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海外の都市の紹介、 その110-1 『台湾ブラブラ観光旅行-九分-1』

2014年02月24日 | 海外の都市の紹介
スタジオジブリの『千と千尋の神隠し』のモデルになった(異論もありますが)台湾北部の『九分』という街を訪問しました。
台湾東北部の丘陵地で山を背にし海に面した土地柄の九分はかつて金鉱として栄えました。
その名残りか煌びやかな建物が建っています。



1890年に金脈が掘り当てられ、貧困な村が、瞬く間に三、四千世帯の巨大都市へと変貌しました。
一時はアジアの金の都といわれ、『小上海』、『小香港』の異名さえ取っていた時期もあります。
その昔、一説によると『九分』に住む人々はわずか9世帯の小さな集落で、道が通っていなかった頃、すべての物資は水路を使って運ばれていたため、常に9世帯分の物資を調達していたため、その名がついたといわれます。



往時の面影を残すと言われる九分の街中に入っていきます。



日本の昔ながらの商店街を思いださせる風景です。



九分名物の『芋円、蕃薯円』(タロ芋やさつまいもで作った団子)や、九分独特のグルメが売られています。



第二次大戦後、金脈が枯渇し1971年には閉山すると、街は衰退し人々の記憶から忘れ去られました。
しかし1989年公開の映画台湾映画、『悲情城市』の舞台となり、ベネチア国際映画祭でグランプリを受賞すると再度脚光を浴びるようになりました。
映画を通じて今も残るゴールドラッシュ時代のノスタルジックな風景に魅せられた多くの人々が再び九分を訪れるようになり、街は復活します。
いまや台湾屈指の観光地となってます。



また、日本の映画、『千と千尋の神隠し』のモデルになったとの噂で、日本からも多くん観光客が訪れるようになりました。



トッポパパは絵ハガキになった上の写真を撮りたくて、狭い路地をキョロキョロしていたのですが............



阿妹茶楼(あめおちや)で休憩してお茶を飲むことにしました。
最初は分からなかったのですが、『千と千尋の神隠し』の油屋のモデルではという阿妹茶楼に入ってしまいました。
ですが、ここ阿妹茶楼の写真を撮るには、路地がせまいので反対側のお店に入り、そこのバルコニーからの撮影だったようです。
これでは、まさに灯台下暗しです。



内部はお洒落な中国風喫茶店というところです。
台湾の人の話では、鉱山事業全盛のころは酒家のようで、連日大賑わいだったようです。



続く.......................................................。

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