があるな。確かに中華料理は油をよう使う。けどなさっぱりとした中華もあるんやで。今夜のビールのアテはさっぱりした中華や。春雨サラダや。
 まず春雨。熱湯につけてもどす。いったん水にさらし、ザルに取って水けを切る。しっかり水けを切っておかないと水っぽい仕上がりになるで。水けを切ったら食べやすい長さに切る。
 さて、肝心のサラダの具や。次のもんを用意したで。きゅうり、きくらげ、焼豚、卵、きぬさや。
 きゅうりは塩ずりして細切り。きくらげは水につけてもどして、ちょっと醤油と酒で煮て下味をつける。焼豚は醤油、酒、味醂で煮て味を含ませ、グリルに入れて表面に焦げ目をつける。焼豚は必ず手作りするんやで。市販の焼豚はまずい。卵は錦糸卵にする。錦糸卵はこのやり方で焼く。きぬさやはゆでて細切り。これで具のよういはでけた。
 ドレッシングは酢、醤油、砂糖、塩、ごま油で作るんや。割合は酢大さじ2、醤油大さじ1、砂糖小さじ2分の1、塩少々、ごま油大さじ1、ま、こんなとこか。割合はお好みで。
 あとは春雨に具を混ぜ合わせて、ドレッシングで和えればできあがり。

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先発安藤、キャッチャー岡崎、打ち勝つつもりやった?

 連勝中の阪神と連敗中の西武。で、先発やけど、西武が、大騒ぎしてプロに入ってきて去年故障してぜんぜんあかんかった菊池。阪神は、大昔のエース職安藤。不思議な取り合わせの両先発。期待の新星か、ひょっとするとようなっとるかもしれん旧星か。結果として両方あかんかった。安藤2回もたず。菊池3回もたず。
 あとは点の取り合い。おや、江草くん、がんばっとうか。結局、榎田と西村があかんかった。榎田はお疲れのようす。
 キャッチャーやけど、先発マスクは岡崎、藤井、清水、キャッチャーをこんなコロコロ替える必要があったんやろか。城島長期離脱に対するお試し期間か。先発が安藤で、キャッチャー岡崎、相手はプロ初先発の菊池、打線も上向いてきたことやし、今日はひとつ打ち勝ってやろとのもくろみやったんか真弓はん。ま、打つことは打ったけど、榎田と西村が誤算やったな。
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