ファンタジーなど

基本的に、いろいろなことの変なとこに突っ込みます。

読む年表 日本の歴史 渡部昇一著 WAC

2016-05-27 09:54:39 | 本と雑誌
まさに、おもしろいです。

英語学者が書いたというのも驚きです。
歴史学者では、こうは書けない、言えないって時代なんでしょう。


長篠の戦いのところですが、事実はどうなんでしょうか。
三弾撃ちを書かなかったのは正解でしょう。

ところで、火縄銃って野外では圧倒的に不利です。城などにこもって使う防戦用武器と評価されています。
雨が降れば火縄の日は消えやすいだろうし、火縄が湿っちゃうと役にたちません。火縄に火薬などを混ぜ込んで消えにくくする細工はできたようですけど。
傘持ちが隣に立って火打石で着火ってのも、おもしろいかもだけど。2人で一丁って弓2つと比べると微妙すぎるかも。
また、風が強いと導火用の火薬が吹き飛ばされて火薬に火が届きません。
~戦国自衛隊の撮影で、ヘリコプターの起こす風で火薬が飛ばされてしまうため、幸村が火縄銃でヘリコプターと対峙するシーンが撮れなかったようです。
初めて対峙したなら、銃を構えても撃てないのでビックリするのが当たり前で、それを撮影すべきだったと思います。
映画に説明とかナレーションを入れたくなかったから撮影自体から諦めたってことでしょうけど、映画を見る人からは不自然です。
(玉押さえに紙を詰めれば下向きでも打てるってことで、位置の問題は、無し。アニメ書く人、詰めるの忘れないようにw)

銃が少ない方は雨や風の強い日を選んで戦えば良いということなんですけど。
そういう常識がまだ無かった?

ホーリー・スムート法(スムート・ホーリー法とも言うようです)は、初めて聞きました。
倉山満氏の「嘘だらけの日米近現代史」にも出てこないので、Wikiにあるように、通説にはなっていないのかも。
でも、時期的には、ずばりあってますね。
コメント
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