TOPPO WORLD

TOPPO(ダックスフンド)から見た周りの出来事いろいろ。

海外の都市紹介、 その28の3 『アブダビ』

2006年11月22日 | 海外の都市の紹介
正面のゲートの奥にあるお城のような建物が、運転手の話では『King of Palace』と話していましたので、アラブ首長国連邦の大統領か、アブダビの首長の家族でも住んでいるのでしょう。
砂漠の砂が舞っているのが、かえって幻想的な宮殿のようにしています。



市内に入ってくると、緑に囲まれた近代的なビル群がたくさん見えます。
しかし、この緑が砂漠の中にに作られたとは想像できないですね。

以前は、日本の石油の消費量の四分の一が、このアブダビから供給されていたそうです。 人口は175万人と、それほど多くはないようです。



非常に変わったデザインのビルです。 左右非対称で、とても変わったビルだと思います。

アブダビも日本のような四季はなく、4~11月がが暑い時期になり8~9月は気温50℃、湿度100%にもなるそうで、日本人には考えられない気候です。
ドバイで経験したことですが、サングラスやカメラの外側のレンズが曇ることは、他の暑い国でも室内との温度差が急激な場合起こりますが、内部まで曇ってシャッターが下りなくなったのは初めての経験でした。
レンズをはずして、5分ほど放置しておくと温度差がなくなり元に戻るのですが、室内から外に出てすぐには、カメラを使用できないということが分かりました。



アブダビも異国情緒たっぷりの国かと想像していましたが、アブダビは近代都市で、現地に駐在している人の話では、生活水準も高く、暮らしやすい街ですと話していました。



下のホテルは、シェラトンホテルですが、アラブの国の建物のように建てられています。 
モスクを思わせるデザインと茶色の色が多いのが特徴です。



市内から少し離れたところに、サウジアラビアについで、世界で2番目に大きいモスクがあると聞いて、見に行きました。



大掛かりな改修工事中でしたので、美観はいまいちでしたがその威容は伝わると思います。



イスラム教徒の国々では、どこでもそうですがモスクは神聖な場所で、イスラム教徒以外は内部に入ることができませんので、外観だけの写真です。



競馬場に途中立ち寄り、帰路につきましたが、その途中事件が起きました。
運転手が、この辺は大使館街で各国の大使館が並んでいて日本の大使館もありますと話してくれましたので、ちょっと写真を撮りたいと少し離れたところに停車しました。
ここまでは良かったのですが、この後が大変でした。
トッポパパが、みな同じアラブの建物のようなので日本大使館の標識をアップで撮っておかないと、どの建物が日本の大使館か分からないので、まん前まで行って写真を撮ってしまったのです。
すると外のアラブ系のガードマンが、機関銃を携えて『○△□!?!?』と突撃してきて、カメラを没収されてしまいました。
後で気がついたのですが、門の横に撮影の場合は許可を得ることのプレートがあったのです。



日本語も、英語ももちろん全然通じず、どこかの本部に連絡しているようで途方にくれてしまいました。 ちょうど、運よく大使館の終了時間だったので、中からでてきた領事に事情を説明したところ、当日の午前中にシリアのアメリカ大使館で銃撃戦?かなにかあったようで、中近東一帯の大使館に非常警戒の緊急連絡がなされたようでした。

領事が我々は観光客?なので他意はない旨説明してくれたのですが、頑固なアラブ人?は言葉が分からないのと、職務に忠実なのか上司が来るまで、許してもらえませんでした。

仕方なく、大使館の中で、領事と一緒にお茶を飲んで待つことになりました。
数10分して、上司らしい人が2名来て、事の顛末を英語で説明し、プレートだけ撮ったのだと説明しました。
結局、撮った写真を見せて、目の前で消去をすることで納得してもらい、ようやく開放されました。
領事が出てこなかったら間違いなく拘留されていて、手続きに数日かかる場合もあると聞かされ、日本大使館に丁重にお礼を言って別れました。



日本やヨーロッパ諸国では大使館の前で記念撮影をしていますが、中近東などの国では要注意の、教訓でした。 トッポパパの大失敗です。

では、なんだかよく分からなかった、アブダビの紹介を終わります。