雫石鉄也の
とつぜんブログ
鉄人28号、神戸の長田に降臨

♪ビルのまちにガオー
夜のハイウェイにガオー
ビューンと飛んでく 鉄人28号
鉄人が神戸に降臨した。今から14年前、1995年1月17日午前5時46分、かって経験したことのない大都市直下型の大地震が神戸を襲った。
その阪神大震災によって、大きな火災が発生して、焼け野原となった神戸市長田区。その長田区の新長田駅前若松公園に、鉄人28号が天より飛来して、降り立ち、その勇姿を、私たち神戸市民に見せてくれる。お披露目式典は10月4日の予定だ。
神戸市出身の漫画家横山光輝氏の代表作「鉄人28号」の実物大モニュメントを建設して、神戸の元気の象徴とするべく建設が進められていた。
西秋生がいうとおり神戸は、ハイカラ、モダン、おしゃれな街だ。とはいっても神戸市全域が、このイメージの通りの地域ではない。主に中央区、いやいや、この区名ではピンとこない。葺合区、生田区がハイカラ、モダンな神戸といってもいい。それに比べて、ここ長田区は工場街、商店街の区である。だから、葺合区、生田区が神戸の、民俗学でいう「ハレ」の地域であり、長田が「ケ」の地域なのだ。葺合生田が神戸の顔なら、長田は神戸の歩みを司る足なのだ。
その神戸の「ケ」の街、長田に鉄人が降臨した。手塚の「アドルフに告ぐ」に描かれている通り、戦前の神戸も大きな不幸に見舞われてきた。阪神大水害、空襲。そして、戦後になって阪神大震災。なおかつ、今、大流行の兆しを見せる新型インフルエンザの国内で初めて感染者を出したのも神戸だった。
その神戸の足たる長田に鉄人が鎮座した。この鉄人には、神戸の平安と神戸市民の安全を守る守護神として、防災の象徴として、末永く、わが愛する神戸のまちを見守っていってもらいたい。
コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )
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自ブログを良く覗いて下さっているハムぞー様も、御自身のブログで鉄人28号モニュメントの建設進捗状況を伝えて下さっていましたが、見れば見る程に生で見たくなりました。世代としてはガンダム世代に入る自分ですが、ガンダムは全くと言って良い程見ておらず、寧ろ鉄人28号の方にシンパシーを感じます。横山作品が大好きでしたので。
今風のスキッとしたスリムでは無い鉄人28号。個人的にはそれが又懐かしさを感じさせるのですが、今の若い子達はこの体躯をどう思うのか興味が在ります。
P.S. 雫石様のコメント、全く同感。本業が何だか判らない有名人が、最近は多過ぎる気がします。その代表格が自称セレブの「何チャラ姉妹」だったりする訳ですが(笑)、仰る様に「作家業を本当に遣ってるの?」と思ってしまう様なコメンテーター専業の作家も居ますしね。
ファンとしては己が愛するチームの選手は皆可愛い訳ですが、中でもそのチーム一筋の選手にはどうしても愛情が増してしまうもの。タイガース・ファンにとっては桧山選手や今中選手等に対するシンパシーは相当な物と御察しします。
ジャイアンツが3連覇を成し遂げたのは嬉しいものの、あの胴上げの場に高橋(尚)選手や矢野選手の姿が無かったのが寂しかった自分です。
ガンダムでは守り神にはなりませんね。
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