☆My Everyday Life in Canada☆

カナダに来て18年。2人の子供達の成長記録と梅ちゃんからの日常エピソード色々☆

担任の先生の工夫

2017-06-08 | 学校関係
6月になると、学年末で楽しいイベント続きのカナダの学校。 今朝は送りに行くと、スクールバスが何台も止まっていて、大きな荷物を積んでいる。

あ!6年生の修学旅行の日なんだ。確か2泊3日でキャンプへ行くと学校からのメールに書いてあったような。。。

お兄ちゃんのクラスは、パジャマ&映画の日。 単なる学年末のクラスイペントかと思いきや、ちょっと違うみたい。

クラスに、いつも授業中に悪ふざけをしたり、近くの席の子にちょっかいを出したり、先生のお話がきちんと聞けない子が1人いるそうなんです。先生もその生徒を授業に態度よく参加させようと色々と工夫されていて、その1つとして 180個のサイコロのような物があり、その子が頑張ったり、授業態度が良かった時に、それが追加され、全て容器に入ったご褒美に、その子が希望した、パジャマ&映画の日。となったとか。

本人の自発的な頑張りを上手に引き出し、褒めてあげられるいいやり方だなと感じました。

でも気になったのが、その子だけ特別扱いをされて、普段から授業態度よく頑張ってる子達の中には フェアじゃないと感じる子はいないのかな?と。

お兄ちゃんに聞いてみたところ、彼本人は「そんな事気にするわけないじゃん」との事。「他の子も気にしないと思うよ」だって。

お兄ちゃんの話からの推測ですが、多分、多くの子達が、その子に授業中ちょっかいを出されたりするのをよく思っていなかったから、その子が頑張ってくれると、自分達にとっても快適な環境になり、その子の頑張り貯金によって、クラス全体が楽しめる「お楽しみイベントの時間」がもらえる。 という事で、誰も不満に感じる子達がいないのかなと感じました。

自分と他人とで受けられる物事の量などを比較してしまう子もいるからね。 視野の広いクラスメイト達だなあと感じました。

ちなみに、担任の先生、以前のブログにも書いたかもしれないけど、この他にも全体に対して、蜂の巣作戦(授業中おしゃべりが多かったりすると、蜂が巣からブンブン逃げ出していくんだけど、また態度がよくなると、巣に戻っていく。これが、1週間経った時に巣の中にいると、金曜日に1時間遊びの時間がもらえたり、フランス語を積極的に使うとビー玉が増えていく入れ物があって、たくさん溜まると、楽しいアクティビティの時間がもらえたり。信号機システムでは、注意しても改善が見られないと、自分の名前が書いてあるピンが青信号ー黄色信号ー赤信号と進んでいき、赤信号に行くと校長先生とお話+自宅に電話。態度が改善されれば信号ライトも消える。というシステムも使っていたと思います。

罰するというより、目で見える形で、子供達自身に気づかせて、自分で改善できるように持っていける良い仕組みだなと感心しました。

それと、我が家のお兄ちゃんは人前で堂々と発表するのが苦手だったのですが、日本へ行く前に、帰ってきたら日本での話をみんなに報告する課題をくれたので、写真日記を作り、クラスの前で発表する機会を作ってくれました。

日記も頑張って書いていたけど、苦手な発表も 自分が楽しいと思った事、すごいと思った事を発表できたので、堂々と発表できたらしく、すごく褒めてくれたんです。

お兄ちゃんくらいの学年の担任って、すごーーーーく、大変だと思うのです。 そんな中、それぞれの生徒達に対して、自主性を尊重しながら、親身に色々考えてくれる先生だなあと。お兄ちゃんは、幼稚園始まってから4年間、毎年とてもいい担任に恵まれているなあと感じます。





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