☆My Everyday Life in Canada☆

カナダに来て18年。2人の子供達の成長記録と梅ちゃんからの日常エピソード色々☆

私色。私好み。多様性を考える

2023-07-09 | 子供の発達関連
もしかしたら将来、「boy:男の子」「girl:女の子」という表現は、生まれた時に生物学的にどちらかを区別するために使われる程度の言葉になる日が来るのではないか。。。。と、思ったりしています

だけどもし日本にずっと住んでいたら こんな考え方は今も持っていなかっただろうな。

だいぶ前に、内容としては面白いおもちゃだったのですが、捨てたものがあります。
そして最近新たに処分した絵本も。

そこには「boy」「girl」という単語を学べる内容がありました

その絵の何をみて「boy」か「girl」を判断するのか。
多様性を勉強するうちに、ここに私自身が大きな疑問を抱くようになりました

スカート履いてるから?
ピンクの服着てるから?
ショートパンツだから?
髪の毛短いから?
青いキャップ被ってるから?
ピンクの着てるから?
髪の毛長いから?
車を持ってるから?

この理由を使って、子供達に この絵は「boy」か「girl」かを説明できますか

私は正直できないと思いました。

今の時代には合わないと感じました

あえて使える絵とすれば、裸の絵であり あくまでも「生物学的にどちらか」という説明につかえるくらい。
でも、子供用のおもちゃや絵本に使われていたのは
そういった絵ではありませんでした

なので、捨てました。

ドレス着てみたい男の子いるよ
ピンクが好きな男の子いるよ
ショートパンツ履いてる女の子いるよ
髪の毛が短い女の子いるよ
髪の毛が長い男の子もいるよ
青いキャップ被ってる女の子いるよ
車が好きな女の子もいるよ


こういったステレオタイプの見た目や好みで性別を判断するというのは、自分が「女の子はこう・男の子はこう」という先入観を持っているから。

でも実際は、その先入観通りでない子達も珍しくない。
逆に、先入観通りの服装や色、遊びを好む子もいる。
それはそれで いいと思う。その子がそのスタイルを好むのだから。

最近ね、カナダで売られている子供向け製品やキャラクターも、その辺り少し気にするようになったように思います
以前は、男の子色、女の子色。的なコマーシャル製品をカナダでも多く見かけました
特にキャラクター系は多いですね。

でもね、子供の好みをじっくり観察してみてください。

選ぶ色も、スタイルもみんなそれぞれだから。
また、その好みも変化していくから

何色、どんなスタイルを選ぶかな?
まだまだ固定観念がない、小さなお子さん達に 可能な物は選ばせてみてください

自分の好みと違うと、心がざわつくかもしれません(私は何度もざわつきました)
でも意外と、似合うこともあったりね。


お話できる年齢のお子さんは「なんでそれがいいと思ったのか」聞いてみると
その子の考えや感覚を理解するのに役立ちます

もし失敗しちゃった時、やっぱり嫌だった時も、「どうしてそう思ったのか」聞いてみることで
その理由をもとに、次回のより良い選択につながっていきます

周りの大人達が 固定観念に縛られて決めつけてることに気がつかないと、知らないうちに 好みを押し付けたり、価値観を洗脳してしまい
子供達も偏見を生むことになってしまうんです


日本で多様性が本当に広く認知されて、理解されるまでには
相当な時間がかかると感じます

私自身も含め、カナダでも特に大人世代は、学び直す必要性がある人達がまだまだ沢山いると思いますが、微力ながらカナダから、この記事に触れてくださった方達に考えるきっかけを発信できたら。。。なんて 
おこがましいですけど、綴ってみました


コメント
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