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トッポパパの日本気まぐれ紹介、 その208 『川越・小江戸』 その8

2017年08月21日 | トッポパパのディスカバー・ジャパン
菓子屋横丁のすぐ近くに佇む養寿院(ようじゅいん)山門です。



静けさが漂う養寿院本堂です。
養寿院は、鎌倉時代(寛元2年/1244)に河越太朗重頼(かわごえたろうしげより)のひ孫、経重(つねしげ)が開基し、大阿闍梨円慶法師が開きました。
江戸時代にはご朱印10石を賜っています。
曹洞宗専門僧堂(修行道場)として多くの人材を輩出した禅寺です。



家康は鷹狩りで立ち寄ったことがあるそうです。
立派な山門横の戒壇石(石碑)に「不許葷酒入山門」(くんしゅさんもんにいるをゆるさず)と書かれています。
これは臭いが強い野菜(=葱(ねぎ)、韮(にら)、大蒜(にんにく)など)は他人を苦しめると共に自分の修行を妨げ、酒は心を乱すので、これらを口にした者は清浄な寺内に立ち入ることを許さないという意味だそうです。



城下の頃の面影を残す一番街にある『時の鐘』です。
記念写真を撮ってもらいました。



1861年(文久元年)に銅鐘が小川五郎衛門栄長によって鋳造されました。
しかし、1893年(明治26年)の川越大火で鐘楼もろとも焼失してしまいました。
翌年、川越に関係する実業家・政治家・学者や、川越町長、県知事と明治天皇下賜金1,500円、合計で当時としては大金の2,700余円が集められ、再建されました。



時代が変わり鐘つきの方法がら機械仕掛けへと変化しても、昔と変わらず今も蔵造りの町並みに時を告げています。
その響きの良い音色は平成8年、環境省の「残したい“日本の音風景100選”」に認定されました。



この銅鐘は、全長2.23m、龍頭のながさ40㎝、最大外径82㎝、同内径66㎝、重量731.25kgです。
午前6時・正午・午後3時・午後6時の1日4回鐘の音が響きます。



1975年(昭和50年)、川越市文化財保護協会が自動鐘撞機を寄贈し、現在の時の鐘はこの自動鐘撞機によって、毎日、時を報らせています。



川越の蔵づくりの町並み「時の鐘」の真横にある甘味屋さんです。



続く............................................................。