走る営業公務員、奮闘記!!

地方分権が進展する中での地方からみた木っ端役人の奮闘記です。

光と陰

2007年09月30日 10時57分05秒 | その他
☆☆☆ モノのカタチと観察眼

 自然界の中でモノのカタチがわかるのがなぜか考えたことがありますか。
 たとえば、絵画とアニメの違いは黒いラインでカタチを縁取るかどうかではないかと思うのです。

 何が言いたいかというと、人とのコミュニケーションには「観察力」が必要だといわれますが、これは観察センサーみたいなものを常に感度のよいものにしておく必要があるということです。
 では、このセンサーを常に訓練し研ぎ澄まさせる私なりの方法をご紹介しましょう。

 それは、自然の風景を観ることです。できるだけ傍によって観ることです。
例えば、木々の葉っぱを見ます。
まず、同じ色なのに光が当たっている部分と当たっていない部分では緑の色が違うのです。
光が当たらない葉っぱの緑は、黒い(深い)色に近い緑です。
光の当たっている葉っぱの緑は、黄緑色に近い緑です。
そして、その中間にある葉っぱの緑も少しづつ違います。
また、元気に光合成している葉と、年月が経った葉っぱの緑の色も違います。

 何がいいたいかというと、自然界は光と影によって見るものすべてに色を提供しているということです。
では、私たち人はどうでしょう。
その人の性格や感性といったものは、その人が歩んできた光と影の部分すべてが影響しているということです。
ですから、表面的な部分だけを観て、その人と成りを決め付けては失敗します。

 ですから、私は、人とできるだけコミュニケーションを密にしようと思っています。そのことこそが、見えにくい部分を見えるようにしてくれ、何よりも自分の観察センサーの感度を高めてくれると思うからです。

グスタフの志(こころざし)

2007年09月29日 09時58分12秒 | その他
★☆☆ 夢の扉

 6年前に知り合いになったスウェーデン福祉研究所長のグスタフさんが、9月30日(日)の18:30から19:00にあいテレビ(TBS系)が放映している「夢の扉」という番組に出演するそうです。
 テーマは、「介護する家族も楽に・・・最新認知症ケア」です。

 彼は、高校のときにホームスティで日本に来て以来、剣道を始め(四段だったと思います...)、大学時代も日本にやってきて、ついには日本の企業に就職までしてしまったという変わり者のスウェーデン人です。(何が変わっているかというと、NHK「のど自慢」にも出演している変な外国人です。)

 彼はこよなく日本を愛してくれており、日本人が古来より有している「礼に始まり、礼に終わる。」という精神が大好きだと言ってくれました。
でも、この精神がだんだんなくなってきたと、ここ十数年の日本を見てきた彼が嘆いています。
だからこそ、人格を尊重するスウェーデン福祉の手法を日本の中に浸透させたいと。
日本人だからこそ理解できるとも語ってくれました。

★★☆ 士(モノノフ)の心

 ある日電話がかかってきて、「竹村さん、『ラスト・サムライ』観ましたか?あれこそ、日本人の精神です。」といきなり切り出すので、
「グスタフ、サムライは『士(モノノフ)』とも言います。そして、その下に『心』をつけると、『志』になります。」と応えると、
「オオーそうですね。『志』はサムライからきているのですね、そうですね。二人で日本の福祉を変えようという『志』をもってがんばりましょう。」

 あれから月日が流れ、順風満帆とは言えませんが、二人には、その志が今も持ち続けられています。

松山適塾

2007年09月27日 20時33分39秒 | その他
☆★☆ 今の若者も捨てたもんじゃない

 今、有志ある若い職員を募り、隔週の木曜日朝7:00から8:00の一時間勉強会を行っております。最初はどうかなと思っていたのですが、5回以上続いたので、公表させていただくことにしました。
 この勉強会の名前を「松山適塾」といいます。
 「適」とは、願いがかなうなどの意味があり、私が好きな漢字の一つです。
緒方洪庵の私塾の名前から命名しました。

 内容はというと、何しろ私が先生ですからカチッとしたものではなく、理論よりも精神論的な話ばかりで、受講生には本当に申し訳ないなあと思いながら続けています。
 でも受講生の皆さんに気づいてもらいたいのは、どのようなことでも継続することの大切さ、たった一時間でも大切に使えば自分の財産になっていくということ、それだけわかっていただくだけでも凄いことだと思うのです。

 そして、今は、私が課題を出し、それぞれに自分の考えでレポートにまとめていただき、そのレポートをプレゼンしてもらってから、他の受講生が思い思いに意見を出し合うという形式をとってもらっています。
実は、この課題には答えがありません。
でも、行政マンは地域社会システムを構築していく責務があります。
己の考えも持たず、「まち」を語ることなどできないはずです。
でも、それは時に前例のない方向性を出さなければならないことがあります。
ですから、課題1ではあえて答えがないテーマにしました。

 でも、出てきたものは、なるほど、フムフムといった具合で、いつのまにか自分が受講生になっていました。

 どうか、みなさん、「今の若いやつは、...。」なんて油断していたら大変なことになりますよ。

 

さまざまな人に支えられ、生きている。

2007年09月25日 23時23分17秒 | その他
☆☆☆ NPO ラ・ファミリエ

 最近、あるプロジェクトを通して愛媛県立子ども療育センターの小児科医監の大藤(おおとう)先生と知り合いになりました。
先生は、本業の傍らNPO法人「ラ・ファミリエ(http://www.npo-lafamille.com/index.php)」に参加され、難病をもつ子どもとその家族を支援するための『ファミリーハウスあい』を立ち上げられ運営されておられます。
 その高邁(こうまい)な姿勢や活動は、尊敬に値するものでありますが、偉ぶらずとても気さくな方であります。

 先日もある会議で同席をさせていただき、私のこのブログを読んでいただいていたようで、母のことを我が事のように心配をしていただきました。
先生が小児ガンと在宅療育の専門医であるということでしたので、つい甘えて、退院後の食生活について相談をさせていただいたところ、本日、それに関する資料を自宅まで送っていただきました。
 この場をお借りして、心からお礼申し上げます。

 今回の母の件では、さまざまな人にご心配やご迷惑をおかけし、大変申し訳なく、また、さまざまなご支援やご協力をいただきありがとうございました。
つくづく、人はさまざまな人に支えられ生きていることを痛感しました。
 そして、人は一人では生きていけないことも。

 こんなに心配している息子を尻目に、お袋は元気に回復しています。

夢をあきらめないで

2007年09月24日 23時28分15秒 | その他
☆☆☆ 久しぶりのアミン

 今日、テレビを見ていて久しぶりにアミンが出ていて、私の好きな歌を歌っていました。
 岡本孝子さんの作詞作曲の「夢をあきらめないで」であります。
 歌詞を改めて書いてみました。

  乾いた空に続く坂道  後姿が小さくなる
  優しい言葉、探せないまま  冷えたその手を、振り続けた
  いつかは、皆、旅立つ  それぞれの道を歩いていく

  あなたの夢を、あきらめないで  熱く生きる瞳が好きだわ
  負けないように、悔やまぬように  あなたらしく、輝いてね

  苦しいことに、つまづく時も  きっと、上手に、越えて行ける
  心配なんて、ずっと、しないで  似てる誰かを愛せるから
  切なく残る痛みは  繰り返すたびに、薄れていく

  あなたの夢を、あきらめないで  熱く生きる瞳が好きだわ
  あなたが選ぶ全てのものを  遠くにいて信じている

  あなたの夢を、あきらめないで  遠くにいて信じている

 どうですか、素敵な歌詞でしょう。
 夢を持つ人は輝いていると言われますが、その輝く人を見ていてくれる人が必ずいますよ。
 歌詞と違うのは、その人がすぐそばにいるということかな...

北条地域の大運動会いろとりどり

2007年09月23日 21時16分59秒 | その他
☆☆☆ 運動会5連発

 今日は、北条地域の公民館の内5館で運動会が行われました。
 そういう意味では、わが「流星号(マイ・スクター)」が大活躍の一日でした。

★☆☆ 正岡地区大運動会

 会場の正岡小学校(http://www.matsuyama-edu.ed.jp/~s-masaok/)に少し早く着きすぎたため、芳野・正岡小学校長と三好・同小学校PTA会長と校長室でお話をさせていただいた。
北条地域は、ほとんどが小学校の運動会と合同で、共通して感じることは小学校と公民館の蜜月関係であります。
 その後、山本・正岡公民館長と脇坂・正岡体育協会会長にご挨拶し、ラジオ体操まで一緒にさせていただいてから、会場を後にしました。

★★☆ 山間の運動会

 第二会場の立岩小学校(http://www.matsuyama-edu.ed.jp/~s-tateiw/)に移り、しばらく見させていただきました。
 ちょうど公民館の玉入れ競技が始まるところでした。
参加者はほとんどが高齢者の方で、子どもの数よりも多いというくらい高齢化が進んだ地域であります。
でも、玉入れの籠(かご)にあまりにも玉が入りますので、「松田館長、ここのお年よりは皆さん元気ですね。びっくりするくらい玉が入ってますよ。」と言うと、「いやぁ、去年はあまりにも入らんので、ちょっと持つとこの竹を切ったんよ。」と種明かしをしてくれました。
 なるほどであります...

★★★ 地域おこし音頭

 第三会場の難波小学校(http://www.matsuyama-edu.ed.jp/~s-nanba/)では、川添館長の横にすわらさせていただき、見させていただきました。
 ちょうど、なわとび競技が始まるところでした。
 私も分館長の経験がありますので、運動会の種目の中でも、この「なわとび」が大変で、事前に練習をしていないと、ぶっつけ本番でいきなり飛べるものではありません。
それなのに、三十数回跳ぶチームが多かったのには驚きました。
何気ないことですが、普段の地域の結びつきが垣間見られたような気がしました。
 ところで、難波公民館ではオンリーワン事業を活用し、地元音頭を製作し、本日初披露とのこと。
見て帰りたかったのですが、あと二つ残っていましたので後ろ髪を引かれながら、次の会場へと向かいました。

☆☆★ 海の傍の大運動会

 四つ目の会場の浅海小学校(http://www.matsuyama-edu.ed.jp/~s-asanam/)に到着したところで、子どもたちの演技を見ていて気づいたのですが、子どもたちのグループが紅白に分かれているところがほとんどなのに対して、ここは地域対抗になっていたということです。
 地域に対するアイデンティティは一体感から生まれるものですが、それも「競う」という行為がなければ、深まらないのかもしれないと気づきました。

 ところで、この運動会に愛媛大学の学生さんが10人も手伝いに来ていました。
そのせいか、倉岡公民館主事の張り切り方が普通でなかったような気がします。

☆★☆ 土佐礼子さんも出場した運動会

 最後の会場であります河野小学校(http://www.matsuyama-edu.ed.jp/~s-kouno/)に到着したのは、午後からでした。
比較的、北条地域の運動会は早めに終わるので、どのくらい競技が残っているのか心配しながらやってまいりました。
 青木公民館長の横に座り、小学校との上手な付き合い方について教えていただきました。
何よりも、平素からの付き合いが大事とのこと。
これって、当たり前のようですがなかなか難しいんですよね。
 それから、もう既に来年の夏祭り(毎年8月に実施。ついこの間終わったばかり)の話をしてくれました。
「課長、来年の夏祭り頃がちょうど北京オリンピックで、その時に土佐礼子さんが走ろがね。
それにあわせて夏祭りをしようと思うとるんじゃ。」
青木館長は戦略家でありますから、また何か企んでいるのでしょう。
楽しみにお待ちしておりますよ。

ビルの谷間の大運動会

2007年09月22日 19時32分28秒 | その他
★☆☆ 番町大運動会

 今日は、松山の中心部にある番町小学校(http://www.matsuyama-edu.ed.jp/~s.bant/index.htm)で公民館と小学校の合同運動会が開催されました。
 番町小学校は、藩学の流れをくむ百有余年の歴史と伝統を誇る学校で、数多くの有為な人物を輩出してきました。特に、文学面において、高浜虚子・河東碧梧桐をはじめ、多くの俳人を育てながら、俳句革新をやり遂げ、文学に多大の影響をもたらした正岡子規も出身です。
 しかし、こんな歴史ある小学校も中心市街地の空洞化にともない、子どもたちが激減し、よもや廃校になるのではと関係者をヤキモキさせたのですが、通学区の弾力化にともない子どもたちの数が倍に増えたそうです。
でも、他校と比べるとまだまだ少ないため、旧市内ではめずらしく公民館と合同で運動会を実施しています。

 このように運動会を小学校と合同で行える利点としては、学校との連携が必要不可欠で、互いの足らざるところを補完しあえることです。
「学社融合」とか「学社連携」という言葉がありますが、難しいことではなく、地域社会と学校が共通の事業をともに行うことから始めれば、実現できるのではないかと思うのです。

 ところで、今日は、少し早めに会場入りし、赤松校長先生と小倉公民館長に挨拶した後、来賓席に座っていると、「早起きは三文の徳」と言うべきか、二つも子どもたちと一緒の競技に出させていただきました。
 その時にふと感じたのは、出場する時に子どもたちと手をつないだのですが、子どもたちがなかなか最初は手をつないでくれなく、(そんなに怖かったのかなあ??)、半分無理やり手をつなぐと力が入っていないことに気づきました。

 なんとなく、子どもたちは自分以外の人の手も温かいということを知っているのかなと余計なことを考えてしまいました。

新たなご縁

2007年09月21日 23時29分02秒 | その他
☆☆★ 慶応義塾大学SFC研修所

 本市では、今年度、総務省の「地域ICT利活用モデル構築事業」の提案が採択され、下期から稼動しようとしています。
その中で、外部の方にお願いして協議会を組織しようと準備を進めていますが、ご縁があって、慶応義塾大学SFC研修所 上席所員の松澤佳郎さんと同じく高橋明子さんにご参加いただくこととなりました。

 そこで、本日、わざわざ東京からご挨拶に見えられ、ご協力いただくことになりました。
特に、松澤さんは松山市出身とお伺いし、なぜか心強く感じました。
 今後とも、よろしくお願いいたします。

ブログ、全国デビュー??

2007年09月21日 22時26分48秒 | その他
☆☆☆ ありがたい申し出

 今日、㈱ぎょうせいのガバメント(http://www.gyosei.co.jp/home/magazine/gover/gover_07060.html)出版社の方から電話があり、10月1日に電話取材をしたいという申し出がありました。
 最初は、本市独自の「松山市子ども育成条例」か、「放課後子ども教室」の件かなと思ったのですが、私のこのブログを紹介したいというものでした。
 正直、驚きました。
 最近、サボり気味のブログを取材したいというのですから、冷や汗ものです。

 取材理由は、他の公務員ブログとは毛色が違うということでした。(まあ変人ですから...)
自分ではまったく意識したことがなく、どちらかという物忘れが激しくなった自分を、その時々で忘れないようにしようと続けてきただけですから。
でも、こんな私のブログで全国の仲間が笑ったり、泣いたり、共感したりしていただけるのであれば、いいかなと了解しました。

 そういえば、最近、アクセス数が急に上がったり、久しぶりに会う方から「最近、ブログが更新されてませんね。楽しみにしてますよ。」などというお言葉を頂戴して、慌てて書いたりしています。ゴメンナサイ。

引き際の難しさ

2007年09月19日 23時30分12秒 | その他
★★★ 古田敦也選手兼任監督と松山の因縁

 今日のサプライズニュースの一番は、古田敦也選手兼任監督の今シーズン限りでの選手引退そして退団だと思う。

 中村時広市長曰く、松山でオールスターを開催できたのは、何人かの人たちに支えられたからでありますとのこと。
そして、その中に選手会長をしていた彼の尽力があったそうです。
そういう意味では、松山と古田敦也選手兼任監督は切っても切り離せない中なのであります。

 その古田敦也選手兼任監督のあまりにも早すぎる引き際。
 記者会見の席で、彼は何度も声を押し殺しました。
 恐らく、そこで止めなければ涙が溢れ出たのでしょう。
 歯を喰いしばり、必死で涙をこらえる姿は、自分の不甲斐なさや、悔しさや寂しさといった、さまざまな感情が入り混じり、それらがこみ上げては推し戻す、まさに野球一筋に自分の人生をかけてきた彼らしい姿でした。

 何かにひたすら打ち込める姿ほど、神々しく、そして周りに勇気を与えてくれるものはありません。
 彼は、そういう姿をヤクルトファンだけではなく、多くの野球ファン、そして野球に興味がない人までにも見せつけた事件があります。
 プロ野球史上、始めてのストライキです。
ストライキを決行した時、彼は自分のためではなく、仲間や野球を愛する人たちのために、そして日本の野球界の未来のために矢面に立ち、がんばっているという姿を見せてくれました。
その真摯な姿は、見るものすべての人を感動させたのではないでしょうか。

 そして、今日、彼はすべてを捨て引退をしてしまいました。
 彼には、残る選択肢がたくさんあったはずなのに、すべてを捨てました。
 彼は、一言も言い訳をしませんでした。
 「涙は嫌いだから、泣きません。」
 男の美学を見せつけるように。
 あまりにも見事な引き際でした。

 責任を取るということは、こういうことなんですね、古田さん。

上司の出番をつくる

2007年09月18日 22時15分59秒 | その他
☆☆☆ 粟井公民館

 今日、政策課のF君の依頼で10月に開催される「いじめシンポ」のパネラーとして樋野公民館長にお願いに行くことになりました。
いつもながら、F君のやり方を見ていると、その時々でターゲットにあわせ誰を当てると口説けるかの人選が非常にうまい。
それが例えば、上司であろうが部下であろうがです。

 通常、私たちの業界では、自分の担当でないと判断すると、いろいろと屁理屈を並べ立て断ることが多いのです。
私はというと、非常に単純ですので、頼まれるとイヤと言えないところがあります。(そのせいで部下が迷惑を被ることが多いのですが)
まして、元部下の頼みとあっては断れないし、その人間がその仕事に対して、どれだけ思い入れを持ち、情熱を入れているかがわかると捨ててはおけません。
まして、一時間半とか二時間で終わる仕事(平素から、今直面する仕事が何時間で完結できるかを自分の中で計算してしまう癖があり、そこに優先順位を加味して行動の始期を決めるようにしています。これは、部下に仕事を指示する時にも同様で、その人のスキルに合わせて自分の中でゴールを決めて指示しますから、そこで答が出ない時になぜだったんだろうと考えるようにしています。)なら、すぐに動くことにしました。

 粟井公民館の樋野公民館長はまっすぐな人で、地域活動にしっかりとした考えを持ち、行動をされておられる方です。
でも、今回の依頼は、さすがに容易に受け入れてもらえまいと、道すがら話しながら出かけました。

 案の定、樋野公民館長を口説くのは、大変でした。
 館長の言われる理屈の方が、「なるほど」と心の中で感心することばかりだからです。
 粟井公民館では「ジュニア・リーダー育成事業」を積極的に展開しています。
この事業をわかりやすく説明すると、「わんぱく集まれ、育てようガキ大将」というものです。
子どもたちの中に遊びや勉強会を通して規律社会をつくり、その中で子どもたちなりのルールをつくらせ、つくったら守らせるというユニークな取り組みです。
この実績を踏まえて、市民にその実績をぜひ披露したいというのが白羽の矢をF君が立てた理由です。
 それだけに、館長の出席は欠かせないのであります。
誰かに自分の行動を自慢したがるこのご時世に、シャイな樋野館長は表舞台に立とうと言う気がないのはよくわかります。
粘り強くF君は口説きます。
「樋野館長、ここはぜひ、松山市の子どもたちのためにお願いします。」
私たちも必死でした。

 少しだけですが、樋野館長の心が動いてくれたような気がします。
 最後は、「忙しい課長がわざわざ来てくれたけんなァ。しゃあーないわい。検討してみようワイ。」
ありがとうございます樋野館長。

 私は、付いて行っただけですが、
 落としどころまで計算していたF君、あんたはすごい。




自分で自分を成長させる人

2007年09月17日 01時40分11秒 | その他
☆☆☆ 自ら考え、自ら行動し、自分でチャンスをつかめ

 ㈱バーガーキング・ジャパン代表取締役社長の笠 真一(かさ しんいち)氏は、自分で自分を成長させる人とはどういう人かという問いに対して、2007・10月号のTHE21でこう語っています。

 即戦力という観点で考えると、
 仕事のおもしろさを感じられるかどうかで、
 成長する人とそうでない人の差がつくのかもしれません。

 氏は、立命館大学社会学部を76年に卒業し、日本マクドナルド社に入社し、さまざまな実績を積み上げた。その猛烈な仕事ぶりに同僚から「サイボーグ」と呼ばれたそうである。

 そして、猪突猛進、「笠流」即戦力を身につける方法として次の4つを掲げています。

 ①自己アピールでやりたい仕事を勝ち取れ
 ②厳しい仕事こそ、自分を伸ばすチャンスだ
 ③どんなものでもいいから特技をつくれ
 ④雑音を気にせず、自分の意見をもて

 なぜこんなことを急に書くかというと、このうち③を除く3つについては、ある先輩から耳にタコができるくらい言われて育った。
そのせいか、うちの業界人が得意とする「なまけ癖」がなくなった。
 
 今、まさに議会中である。
 議員さんの質問は必ずしも一つの課だけで対応できるものの方が少ない。
 つまり複数の課にまたがることが多いのである。
 そんな時、いかに他の課にその質問をふるかについてエネルギーを消耗する御仁がいる。
私のやり方は、少々、うちではないなあと思う時でも進んで受けることにしている。
 そして、担当者に答弁書の作成を投げることにしている。
 担当者にとっては、たまったものじゃない。
 でも、そこで嫌がったり逃げたりする職員を許さない。

 なぜなら、将来、この松山を背負って立つのは若い君たちなのだから。

マイ・ブーム

2007年09月15日 11時32分51秒 | その他
☆☆★ 不思議の水

 最近、自分の中で異常とも言っていいくらい凝っているものがあります。
 それは「スパーリング・ウォーター」です。
 ヨーロッパでレストランなどでお水を頼むと、普通のミネラルウォーターではなく、このスパーリング・ウォーターが出てきます。
当初は、この炭酸入りの水がなじめず、「なぜ、炭酸水を好むのだろう?」と思い、帰国しても不思議でならなかった。
 ただ、ヨーロッパでは湧き水にすでに炭酸が含まれているからだと単純に思っていました。


★☆★ トム・クルーズが飲んでいた水

 皆さんは、「トップガン」という映画を見たことがありますか。
 私は、この映画を見て、最初にしたのが革ジャンの購入でした。そして、ツテを頼ってUSAアーミーのワッペンを入手し、そのジャンパーに貼り付けてもらいました。
また、MA-1などを中心としたアーミージャンパーを東京へ行くたびに上野のアメ横に行き、一枚一枚集めるようになりました。そのため、クローゼットがそれらのジャンパーではちきれそうになったため、奥さんの強制執行にあいお気に入りが数点という有様です。
 元来、私は単純ですから、影響を受けやすい。
 特に、高校時代から映画小僧だったため、映画の主人公のファションや誰も気づかない小物を見つけては悦に入っていました。

 そして、このトップガンという映画から受けた影響の二つ目が、トムが劇中で乗っていたカワサキのバイクです。私は、にわかにこのバイクに乗りたくなり免許を取りに行くわけです。これが、中年ライダーの誕生秘話なのです。
 ただ一つ失敗したのは、私が取得した免許は中型バイクの免許(400cc以下)だったのですが、劇中で小さく見えたバイクが1200ccも合ったということです。(この時点で私がトムになれないのが決定したのです。)

 そして、影響を受けた3つ目が、トムが遅れてきたバーで注文を聞かれ、「ウォーター」とオーダーするくだりです。バーで注文するのに「水?」と違和感を覚えたものですが、出てきた水が、このスパーリング・ウォーターではなかったかと思うのです。また、そのグラスにはレモンかライムが落とされていたような気がします。


★☆☆ 偶然の出会い

 ある時、スタバにいった時にレモンのイラストの入ったスパーリング・ウォーターのボトルをレジの横で見つけ、ためしに買って帰りました。
ほのかなレモンの香りと炭酸がヘビーな食事を緩和してくれるように感じ、「これか!!」と。
つまり、味のついた炭酸飲料では食事の味を損なうけれども、限りなく無味な飲料水ならば損なうことがありません。
また、食べすぎを防止するには炭酸が抑制をしてくれますので相乗効果があるということです。
メタボの私には、このスパーリング・ウォーターが救世主のように思えてきたのです。
でも、このスパーリング・ウォーターがなかなか入手できないのです。
 そこでお薦めは、食事中に飲むのは無味な「クラブ・ソーダー(カナダドライ/コカコーラーボトラーズ社)」がいいでしょう。販売コーナーとしては、酒類コーナーに置いている可能性が高いようです。
 つぎに、食事以外の時は、スタバのレモン味のスパーリング・ウォーターがいいでしよう。
これはなかなか飽きがこないですよ。でも、最近、入手しづらくなっています。
誰か気づいたのかなあ....


久しぶりのユニクリ会議

2007年09月14日 23時39分25秒 | その他
★★☆ 私たちのミッション(使命)

 今夜、久しぶりに障害者就労支援を事業目的としたNPOユニバーサル・クリエートの会議がコムズでありました。
会員の中から、最近、ユニクリの活動が見えないとということを受けての会議でした。

 まず、銀行券裁断屑利用プロジェクト(過去に何度かこのブログで紹介)の方は、愛媛紙販㈱さんのご協力をいただき製品の目途がついているのですが、肝心の銀行券裁断屑が大量に供給体制に課題があり、実現化までにはまだまだ乗り越えなければならない壁があるようです。
でも愛媛紙販㈱さんは私たちの活動を理解してくれており辛抱強く待っていてくれています。本当に、ありがたい限りであります。

 また、松山の文化資産である「俳句(ハイク)」と観光土産を折衷した「ハイク帳」の開発についての紹介がありました。
表紙は千代紙か着物の古着生地を使い、中身は当然、銀行券裁断屑を混ぜた和紙で作られています。
そこで出しアイデアが巻頭に「まち歩きマップ」をつけてみてはということでした。

 次に、今、国が進めている「障害者の工賃倍増計画」にのっとり、これから都道府県単位でその取り組みが始まるそうなのだが、私たちの活動がこの中に組み入れられるように最善を尽くそうということになりました。

 この話の中で、次のような決議もなされました。
 障害者の就労の機会を増やすためには、しっかりとした企業とのコラボレーションをしていこうということになりました。
 また、私たちが第一義で考えるべきは、就労者のことであり、やりがいや生きがいを感じられるような仕事、そしてお客様から感謝されるような仕事づくりをしていこうということになりました。

 

仕事を愛するとは

2007年09月13日 23時39分23秒 | その他
☆☆☆ できるビジネスマンの条件(2007.10.THE21より引用)とは

 「仕事に愛されることを求めるものではなく、仕事を愛する」

 最近、自分の周りを見ていて楽しみながら仕事をしている人が少ないことに気づきます。一番は顔に出ます。仕事をやりすぎて疲れた顔と仕事がいやでたまらなくてする顔では自ずと違ってきます。
 去年、現職になってから言い続けてきたことは、「つらいことを楽しく、楽しいことをより深く」と。
でも、この言葉の意味がよく理解できないのか、理解する気がないのか、改善が見られない人がいます。
「どうせ...」、「私には...」、「あの人やからできるんよ。」と心で思われているのだろうなと思いながら見させていただいています。
心の中は、なかなか見えないもの。
そのためか、多くの方が油断をします。
若い頃の私ならば、「何とかその心を変えてあげたい」と思い、必死で相手の心を動かそうとしました。
でも、それでは人の心は動かないということがわかってきました。
 ただ、つらそうな顔をしていると何とかしてあげたいと思うのも人情です。

 ではどうするか。
まず、仕事に対する姿勢について少しアドバイスをいたしましょう。
自分が仕事をすることによって何か見返りを期待するのではなく、ひたすら仕事を愛するようにした方がいいということです。
お金やポストを求める前に、まず自分の仕事に精一杯の愛情を注ぐ。
「この仕事にやりがいを感じることができない」などと文句を言っている人は、そもそも仕事を愛する気持ちが足りないから、そうなっているのかもしれないと思いませんか。

 また、プライド(自尊心)をもっている人こそが、周囲に尊敬される人になれると思うのです。
そして、プライドをもっている人はオーラが出ていると思うんです。

 まだまだ発展途上にある人が目標を達成するためには、「常識にとらわれないこと」がコツらしいです。
「そんなのムリ」と思うのが普通であり、常識というものです。
そんな常識なんかおかまいなしにぶつかっていく。
それが勝因のすべてです。

 最近、私の部下全員に、提出物の遅滞や地域の人たちとの協調関係についてメッセージを送信しました。
このことにより、波風が立ったようです。
 私自身は、深い意味があったわけではありませんが、気障な言い方をすると、部下を指導するときに心がけていることは、その人の未来を見ながら指導するようにしているということと、それゆえに起こした行動なのです。
この人は、「将来、こんな夢があるんだって言っていたから、こんなスキルや素養が必要になるだろうなあ」と。
ならきっと、今、ここで厳しく指導しなければ、描いているとおりならないなと。

 去年、個人個人に人事ヒアリングをさせていただいた時に、まず聴かせていただいたのは、「あなたの夢は何ですか?」でした。
今、この時さえ良いのであれば、こんな質問はしません。