ファンタジーなど

基本的に、いろいろなことの変なとこに突っ込みます。

四界物語2 異玉の騎士 黒川裕子著 中央公論新社

2010-12-13 14:10:14 | ファンタジー

独立しはじめると、なんか、ちょっと・・・という感じです。誰かに、原稿をチェックさせてくださいね。お願いします。

P7:竜に乗って戦闘だと言うのに、何の道具も使っていないようで・・・・・ 裸馬に乗る以上に無理では、ないか? ついでに、乗ってて下が見えるということは、竜の首あたりは、馬の首程度の太さと考えていいのだろう。で、乗っている位置より後に羽根があると・・・

P12:「太陽に近づいたぶん、地上よりもはるかに強烈に・・・・」:この世界の太陽って、月の軌道程度の近くにあるのか?竜は、大気圏を飛んでいるから、この地球上では、有り得ない感想。

P30:「夜明けのような瞳・・・責めているような眼差し」:うーん、少女コミックの世界?よくわかりません。

P56:「明かり石を取り出すと、高く放り投げて、背負っていた弓で撃ち抜いた」:後にも別の人がやっている。あまり大きくなさそうな石なのに、これを全くの暗闇でやるのだから、すごすぎます。時間的にも、きつそうだが早業なんだろうね?

P62;「砲弾は、真っ赤に熱した錫の滴りとなって」:錫の砲弾って、軽そうで威力なさそう。銅、青銅もありそうですが、ここは、鉛や石とかが正統でないのかな?

P65:人を船に捕らえておくのに、油の入った照明器具なんか貸し与えるはずがない。木造船ですよ、火付けられたらどうします?

P83:「瞳は氷結した海の色だ」:いったい、どんな色?白い瞳がありえないことは確かだから、青系の色?

P84:「たった三日の滞在ではないか」:ここに至る前に、「長い時間をかけて」交渉があったらしいのですが、当人たち以外の誰が交渉したとするのか?数時間の交渉で済んだというなら笑える。

P94:竜は、質量保存則を無視して大きくも小さくもなるらしいのですが、小さいときは幼い形態になるようだ。別に、話からして、小さくなる必然性は、あまりないように思うんだけど。単にかわいいから?

P97:竜は、何から生まれてくるんだろう?千年前に、少なくとも死に絶えているわけなんだが。これ、この小説の解くべき謎でもあるかな?

P99:「美しい唇に微笑を浮かべた」:男にこんな形容使われても・・・・

P117:「自分の手で選び取ることだ。そうすれば後悔だけはせずにすむ。」:人間は後悔する生き物であるって、言葉をどっかで聞いたような。

P122:「きっちり四十機、用意しました」:数えてるのは小型船舶らしいのだが。

P162:「寝こけて」:”眠りこけて”ってのは、聞くけど。

P168:「祖父母の代に三人以上の混血がない半端者たちで」:混血が多い国では、こんな言い方はしませんね。1/2(ハーフ)、1/4(クオーター)、1/8、1/16といった分数でどれだけ血が入っているかを表現するのが普通です。どれだけ、薄くなれば純粋と言えるのかって基準がありませんし。祖父母3人が純粋なら、2/4はセーフで3/4はアウトってことですが、祖父母3人が全員ハーフなら、3/8で、アウトってことになっちゃいます。まあ、公平性のない世界では、どうでもいいことかな?

P195:「とオファンに声をかける」:自分がオファンのはず。

P196:皇子はいいとして、いつの間に全員の正体さらしたんでしょうか?

P198:「二代前の王の王妃」:現王の祖母と言えば簡単なのに、二代前の王とは、話をややこしくしてないか?女王は、王ではないということかな?

P217:「落日が海上ににじんでいた」:見えるのと、これとじゃ・・・・

P241:ワンが、村を襲うのですが、いっしょにいる帝国軍兵は、なぜか襲われないというご都合主義が。

P247:「虎は鋭い爪で甲板の木材を木くずのようにむしり取り」:どんな虎であろうと、木くずが肉球に刺さったら痛いだろうな・・・

追記:最大のチョンボについて:「トゲウオ」がサナギ状になって、孵化?して最初に見たものを親と認識する」 というのですが。

1.孵化して成長するまで、親が付きっ切りで世話する生物でのみ、この本能みたいなのがありますね(ついでを言うと孵化してすぐ動き回れる生物限定っぽい)。トゲウオは、いったん成体になっていて、サナギ化ですべての記憶も知能も無くすってのは、ファンタジーだからってことでいいとしても、世話をする生物がいない生物が、初見の生物?を親と認識するような生物ってのは、存続させること自体が無理でしょう。

2.ついでに、親の言うとおりに動くってのは、あまりにご都合主義です。トゲウオが本能?でヒトの言葉を理解するとか、親の考えることを理解して動くってこと(テレパシー?)を意味しますから。

コメント
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