鶏飯

　とりめしではない。けいはんである。奄美大島の郷土料理だ。さらさらと食べられるから、飲んだ後のシメのめしに良いが、朝食にも良い。今回は朝食とした。
　干し椎茸は昨日から水に漬けて戻しておく。細切りにして、戻し汁、砂糖、醤油、味醂で煮る。
　錦糸卵を作る。簡単で絶対に失敗しない錦糸卵の作り方を教えよう。テフロンの卵焼き器に溶いた卵を入れて加熱。卵液の下面が固まる。そのままガスレンジ付属の魚焼きグリルに入れる。これで卵液の上面がかたまる。
　錦糸卵を作っていて失敗するのは、下面が焼けた卵液をひっくり返す時に破って失敗する。このやり方だと、ひっくり返さないから失敗しない。
　鶏胸肉を電子レンジで3分ほどチン。様子を見て裏返して1分ほど追加加熱。あら熱が取れたら、細かく裂く。塩、こしょうで味付け。ゴマ油をまぶす。鶏胸肉を加熱するとパサパサして嫌いという人がいるが、胸肉は脂分がないからパサつく。だったら油を足してやればいい。
　ご飯を茶碗によそい、鶏スープ（鶏ガラで取るべきだが、今回はガラスープの素を使った）をかけて、干し椎茸、錦糸卵、鶏胸肉をのせて、青ネギ、しょうがの細切りをトッピング。できあがり。さらさらといただこう。