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トッポパパの日本気まぐれ紹介、 その34の3 『秋芳洞』

2007年12月21日 | トッポパパのディスカバー・ジャパン
秋芳洞の奥へ進んで行きます。
洞内の照明にも目が慣れてきたのか、内部の様子がよく分かるようになってきました。
カメラより人間の目のほうが適応力があるようです。



『千町田』と名前がつけられている場所です。
リムストーンプールを小さくしたような場所ですが、こちらのほうが広く、平坦なので町田に例えて、この名前がつけられたのでしょう。



洞窟探検家による潜水調査の結果、秋芳洞からの総延長は8790mにも及ぶそうです。
無数の水系があり、それぞれが鍾乳洞になっているようです。



こちらは、『傘づくし』と呼ばれている場所で、天井からつららのように鍾乳石)が垂れ下がっています。 たぶん、傘の柄のようにも見えるので『傘づくし』と言うようです。



秋芳洞の地下の河川は、秋吉台と関係があり、秋吉台に降った雨はドリーネと呼ばれる吸い込み穴から地下に流れ混みます。
その結果、秋吉台の地下には水の流れのように洞窟が網の目のように発達してきたそうです。
またジバスと呼ばれる竪穴があり、深い竪穴は地下200mまで届くそうです。



こちらが、秋芳洞の中で一番有名な『黄金柱』と呼ばれる柱です。
石灰華柱と呼ばれていますが、天井近くの岩のすき間から流れ出た地下水が見事な紋様を作り出したものです。



表面をアップで見ると、細かい模様が入っていて、ライトに浮かび上がる様子は、見事に黄金色に輝いています。
ちょっと中国の彫り物細工を思い出しました。



こちらは『厳窟王』と呼ばれていますが、ちょっと不恰好な石筍です。
何故岩窟王なのかはわかりませんが、たいへん長い期間がかかって出来たものでしょう。



最後に『クラゲの滝のぼり』と呼ばれている場所です。
この付近には滝状石灰華が多く、目を見張るような光景です。
驚くことに、床の粘土の中には8万年前の阿蘇火山が大噴火した時の火山灰が含まれているそうです。



それでは、これから秋吉台に向かいます。